日記・コラム Feed

2020年5月 7日 (木)

オンライン(同窓)会

 新型コロナウイルスの影響で同窓会は延期になりましたが、その前にオンライン会をすることになったそうです。幹事さんからスマホやパソコンに会議用アプリ「Zoom」をインストールしてくださいとメールがきました。

 『う~ん、インストールができても使い方がわからん!頼りの息子はいないし・・・』ここは欠席ということで参加しない(できない)ことにしました。

 ずっと専業主婦で会議など縁のない私はLINEも上手く使いこなせないのに、Zoomはハードルが高すぎました。( ̄~ ̄) 

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 外出を控えている間ついパソコンに向かう時間が長くなってしまいますが、でもこんな素敵な動画を見つけました。美しいイタリアのために毎日祈っています。


YouTube: ITALIA - Scusate se è Poco!!! ( #andrà tutto bene )

2020年4月25日 (土)

Joan Baez

 今日は聖マルコ福音記者の祝日です。聖マルコといえばヴェネツィアの聖マルコ大聖堂(Basilica di San Marco)を思い出します。

 今は新型コロナウイルスでとても苦しんでいる水の都ヴェネツィア。毎年多くの観光客が訪れるサン・マルコ広場にも人影はありません。

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  新型コロナウイルスと戦う人達へジョーン・バエズが歌っています。彼女からの応援には特別な力を感じます。


YouTube: Joan Baez (2020) for all the Heroes

 ひょっとして、もしかして、ジョーン・バエズを知らない?そんな方にはこの動画を見てもらいたいです。⇩


YouTube: Joan Baez - Diamonds And Rust (subtitulado)

2020年4月24日 (金)

想うこと

 新型コロナウイルス関係のニュースが毎日流れています。その中でも昨日の岡江久美子さんの訃報には驚かれた方もたくさんおられるでしょう。彼女や残されたご遺族へのあたたかいメッセージが流れていました。

 一方では感染した赤塚学園の生徒さんに対する抗議、誹謗中傷が日に100件も。ウイルスは目には見えません。誰でも何処でも感染する可能性はあります。誹謗中傷している人たちもいつ同じ立場になるか・・・可能性ゼロではありませんよ。

 この新型コロナウイルスによって主は私たちの心=愛を試されています。この試練の時にこそ復活されたキリストと共に主が教えてくださった道を歩みましょう。

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2020年4月23日 (木)

アレルヤ!

 復活節なのに今一つ喜びが・・・、ラジオから流れるのは暗いニュースばかりです。

 不要不急の外出は避け、家でマスクを作ったり音楽を聴いたり読書をしたりメダカにエサをあげてはぼーっと眺めたり、ニャンズとお話したり・・・ゆるーい生活を送っています。唯一主日のごミサに与ることが刺激ですが、これもいつまで出来ることか。

 この曲を聴くと心に火がつきます。くすぶっていた歓喜が再び燃え上がる感じがします。まだまだ復活節、アレルヤ!アレルヤ!


YouTube: Longe mala, umbrae, terrores, RV 629: IV. Alleluia

2020年4月19日 (日)

皆さん聴いてください

 皆さんもご存知のようにイタリア北部では新型コロナウイルス感染が特にひどく、医療従事者も多く亡くなられています。

 今日は YouTube の動画を紹介します。北イタリアのベルガモ(ヴァイオリンの制作で有名な町)の音楽家が作った曲です。これは著作権などすべてがベルガモ医療従事者支援に使われます。

 LINEでの拡散をお願いされたのですが、私の LINE友達の数は片手で足りるくらい少ないので、このブログにも載せることにしました。きれいなメロディー、聴いているといつの間にか一緒に「Rinascerò Rinascerai」と口ずさんでいます。一人でも多くの方がYouTubeで聴いてくださいますように!


YouTube: Roby Facchinetti - Rinascerò, Rinascerai

神のいつくしみの主日

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お店で見つけたイースター:ひよこパン

 教皇ヨハネ・パウロⅡ世は今日「白衣の主日」と呼ばれていた「復活節第2主日」を「いつくしみの主日」と定められました。

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 神のいつくしみに気づいていない人のなんと多いことでしょう。特に人は自分が苦しみや困難、悲しみの中にある時、主のいつくしみに気づかないものです。しかし本当はそんな時にこそ主のいつくしみが働いているのではないでしょうか。

 主のいつくしみを特に必要としている人たちのために祈ります。

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2020年4月16日 (木)

税金は正しく使ってほしい!(2)

 新たなニュースで、新型コロナウイルス感染患者の治療にあたる医師不足を補うために、無給の研修医をおくっているとのこと。研修医自身が感染した時の保険・労災についてはっきりしていない状態で、無給のまま働かせるなんて、信じられません。

 看護師の不足も深刻です。現場を退いて休んでいる看護師さんたちへ報酬を充実させて現場復帰を促すことも必要でしょう。医療従事者のためにこそもっとお金を使うべきです。

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2020年4月15日 (水)

税金は正しく使ってほしい!

 東京都内では救急車で救急搬送される患者さんが「新型コロナウイルス感染の疑いがある」と病院に報告すると、受け入れてくれる病院がなかなか見つからない事例が増えているそうです。病院側にすればウイルス対策がなく、看護師たちを含め院内感染になる可能性のある受け入れはできないでしょう。そんな中、次のようなニュースがありました。 

新型コロナウイルス感染症に対する追加の緊急経済対策として、所得制限を設けず、国民1人あたり10万円を給付するよう要請。首相は「方向性を持ってよく検討したい」と応じた。

 今日にも家賃や食費に困っている人達には10万円でも30万円でもできるだけ早く給付するべきだと思います。しかしそうでない人に今お金を配る必要があるのでしょうか?マスク(466億円?)にしても同じです。

 今お金を使うべきところは感染の疑いのある人や感染した人たちを受け入れる病院とスタッフでしょう。中国のように簡易病院を立ててはどうですか?国境なき医師団は世界中でウイルス感染対応の経験があります。彼らにアドヴァイスをもらい救急搬送の人が一人も断られない体制作りにお金を使ってほしいです。

 また、医療用マスク、防護服、酸素吸入器、人工呼吸器、そして何よりもワクチンの開発のために。

 あれだけ「新型コロナウイルスと闘う」と威勢よく言うのなら、本気で考えてください私が10万円もらっても貯金するだけで、払った税金の一部が戻ってきたとしか思えません。政府には「私が払った税金は有意義に正しく使ってください」と言いたいです。

 最近「むっ」とすることが多くて、少し熱くなっています。四旬節の反動かな?相変わらずアナグマは来るし、わたしを怖がらずにじーっと見つめます。

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2020年4月13日 (月)

待てなかった

 皆さん、昨日の教皇様の祝福 「Urbi et Orbi」を受けられましたか?私はできませんでした。楽しみに待っていたのです。

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 インターネットで夕方6時(ローマ10時)から教皇様の復活主日のごミサに与りました。説教も無くいつもよりずっと早く終わりました。続けてすぐに祝福があるのかそれとも例年通り8時(ローマ12時)からなのか・・・少し悩んだのですが・・・「きっと教皇様は少し休まれていつもの時間に始めるでしょう」と勝手に思い、私は夕食へ。食事を終えて戻るとなんと祝福は終わっていました。録画を見ると、教皇様はごミサの退場後しばらくして再び登場されていました。

 わたしが待つことよりも夕食の方を選んでしまった結果です。(反省)待つことは大切ですね。そしてどんな場合でもその結果を受け入れることも大切です。

2020年4月12日 (日)

ご復活の主日

21_2 主イエズス・キリストはまことに復活されました

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 イタリアの教会の主日のごミサで唱えられていたアレルヤ唱を見つけました。

 私の知っている「アレルヤ唱」と曲は同じですが歌詞が少し違います。⇩

Signore nostro tu sei risorto 

Tu sei la luce del mondo

Singore nostro tu sei risorto 

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Alleluia ×10回


YouTube: Alleluia (canto per Cristo)

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 ケーキに卵、キッシュにワインと今年もお祝いができました。カプレーゼとキッシュは娘が作ってくれました。ケーキも娘からのお土産、伊万里の聖母トラピスチヌ修道院のマーブルケーキです。すべてぜ~んぶ美味しかった!

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 そして何よりもご復活主日のごミサに与ることができたのは最高のお恵みと喜びです。主よありがとうございます。

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 ごミサに与ることのできなかった多くの方々のために祈りました。そしてこの新型コロナウイルスが一日も早く終息しますようにと。

2020年4月 4日 (土)

春になると

 猫たちの餌を横取りしていた正体は「ニホンアナグマ」。息子が教えてくれました。私はずっとハクビシンだとばかり思っていました。

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 北海道以外全国に生息しているそうです。この辺りは空き地が多いので、穴を掘って住み家にしているのでしょう。冬の間ずっと姿を見ないと思っていたら、どうやら冬眠していたようです。春になって目覚めて活動を再開した模様。家に住みつくハクビシンでなくてよかった。

 でも常連客になられても困るので、猫たちが食べ終わったらお皿はすぐに下げるようにします。自分がいかに田舎に住んでいるかを実感しました。

 春になるとアナグマが目覚め、鶯が鳴き、菜の花が咲きほこり、桜吹雪が舞います。春っていいですね  heart

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高千穂牧場:桜と菜の花と鶯の声  noteホーホケキョ~ !

2020年4月 3日 (金)

ただ驚く!失望・・・そして希望

  ここ数日は何とも言えない失望感に襲われ、時々不満がこみ上げました。今日十字架の道行きをしてご聖体をいただき、やっと「主よあなたが望むことを私も望みます」と言えるようになりました。

 今は祈るだけです。主はすべて知っておられるので、ここで私の思いを書く必要もありません。

 

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ロシアでも祈っています。


YouTube: МОЛИТВА ВО ВРЯМЯ РАСПРОСТРАНЕНИЯ ВРЕДОНОСНАГО ПОВЕТРИЯ АРТ ГРУППА ЛАРГО

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2020年3月30日 (月)

来週は聖週間

 

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 新型コロナウイルスが広がる中、今まで国からの指針に従ってきた教会の方針に何か釈然としないものを感じています。不安や恐れからあまりにも保身に走り過ぎているような気がします。でも国分教会はそうではありません。

 「主は『恐れるな』と言っておられます。たとえこの世のいのちを失っても、永遠のいのちを信じているのなら、何も恐れることはありません」と。自分が新型コロナウイルスに感染して亡くなるか、他の病気で亡くなるか、事故や災害で亡くなるか、老衰で亡くなるか、私たちにはまったくわかりません。司祭様が率先してこの世の死を恐れるのではなく、私たちには永遠のいのちがあることを話して励ましてくださることを願います。

 主キリストはご聖体を制定され、私たちの罪の贖いのために十字架上で亡くなられました。そして復活され、今も私たちと共にいてくださいます。健やかな時も、死を迎える時も主は共にいてくださいます。恐れることはありません。

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 主が私たちへ回心への呼びかけをされています。主の声に耳を傾け、このウイルス感染の終息を願いましょう。

2020年3月26日 (木)

Jim Capaldi

 ある一つのUSBに保存してあったフォルダの写真がほとんど破損していました。ウイルスに感染?不良品?USBに保管しているからといって絶対に安全ではないのですね。機械を過信してはいけません。

 失ったものは仕方ありません。私がいつも言っている通り「形ある物はいつかは壊れて無くなる」です。

 暗いニュースや大切なものをなくした喪失感に落ち込んでいても仕方がありません。好きな曲を聴いて気持ちを奮い立たせることに。

 この曲「Don't Be A Hero」は歌詞全体の意味(ファラオの娘が何とか・・)はよく理解できないのですが、曲とCapaldiの声に魅かれて40年以上も聴き続けています。

 初めはレコードで、後に自分でレコードからCDにコピーして(ノイズがいっぱい)聞いていました。彼は15年前にすでに亡くなっていますが、最近彼の中古のCD「Oh,How We Dance」を手に入れました。おかげで良い音で聴けるようになりました。


YouTube: Jim Capaldi Don't Be A Hero


YouTube: Oh How We Danced Track 7: How Much Can A Man Really Take


YouTube: Oh How We Danced Track 8: Oh How We Danced

2020年3月12日 (木)

「天に宝を積む」

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 卒業する学生の皆さん、トマさんの話は高校生に限らず、卒業するすべての学生に贈りたい話です。

 [トマさん祈りの部屋より] 高校を卒業する皆さんは、いよいよ自分の人生を歩み始めます。その第一歩を踏み出すに当たり、最後の言葉を送りたいと思います。『天の国に宝を積め』、イエスの教えです。「この世」に富を蓄えても、死んだら無一物で何も持っていけません。死んだ時に私たちが手にしているのは、所有していたものではなく、人々に「与えた」ものです。それが唯一自分に残るものなのです。自分の時間を与える。自分の愛情を与える。自分の大切なものを与える。誰かのために自分を与えるのです。こうして「天国に宝を積む」のです。(2020/02/14 高校三年生、最後の朝の説教より:小寺神父)

 世間一般では名誉やお金を手に入れた人が成功者と言われています。そしてそれを目標に頑張るようにと親、先生方は生徒を激励します。名声やお金を手に入れることは悪いことではありません。でもそれで終わりではありません。手に入れたものを他人のためにいつでも喜んで手放せる、そこが大切なのです。そうできるのがキリスト者、キリストの教えを生きる人です。

 「人それぞれの能力は神が与えてくださったもの。それは自分のために使うためではなく、他の人のために使うために神が与えられた」とは、私の友人から聞いた言葉です。トマさんが言っていることと同じですね。

2020年3月 6日 (金)

十字架の道行きとノヴェナ

 私は今年の四旬節中の金曜日にはK教会へ行って十字架の道行きをしています。そして、個人的には「聖ホセマリア・エスクリバーへのゆるしのための九日間の祈り」も。九日間だけでなく復活祭まで何度もくり返します。

 この祈りは本当に素晴らしいので他の皆さんにも薦めたくて本の注文をしようと思ったのですが、どこも品切れで再入荷の予定も未定とのこと。手に入らないと言われればますます欲しくなります。

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 四旬節・待降節にこそこのノヴェナの祈りを!再販されますように!(゚∀゚人

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主日のごミサを中止する教会について

 国内でも新型コロナウイルスの理由で主日のミサを信徒無しでたてる教会があるようです。代わりにネットでごミサを配信して、霊的聖体拝領を勧めています。若者はそれでよいとして、スマートフォンやパソコンをしない人たちにはちょっと・・・。

 ごミサに与りたい人もいるのですからごミサを立てて、感染が心配な人は与らなくてもよいし、それは罪にはならないと司教様が説明すればよいのです。またごミサの時は隣の人と離れて座り、体調が少しでも悪い時には絶対に与らないように徹底すること。信徒にごミサに与る、与らないの選択の余地を残してほしいと願います。遊技場やレストランなどは営業中止になっていないのですから。

 S神父様も言っておられました。「自分の命を保とうとする人はそれを失い、わたしのために命を失う人は、それを得るであろう」(マタイ10:39)です。

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2020年3月 2日 (月)

ご聖体拝領(重要)

In my experience of nearly three decades of distributing Communion in both ways, on the hand and on the tongue, to whole congregations on the hand nearly exclusively with a few exceptions, and also to whole congregations on the tongue nearly exclusively with no exceptions during the Novus Ordo and no exceptions at the TLM, is that rarely – rarely – do my fingers come into contact with tongues but very often, nearly always, there is contact with my fingers and hands.

Let me repeat: When distributing Communion directly on the tongue, I rarely, rarely, have any contact with the tongue. When distributing on the hand, there is often, quite often, contact with the communicant’s fingers or palms.(Fr.Z)

 教会は流行しているウイルスに関連して、ご聖体は舌ではなく手で受けるようにと指示しています。それは司祭が感染している人の舌に触れてしまい他の人に移してしまう可能性があるからという理由です。

 しかしこの理由についてFr.Zは舌に触れることはほとんどなく、それよりも手に授ける時に手や指に触れることの方が多いと言っています。

 またこれは私の考えですが、「外出から帰ったらよく手を洗う」、「外では手を洗うまで手を口に持って行かないように」と注意喚起されています。ご聖体拝領までの間にもし手にウイルスがついていたとしたら、その手でご聖体をいただくことは舌で直接いただくよりもっともっと感染率は高くなります。ましてや献金をする時はお金を触りますし、平和のあいさつの時に握手をする人や、主の祈りの時に手をつなぐ(私は絶対にしませんが)人達・・・。

 よって私はご聖体拝領は手よりも舌の方がずっと安全だと思います。舌でのご聖体拝領に戻りなさいとのしるしではないでしょうか?私はこれからも舌でいただきます。司祭様方は慌てずに、ゆっくりと落ち着いて私の舌に触れないようにお願いいたします。wink

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2020年3月 1日 (日)

ヒイラギナンテン

 今日のKカトリック教会のS神父様のお話はもっともでした。私も『そうだ、その通り』とついうなずいてしまいました。ウイルスを理由にごミサには与らずに買い物や食事には出かける人。店や遊技場は開いているのに主日のごミサを立てない教会???何かがおかしい!

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 家の庭には名前のわからない木があります。私の父が植えたものや、夫がもらってきたものなど。

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 これはクリスマスカードに描かれているヒイラギの葉に似ていますが赤い実はつけずに黒い実がつきます。今頃黄色い可愛い花が咲きます。なんという名前なのかずっと気になっていましたが「ヒイラギナンテン」という名前だとわかりました。不思議なことに名前がわかると意識して肥料や水をあげて面倒を見るようになるものです。

 名前って大切ですね。だからペットにも必ず名前をつけますよね。

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ぼくの名前は俊成(しゅんぜい)です。ヨロシク!

2020年2月23日 (日)

フェアウェルコンサート

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 昨年と同様に娘に誘われて「ハイドン協会合唱団」のフェアウェルコンサートへ行ってきました。合唱団が解散するので文字通りお別れコンサートでした。

 私は昨年のコンサートでハイドンの魅力に目覚めたばかり。これからのコンサートを楽しみにしていたので、なくなってしまうのは本当に残念です。

 今回のサルヴェ・レジナやミサ曲は初めて聴く曲でしたが、素晴らしい指揮者、演奏者と合唱団そしてソリストの方々のおかげでハイドンの魅力を改めて知ることができました。とても良い時間を過ごせました。皆さんにありがとう!

2020年2月22日 (土)

聖ペトロの使徒座(祝)

 毎日新型コロナウィルスのニュースがはいってきます。今までに亡くなられた方は1700名余り。しかし去年すでに6000人以上の人が亡くなっている国があるというニュースは届きません。

 それは感染力の強い「はしか」がコンゴ民主共和国で今も猛威を振るっていることです。しかも亡くなる人の73%は5歳未満の子どもです。自分に直接関係のないことには無関心な私たち。マスコミも取り上げるニュースを選びます。しかしキリストの教えを信じている人なら、貧しく虐げられている弱い人達にこそ目を向けて助けるべきでしょう。誰も手をさし出そうとしない人たちにこそ手を差し伸べるのがキリスト者です。皆さん国境なき医師団を通して助けの手を差し伸べましょう。➡ https://www.msf.or.jp/

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 教皇ベネディクト16世が「聖ペトロの使徒座」について話されたことです。

・・・キリストは、ペトロを「岩」として選び、その上に教会を建てました(マタイ16・18参照)。ペトロは、主の昇天と聖霊降臨の後、エルサレムでその奉仕職を開始しました。教会の最初の「座」は二階の広間でした。二階の広間は、イエスの母マリアも弟子たちとともに祈った場所です。おそらくこの場所で、シモン・ペトロに特別な地位が与えられました。その後、ペトロの使徒座はアンティオキアに移りました。・・・「弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになった」(使徒言行録11・26)この町で、ペトロは最初の司教になりました。・・・このアンティオキアから、神の摂理に導かれて、ペトロはローマに赴き、そこでペトロは殉教し、その福音への奉仕の旅を終えます。だから、ローマの聖座は、深い栄誉を与えられると同時に、キリストによってペトロに委ねられた使命をも与えられているのです。・・・こうしてローマの聖座は、ペトロの後継者の座として、また、ローマ司教の「司教座」として知られるようになりました。この「司教座」は、自分の群れを牧するようにキリストに命じられた使徒の座を表します。・・・ローマの司教座はその神の民全体を導く使命をも表しているのです。・・・・・サンピエトロ大聖堂の後陣には、使徒の座を表す彫刻が置かれています。これはベルニーニの円熟期の作品です。この彫刻は、教会の四人の博士の彫像で支えられた、巨大な青銅の玉座の形で作られています。四人の博士のうち、二人は西方教会の聖アウグスチヌスと聖アンブロジオ、二人は東方教会の聖ヨハネ・クリゾストモと聖アタナシオです。(教皇ベネディクト16世の話 2006年2月22日

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