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2023年12月

2023年12月26日 (火)

聖地ベツレヘムご降誕ミサ


YouTube: MIDNIGHT MASS FROM THE HOLY LAND - 2023-12-24 - SOLEMN MASS OF CHRISTMAS & OFFICE OF READINGS FROM T

聖ステファノから聖家族まで

 

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 聖ステファノ殉教者、聖ヨハネ使徒福音記者、幼子の殉教者そして聖家族と祝日が続きます。特に降誕祭の翌日の聖ステファノの殉教は『迫害を受けた時に信徒ならこうありたい』と私たちを勇気づける理想の姿です。

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 幼子の殉教は主のみ旨は時には私たちの思いとはまったく違うということを教えてくれます。ある人達はこの世の命に執着して、いつも健康で出来るだけ長生きすることに異常なほど熱意を注ぎます。健康に気を遣うことは良いことですが、しかし主はこの幼子たちのように突然命を奪ったり、予期しない病を与えることもあります。そう、私たちは主のみ旨の内に生かされているのです。幼子たちはこの世での命は短くてもまっすぐに天国へ行きました。この世で長く生きることはできなかった幼子たちは誰よりも早く天の国で素晴らしい恵みをいただいたのです。そのことがわからなければ殉教は理解できないでしょうし、この世の命に執着し続けることでしょう。

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 今年はクリスマス・イヴと同じく聖家族の祝日も主日と重なりました。平和の基は家族です。小さな家庭の中に平和を築けなければ、広い世界で平和を築くのは困難でしょう。

 私たちはクリスマスに幼子イエズス・キリストに近づいたのですから、今こそ家族の中でお互いを赦し、受け入れ合えるはずです。だってイエズス・キリストこそが平和だから。

 家族の間で憎み争うほどのことはなくても、お互いに何かわだかまりや不満はあるかもしれません。すべてゆるし合いましょう。そして気持ちよく神の母聖マリアの祭日を迎えましょう。

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オカリス司教様のクリスマスメッセージ

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 今年は教皇様のUrbi et Orbiの祝福を受けることもなく(と言うより忘れていました)、オカリス司教様のメッセージをYouTubeで見ました。

フェルナンド・オカリス司教様のご降誕のメッセージです。

           ⇩

https://www.youtube.com/watch?v=ABF_X_mXvRU

2023年12月25日 (月)

クリスマスおめでとうございます!

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  イエズス・キリストのご降誕おめでとうございます!

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                (Prelature of Opus Dei より)

 今日はご降誕祭Christmasです。皆さんChrist の Mass に与りましたか?きっと聖堂は美しい聖歌につつまれて、馬小屋には聖母や聖ヨセフ、羊飼いたちに囲まれた可愛いイエズス様が、飼い葉おけの中で安らかに寝ていたでしょう。

 救い主は私たちと同じ赤ちゃんの姿でこの世に来られました。なんて美しい神秘でしょう。せめて今日だけは一日中イエズス様を見つめていたい、そんな気持ちです。

 JASNA GÓRA Basilica (バジリカ ヤスナ・グラ )でのGolec uOrkiestraの「しずけき」note


YouTube: GOLEC uORKIESTRA - CICHA NOC, KONCERT KOLĘD I PASTORAŁEK DVD +CD, JASNA GÓRA

 そしてポーランドの子どもたちのクリスマスの歌heart04


YouTube: A wcora z wiecora - Golec uOrkiestra [TEKST]

 

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 Kカトリック幼稚園の子どもたちは毎年クリスマスのミサでこの「世界ではじめのクリスマス」を歌います。みんな長~い歌詞をよく覚えていて、元気よく歌います。本当のクリスマスを知っている子どもたちです。heart


YouTube: 世界ではじめのクリスマス "Sekai De Hajime No Christmas" (The Very First Christmas) | 歌と演奏:NCM2 CHOIR

 昨晩はいつものようにOpłtekでお互いに一年間の感謝をしました。このポーランドのクリスマスの良い習慣はずっと続けていきたいです。

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2023年12月24日 (日)

ヌスッカ教区の21人の助祭叙階式

 

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 ナイジェリアのヌスッカ教区の助祭叙階式をYouTubeのliveで見終えたところです。素晴らしい!としか言いようがありません。21人もの助祭が誕生しました。

 ナイジェリアはキリスト教徒への迫害がひどい所です。その中でこれほどの召命があり、後に続く神学生も沢山見えました。不思議なことに歴史を振り返ってみてもわかる通り迫害があるところには強い信仰が生まれます。またミサ典礼を大切にしている教会にも注目です。

 叙階式ミサでのご聖体拝領⇩

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 私にとってクリスマスを迎える前の嬉しい出来事でした。

2023年12月20日 (水)

消防署で働くニャンコたち

 またまたRUSSIA BEYONDから、いい話だにゃ~cat

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https://jp.rbth.com/lifestyle/88718-shoubousho-de-hataraku-neko

2023年12月17日 (日)

Gaudete Sunday

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 ヴァチカンでもクリスマスツリーとプレゼピオの準備ができました。あとは幼子イエズス様を待つだけです。

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 今年のプレゼピオは伝統的で良いですね。ただ羊飼いではなく何故か聖フランシスコと仲間たち(多分)が囲んでいるのはちょっと不思議な気がします。もしかして教皇様を喜ばせるため?私はやはり羊飼いにしてほしかったsign01

 ところでベトレヘムの聖誕(降誕)教会でのクリスマス、今年はどのように迎えるのでしょうか?このような時・場所でこそ、幼子の姿のイエズス様はわたしたちの希望の光となります。

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 今日はGaudete Sunday、3番目のローズ色のロウソクに火を灯し、司祭様はローズ色のカズラでごミサを捧げます。クリスマスまで一週間!


YouTube: Veni Veni Emmanuel

2023年12月15日 (金)

祈り

 クリスマスを迎える準備中。料理のプランはどんどん進むのに、肝心な心の準備が・・・。そんな中久しぶりに聖ホセマリアの『拓(ひらく)』を読み、祈りについてあらためて教えられました。
 
448 時間がなかったから祈らなかったって? 時間はあるではないか。それだけでなく、主のみ前で黙想し、仕事を整える努力をしないで、どんな仕事をするつもりなのだろう? 神と語り合わずに、その日の仕事を完全にやり遂げるなど無理な話ではないか? あなたの言い分は、授業をするのに忙しくて勉強する暇がない、と言うに等しい。ところで、勉強せずに良い授業などできるはずがない。

祈りはすべてに優先させなければならない。それが分かっていながら祈りをしていないのなら、時間がないなどと言わないでほしい、ただ単に祈りたくないだけなのだから。

451 念祷は、修道者の特権ではなくて、神の子であることを自覚するキリスト者全員の務めである。
 
477 ロザリオとは、口だけを動かして「アヴェ、マリア」を次から次へと、ぶつぶつ言いながら唱えることではない。そのくらいなら、いわゆる信心ぶった人たちも実行している。キリスト者の場合、口祷とは、心に根を下ろしたものでなければならない。ロザリオを唱える間、心が一つひとつの玄義の中に入り込み、黙想するのである。
 
• ホセマリア・エスクリバー・デ・バラゲル著『拓』の「祈り」の章より。 
 
 
 

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 そして教皇ヨハネ23世も日記にこう書いています。
 
229 こんなやり方で恵みを祈り求める私の声を聞いたら、イエズスは大いに忍耐を強いられることだろう。・・・・・祈りは、数を少なく、しかもゆっくりと――ーだれかと語り合うくらいゆっくりと――ー唱えるべきだ。・・・・・  

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2023年12月14日 (木)

美しいミサ


YouTube: Holy Mass on the Solemnity of Our Lady of Guadalupe offered by Cardinal Burke

 バーク枢機卿様のミサ

2023年12月13日 (水)

グアダルーペの聖母のミサ


YouTube: Highlights 12 December 2023 Holy Mass on the Feast of Our Lady of Guadalupe Pope Francis

 フランシスコ教皇様の「グアダルーペの聖母のミサ」です。


YouTube: 12 December 2023 Holy Mass on the Feast of Our Lady of Guadalupe Pope Francis

2023年12月12日 (火)

グアダルーペの聖母

 昔から戦争や災害で世の中が不安になると聖母が現れたり、聖母のご像が血の涙を流したりするようです。すでに天の国に上げられた無原罪の聖母が私たちを励ましたり、警告したりするのはわかるのですが、聖母が泣く?ということには疑問に思っている人もけっこういるようです。

 ある村の聖母像が血の涙を流すというので調べたところ豚の血だったとか、メジュゴリエ巡礼で買ってきた聖母像から流れた血の涙は男性の血液だったとか。ファティマの聖母顕現の頃と違い、今は科学技術によって空に聖母像を描くこともできる時代ですから、聖母の偽出現や偽奇跡には気をつけましょうcoldsweats01

 そこでグアダルーペの聖母顕現はどうでしょか?私はこちらは本物の聖母ご出現だと信じています!heart なぜならカトリック教会が公認しているから。happy01

 因みに秋田の聖母や津和野の聖母、ラ・バンの聖母、すべての民の聖母、奇しき薔薇の聖母、ガラバンダルの聖母、他にも多くはまだ教会の公認はありません。中には地元の司教のみ認可しているものもあります。 

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 1531年12月9日メキシコのテペヤックの丘でインディオのファン・ディエゴに聖母がご出現されました。私はずっと勘違いをしていて、グアダルーペは地名だと思っていました。ところがグアダルーペ=聖母のことのようです。描かれるグアダルーペは褐色の肌と黒い髪の聖母です。

 1895年教皇レオ13世によって承認され、また2002年ファン・ディエゴは列聖されました。ファン・ディエゴに起こった聖母顕現と奇跡はよく知られているのでここでは省きます。

 Canto Catolico がグアダルーペの聖母賛歌を歌っています。美しい歌声をどうぞ!


YouTube: Himno a la Virgen de Guadalupe | Canto a la Virgen María

2023年12月 8日 (金)

無原罪の聖マリア

 

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 無原罪の聖マリア(無原罪の御宿リ Immaculata Conceptio Beatae Virginis Mariae)の祭日です。

  1904年12月8日「無原罪の御宿リ教義宣言五十周年記念」日のロンカリ神父(教皇ヨハネ二十三世)の日記より。

「ローマ中が競い合って聖母をたたえ、聖母への愛を示そうとはりきっていた。信者でいっぱいの大聖堂、荘厳を極めた祝祭、地上で最もあがめられているこの場所で、汚れなきマリア像が後ろの高所から、輝く光に照らされて、盛装された教皇にほほえみかけているようで、世界各地から集まってきた枢機卿や司教、その他の聖職者一般信者にも、あいさつしているかのようだった。そして盛大なミサが執り行われている間、ペロシ作曲の聖歌が聖堂中に響いたが、それはまるで天使の合唱のように、この巨大なクーポラを高く昇っていった。なんとすばらしい信仰の光景、何とすばらしいマリアの勝利!」

 と書かれています。人々の篤い信仰と美しく荘厳なミサの光景が目に浮かびます。私たち日本の教会も無原罪の聖マリアの祭日をもう少し大切にしてお祝いしたらよいと思います。

 ナイジェリアの美しい聖母賛歌です。


YouTube: Immaculate Mary || song

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 今日は新型コロナウイルスワクチン7回目を受けに行きます。約3か月前に受けたばかりなのですが、持病のある私は受けておいた方が良いと思って。以前感染した時にもとても軽い症状と後遺症もまったくなかったのはワクチンのおかげだったと思います。中にはワクチンが合わずに亡くなられたり、後遺症で苦しんでおられる方もいると思います。けれど、ただ安易にワクチンは危険だからといってすべての人に受けないように勧める人も私の周りにいますが、それはどうなのでしょうか。私のようにワクチンの効果のある人もたくさんいると思うのですが。

2023年12月 5日 (火)

アメリカでは跪く・日本では立つ

 これはFr.Z’s Blogに載っていたアメリカ合衆国での話です。ある司祭が聖変化の時には立つように言い、言われた信徒は困っています。アメリカでは聖変化の時には跪くように求められているからです。一方日本司教団が決めたのはこれとは正反対で「立ちなさい」です。

 Priest  told my CCD class NOT to kneel at the Consecration

From a reader…

QUAERITUR:

An assistant priest at my parish is telling my ccd class not to kneel during the Consecration of the Eucharist during mass. Any advice?

・・・・・・・・・・・・・・・

First step, contact the pastor and ask him. Secondly, contact the diocesan office of Divine Worship.

Many priests say silly things – sadly, ordination does not infuse the ordinand with wisdom or even smarts. In the 1970’s, there was a movement to violate liturgical law and make the faithful stand during the consecration. In some places, this practice became “normal” even though it was a violation of the law (and also stupid).

The current norms in force in the United States require that the faithful kneel from the end of the Sanctus through to the end of the Canon.

 聖変化の時に立つのと跪くのとではどちらがふさわしいと思いますか?日本では「立ちなさい」と決められているようなので、私も立っていますが・・・。いつも違和感を感じています。weep せめて跪きたい人はそうしても良いという選択肢を認めてほしいです。ただの統一感だけを理由に全員立つように決めるのは違うような気がします。アメリカで跪くように求められているのは統一感のためではなく、キリストの前でのふさわしい姿勢が跪くことだからだと思います。動作の意味が大切なのでは?

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  愛のきわみなる わが主イエズス

  永遠(とわ)のいのちぞ 与え給え

  秘跡にこもりて 主来たります

  いざ迎まつらん へりくだりて  

               (カトリック聖歌71番)

2023年12月 3日 (日)

待降節

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 待降節第一主日です。また聖フランシスコ・ザビエルの記念日でもあります。私たちにとっては特に身近で大切な聖人です。なんといっても日本に初めてカトリックを伝えた人ですから。今日は聖フランシスコ・ザビエルに感謝をして、降誕祭を迎える心の準備を始めたいと思います。

 先ずは祈りから。本棚を見ていた時、昔読んだ『祈りの小路』という本を見つけました。私は良書は必ず取っておくので、あらためて読みました。例えを用いて祈りについてわかりやすく書いてあるとても良い本です。

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 私はこういう本こそ洗礼を受けたばかりの方や、祈り方がわからないと思っている方たちに勧めたら良いと思います。でも1998年発行ですから、もしかしたら絶版になっているかもしれません。

 本の中でこのような一文がありました。待降節中の励みとなります。

 祈る時間を決め、それを毎日守るのは、実際やってみると大変難しいことです。これは、ある時には自己の怠け心と戦わなければならない犠牲となります。しかし、そのためにかえって神様をお喜ばせする行為となるでしょう。犠牲のあるところには、本当の愛があるのですから。