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2020年2月22日 (土)

聖ペトロの使徒座(祝)

 毎日新型コロナウィルスのニュースがはいってきます。今までに亡くなられた方は1700名余り。しかし去年すでに6000人以上の人が亡くなっている国があるというニュースは届きません。

 それは感染力の強い「はしか」がコンゴ民主共和国で今も猛威を振るっていることです。しかも亡くなる人の73%は5歳未満の子どもです。自分に直接関係のないことには無関心な私たち。マスコミも取り上げるニュースを選びます。しかしキリストの教えを信じている人なら、貧しく虐げられている弱い人達にこそ目を向けて助けるべきでしょう。誰も手をさし出そうとしない人たちにこそ手を差し伸べるのがキリスト者です。皆さん国境なき医師団を通して助けの手を差し伸べましょう。➡ https://www.msf.or.jp/

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 教皇ベネディクト16世が「聖ペトロの使徒座」について話されたことです。

・・・キリストは、ペトロを「岩」として選び、その上に教会を建てました(マタイ16・18参照)。ペトロは、主の昇天と聖霊降臨の後、エルサレムでその奉仕職を開始しました。教会の最初の「座」は二階の広間でした。二階の広間は、イエスの母マリアも弟子たちとともに祈った場所です。おそらくこの場所で、シモン・ペトロに特別な地位が与えられました。その後、ペトロの使徒座はアンティオキアに移りました。・・・「弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになった」(使徒言行録11・26)この町で、ペトロは最初の司教になりました。・・・このアンティオキアから、神の摂理に導かれて、ペトロはローマに赴き、そこでペトロは殉教し、その福音への奉仕の旅を終えます。だから、ローマの聖座は、深い栄誉を与えられると同時に、キリストによってペトロに委ねられた使命をも与えられているのです。・・・こうしてローマの聖座は、ペトロの後継者の座として、また、ローマ司教の「司教座」として知られるようになりました。この「司教座」は、自分の群れを牧するようにキリストに命じられた使徒の座を表します。・・・ローマの司教座はその神の民全体を導く使命をも表しているのです。・・・・・サンピエトロ大聖堂の後陣には、使徒の座を表す彫刻が置かれています。これはベルニーニの円熟期の作品です。この彫刻は、教会の四人の博士の彫像で支えられた、巨大な青銅の玉座の形で作られています。四人の博士のうち、二人は西方教会の聖アウグスチヌスと聖アンブロジオ、二人は東方教会の聖ヨハネ・クリゾストモと聖アタナシオです。(教皇ベネディクト16世の話 2006年2月22日

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