神の母聖マリアの祭日おめでとうございます。そして、新年おめでとうございます。
今年の元旦も教会でごミサに与ることができました。主キリストと共に一年のスタートを切れることはお恵みです。
私たち夫婦はおせち料理が苦手なので、おせちはお雑煮と筑前煮だけにして他は準備をしませんでした。というより、クリスマスのお祝いがまだ続いています。ワインにキッシュ、グラタン、パネットーネ
今日は「世界平和の日」でもあります。毎年初詣をする多くの人は、『今年は世界が平和でありますように』と願っているようですが、毎年その願いはかないません。各国の指導者たちは自国の軍事力を強めることに力を注ぎ、「平和を願う」と口にする国民の多くが実はそのことを支持しています。「防衛」と言えば正当化されるようですが、どれだけの武器があれば確実に自国を戦火から守れるのでしょうか?
平和を築くためにできた憲法九条を守る会「九条の会」の呼びかけ人の方々、井上ひさし氏、梅原猛氏、奥平康弘氏、小田実氏、加藤周一氏、鶴見俊輔氏、三木睦子氏、皆さん亡くなられて、ご存命なのは大江健三郎氏と澤地久枝氏のお二人だけになりました。憲法九条を支える人たちがいなくなると、世の中も徐々に憲法九条改正に傾き始めています。
新年早々重い話になりました。憲法九条改正案が聞こえ始め、防衛費が膨らんでいく現実を見ていると、平和はゆっくりと少しづつ遠のいているように感じます。
さて、今年はどんな一年になるのでしょうか?今年も「世界平和の日」の今日から憲法九条を守り、平和を築いていきましょう!
酒井司教様は昨日の動画の中で「『悲観しようと思えばいくらでも悲観する材料があります』でも二人の教皇様はこう言っておられます。マタイ福音書14章の箇所から、『主に信頼をおくことだけです』『主は手を伸ばして私たちをつかまえ救ってくださる』」と。そう、主に信頼して、私たちができることを精一杯しましょう。
「平和を守ろう」より「平和を築こう」ですね。