「ロザリオの月」10月もあと数日で終わります。世界各地での紛争、教会内での不協和音、家庭内での対立、皆ロザリオを祈る意向は様々でしょうが、感謝の意向の祈りをする人も多かったと思います。聖ホセマリアは『道』の中で「毎日幾度も、心を神に上げて感謝する習慣を身につけなさい。」と言っておられます。ロザリオの月だけでなく、いつもロザリオで感謝の祈りを捧げたいですね。
ところでここ10年近く教皇様の意向に関する事やドイツ教会内の問題、身近なところでは日本の小教区内での問題など、祈りが必要な事柄が沢山あります。『道』を読むと、信徒一人一人がもう少しキリスト者であることを自覚すれば、少しは問題の解決につながるような気がします。
聖ホセマリアの『道』の中からの言葉と、[]内は私の思いです。
456 批判すること、破壊することは、難しくない。見習いの石工でも大聖堂の上質で美しい石に鑿(のみ)を打ち下ろすことは可能である。建設すること、それには親方の腕が必要なのだ。
[教会の信徒一人一人は自分の話す言葉に気をつけなければなりません。その批判や悪口、陰口で教会内に簡単に分裂を作ってしまいます。司教や司祭、修道者の考えや意見に素直に耳を傾けましょう。]
521 御自分の教会に秘跡を残してくださったキリスト、何と素晴らしい御方だろう。秘跡はわたしたちの必要一つ一つに応じた薬である。秘跡を尊びなさい。そして、私たちの主と教会に深く感謝しなさい。
[特に許しの秘跡(告解)と聖体の秘跡は私たち信徒の信仰の成長に必要です。そして叙階の秘跡を授かった司祭を通してキリストは私たちの罪を許してくださるのです。]
526 司祭と修道者の身分をこの上なく敬わないとすれば、神の教会を愛しているかどうか、疑わしい。
[私たちは皆罪人です。誰一人完全ではありません。だからと言って、教皇様、司教様、司祭・助祭様や誓願を立てたブラザーやシスターは私たち信徒と同じ身分かというとそうではありません。特別な役割を与えられた身分です。身分と言うと「身分の高い偉い人・身分の低い人」と間違えて解釈をしている人がいるようですが、身分とはそういう意味ではありません。]
さて、11月2日は「死者の日」です。アメリカシカゴのST.JOHN CANTIUS CHURCH ではモーツァルトのレクイエムミサ(聖チェチリア合唱団とオーケストラ)があげられるそうです。現地時間19:30(日本時間の3日 09:30)からです。YouTubeで中継があると思います。楽しみです。(^^♪