2023年3月27日 (月)

受難の第1主日

 昨日3月26日四旬節の第5日曜日は伝統的に聖堂内のキリストと他のご像を紫の布で覆います。Fr.Zは次のように説明しています。

This is a fine old tradition. It has to do with deprivation of the senses and the liturgical dying of the Church in preparation for the Lord’s tomb and resurrection. We do this to sense something of the humiliation of the Lord as he enters His Passion, something of His interior suffering.

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 残念ながら私の教会ではこの伝統はありません。よく行くK教会は伝統を大切にしているので、おそらく紫の布で覆っていたと思います。

 よい伝統は受け継いでいくべきだと思います。何でも新しいことが良いこととは限りません。特に教会ではロザリオの祈りやノベナ、ガウデーテやレターレ、行列やひざまずくこと等々素晴らしい伝統が沢山あります。それらは主を崇拝し、聖母や聖人たちを崇敬するものです。

 新しいことに飛びつく前に、素晴らしい伝統を知りそれらを大切にしましょう。

2023年3月25日 (土)

神のお告げの祭日

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 「神のお告げ」の祭日です。マリア様は大天使ガブリエルを通して神からのお告げを受けて、み言葉はマリア様の胎に宿られました。

 み使いは彼女のところに来て、「恵まれた者、喜びなさい。主はあなたとともにおられます」と言った。この言葉を聞いて、マリアは胸騒ぎがし、このあいさつはなんのことであろうかと思いまどった。すると、み使いは言った。「マリア、恐れてはなりません。あなたは神から恵みをいただいたのです。あなたはみごもって男の子を生むでしょう。その子をイエズスとつけなさい。彼は偉大の者となり、いと高きおん者の子と呼ばれます。・・・(ルカ福音書1章28~32節)

 聖書に記されている通りこの素晴らしい出来事は祭日として祝われます。そして「信仰宣言」や「二ケア信条」を唱える時にも、この箇所では頭を下げてマリア様への崇敬とキリストへの崇拝の気持ちを表します。マリア様への崇敬の気持ちがあれば自然と頭は下がるでしょう。

 ロシア正教会では「神のお告げ」の祭日は「生神女福音」大祭といって、大祭の中でも特に好まれている祭日の一つだそうです(ロシアでの祝日は4月7日)。カトリックよりずっと大切にされているようです。73

「神のお告げ」の歌ではありませんが、心洗われるような神への祈りの歌です。heart

主よ、私の祈りを聞いてくださいnote


YouTube: 101 псалом с текстом, Господи, услыши молитву мою, и вопль мой к Тебе да приидет

神よ、私の祈りを軽んじないでくださいnotes


YouTube: 54 псалом с текстом, Внуши, Боже, молитву мою и не презри моления моего

2023年3月22日 (水)

十字架の道行 ②

 四旬節中自宅では聖ホセマリアの『十字架の道行』を読んでいます。これを使って十字架の道行をすれば一番良いのでしょうが、教会では『カトリック祈祷書』を使っています。

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 この本の前書きで、福者アルバロ・デル・ポルティーリョ司教はこのように書いています。

 十字架の道行は決して悲しい勤めではありません。度々エスクリバー師が繰り返したように、「キリスト信者の喜びは十字架の形をした根を持っています。」キリストのご受難は悲しみの道であることはたしかですが、それはまた希望と確実な勝利の道でもあります。このことを師は説教で次のように説明しています。「あなたが満足していることを主はお望みです。出来るだけ努力をすれば、たとえあなたの十字架の絶えることはないとしてもこの上なく幸福になれるはずです。その十字架は単なる刑具ではなく、支配者キリストの玉座になります。十字架のかたわらには我らの母でもあられる聖母が在(ましま)し、たしかな足どりで御子の後に従うのに必要な力を与えてくださるでしょう。」

 四旬節中の十字架の道行は私たちにとって大きな恵みです。この本を読むと主への感謝の気持ちでいっぱいになります。黙想に役立つこの本を四旬節中に読むことを又はこの本を使って十字架の道行をすることをお勧めします。

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2023年3月21日 (火)

聖ヨセフ~その2

 聖ヨセフのお祝いの祭壇です。四旬節中であっても特別にお祝いします。美しいですね。聖ヨセフ様と聖母マリア様への崇敬が目に見える形で表されています。lovely

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2023年3月19日 (日)

聖ヨセフ

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 聖母よりももっと聖書には登場しない聖ヨセフ。しかしその存在は偉大です。マリア様の善き夫であり、キリストの養父、家族を守るためにいつも思慮深く、強くそして愛情深い方でした。私たちの夫・父親の模範であり理想です。そしてなによりも「普遍の教会の保護者」です。ですから日本でももっと聖ヨセフの日を祝ってもよいと思うのですが。

 今年は19日が主の日に当たるので聖ヨセフの祭日は20日に移動します。K教会では翌日の21日に聖ヨセフのミサがあります。私たちの夫や父親が聖ヨセフに倣い、いつも主のみ旨に従って家族を守り、家族がバラバラになりそうなときにこそ家族をまとめる力を主が与えてくださるよう聖ヨセフに執り成しを願いながらごミサに与りたいと思います。
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 いつもの通り聖ヨセフのお菓子 Zeppole di San Giuseppe 。今年はクリーム多めです。happy01

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2023年3月17日 (金)

日本信徒発見の聖母祝日

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日本信徒発見の聖母(大浦天主堂内)

 信徒発見についてはカトリック聖パウロ修道会の「カトリック入門講座」で詳しく説明されているので、それを載せました。⇩


YouTube: 第80回 日本の信徒発見の聖母【カトリック入門】※字幕付き

 当時の人たちの信仰の深さや強さは今の私たちと違うのでしょうか?今日本であの時のような迫害が起こったら・・・。信仰を捨てなかった人々に倣い、私たちもどんな時にもどんな十字架も喜んで担う恵みを主に願いましょう。

2023年3月13日 (月)

良い告解をするために

 よい告解をするためにFr.Zからの勧めです。特に(8)番は、私がごミサに与る教会のS神父様も同じことを話されていました。気を付けたいですね。そしてはっきりと簡潔に述べることも。私も気をつけます。

Fr. Z’s 20 Tips For Making A Good Confession o{]:¬)

We should…

1) …examine our consciences regularly and thoroughly;
2) …wait our turn in line patiently;
3) …come at the time confessions are scheduled, not a few minutes before they are to end;
4) …speak distinctly but never so loudly that we might be overheard;
5) …state our sins clearly and briefly without rambling;
6) …confess all mortal sins in number and kind;
7) …listen carefully to the advice the priest gives;
8) …confess our own sins and not someone else’s;
9) …carefully listen to and remember the penance and be sure to understand it;
10) …use a regular formula for confession so that it is familiar and comfortable;
11) …never be afraid to say something “embarrassing”… just say it;
12) …never worry that the priest thinks we are jerks…. he is usually impressed by our courage;
13) …never fear that the priest will not keep our confession secret… he is bound by the Seal;
14) …never confess “tendencies” or “struggles”… just sins;
15) …never leave the confessional before the priest has finished giving absolution;
16) …memorize an Act of Contrition;
17) …answer the priest’s questions briefly if he asks for a clarification;
18) …ask questions if we can’t understand what he means when he tells us something;
19) …keep in mind that sometimes priests can have bad days just like we do;
20) …remember that priests must go to confession too … they know what we are going through.

 あなたが告解室に来るのをキリストは待っておられます。

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2023年3月 7日 (火)

バッハのマタイ受難曲

  四旬節中に聴きたい曲が『受難曲』と『スターバト・マーテル』です。ちょうど四旬節中の今月18日にハイルマン県民合唱団・ハイルマンオーケストラの演奏で『バッハ・マタイ受難曲』の演奏会があります。娘が誘ってくれたので聴きに行くつもりです。娘に感謝!

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 私はCDで聴く時にはいつも一度に全曲通しては聴かない(聴けない?)ので、このコンサートで全曲通して聴けるのが楽しみです。

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 YouTub で車田さんが『バッハ・マタイ受難曲』について解説されていました。この曲をまだ聴いたことのない方は是非この動画を見てから聴くと良いでしょう。


YouTube: バッハの最高傑作!マタイ受難曲を分かりやすく解説!いつか全曲聴いてみたい人のための入門動画!受難曲とは?マタイとは?

 

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 YouTubeに私が聴いているCDと同じリヒター指揮の『バッハ・マタイ受難曲』がありました。車田さんの解説を思い出しながら聴いてみてはいかがですか。(3時間超えますがcoldsweats01


YouTube: 対訳「マタイ受難曲」 全曲

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 この『バッハ・マタイ受難曲』のコラールに日本語の歌詞を付けたカトリック聖歌が171番です。私が行くKカトリック教会の「十字架の道行き」の時によく歌います。


YouTube: いばらのかむり

2023年3月 1日 (水)

公開講座のお知らせ

 福岡カトリック神学院では一般公開講座「キリスト教概論Ⅰ」を4月から7月まで開講します。福岡に住んでいなくてもオンラインで受講できます。

 講座の内容はキリスト教をわかりやすく概観する入門、基礎編だそうです。

 詳しくはこちらを⇩

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 興味のある方は是非どうぞ!

2023年2月27日 (月)

祭壇の花について

 先日祭壇のお花について話し合っていた時に、ある方が「祭壇(教会?)の花には枝物は使わない方が良い。木は十字架を連想させるから。」と聞いたことがあると話されました。私は???『十字架を連想させるのなら逆にとても良いことでは?』と思ったのですが、先ずは「枝物は使わない方が良い」ということが事実か確かめてからと思い、帰宅後に調べてみました。

 結果『ローマ・ミサ典礼書の総則』、『花と典礼』、『典礼奉仕への招き』『香部屋係のハンドブック』いずれにもそのような記述はありませんでした。

 いい加減なことを教えられた彼女が気の毒です。十字架は新しい命の印、永遠の命へと導く希望の証です。ですから聖堂には十字架にかけられたキリストがおられるのです。彼女にあのようなことを教えた人はきっと十字架を死刑の道具にしか見えていないのかもしれませんね。

『花と典礼』より枝物を使った生け花です。 

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桃の枝を使って⇧

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レバノン杉の枝を使って⇧

平和は遠くへ逃げていく

 最近見たドラマの武器商人のセリフ

「君のような善人面した連中は理解したがらないが、持つべき手に武器が渡れば、混乱と無秩序は消え、平穏が訪れる。これが人助けだ。」

 私にはやはり理解できませんね。いつまでたっても紛争が無くならない理由の一つが、このような考えの人がいるからでしょう。

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 回心して平和を築く努力を!

2023年2月24日 (金)

十字架の道行き ①

 毎週金曜日は十字架の道行きがあります。各教会で時間や祈り方も違うと思いますが、共通していることはキリストの受難の場面を描いた14の各聖画像の前で祈り、最後の15留(復活)は祭壇に向かって祈ることです。

 「十字架の道行き」の聖画も教会によって様々ですね。最近は15留まであったり、絵ではなく書道(聖衣・倒・慰・葬などの文字)の物もあるようです。でもこれは好みの分かれるところですね。

 ごく普通の誰が見てもわかる「十字架の道行き」を載せてみました。

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YouTube: 【山内修一・友よ歌おう】ドロローサ - 歌:クロサワ・リン (NCM2 CHOIR)

 私が行くカトリック教会で四旬節中によく歌われるゴスペルフォーク?です。

2023年2月22日 (水)

灰の水曜日

 

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 灰の水曜日と言えば真っ先に頭に浮かぶことは大斎小斎です。私の年齢になると守らなくてもよくなりますが、でもやはり守ります。できるうちはずっと・・・。『ご復活祭までの間、節制と回心そして慈善に努めます』と自分自身に言い聞かせる意味も込めて。

 今日のごミサの中で灰の儀式があり、司祭様が「回心して福音を信じなさい」と言って灰をかけてくださいました。確かに言われる通り『回心しなければ!そのためには告解をしなければ!』とあらためて自覚しました。

 四旬節が始まりました。キリストは40日間断食し祈りました。キリストの受難は私たちの罪の贖いのためでした。私たちもキリストの苦しみに少しでもあずかる気持ちでキリストに倣い、節制と回心の祈り、そして慈善をしながらご復活祭を迎える準備をしたいと思います。

2023年2月13日 (月)

ワクチン接種

 オミクロン株対応のワクチン接種(5回目)を受けました。ついこの間4回目を受けたような気がしますが。まあ自分が出来ることはできるだけして、後は主にお任せします。ワクチンを打っていてもコロナにはかかりますから。

 ワクチンの効果のある期間はどんどん短くなり、 新種の変異ウイルスが見つかると、それ対応のワクチンが開発されて・・・私たちはこんなにワクチン漬けになっても大丈夫なのでしょうか?数十年後にこのワクチンの弊害が出ないことを願います。

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 COVID-19が広がり始めた頃、多くの教会は神への信頼よりもCOVID-19の方を恐れて教会の入り口を閉じました。聖週間もその扉は開くことはありませんでした。幸い私はいつも扉の開いているカトリックK教会のごミサに与れました。あの時S神父様への信頼はより強くなりました。(誤解のないように:「神への信頼」とは新型コロナにかからないという意味ではありません。)

 どんな時でもご聖体訪問をしたい人がいる限り、教会の扉は絶対に閉じてはならないと思います。ごミサに与りたい人がいる限り、公開ミサを絶対に無くしてはいけないと思います。教会は教会です。学校や娯楽施設、飲食店等とは違います。今後二度と教会を閉じたり、公開ミサを無くすことがないように祈ります。

2023年2月11日 (土)

ルルドの聖母

 

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 今日も多くの人たちが病で苦しんでおられます。特にトルコとシリアで起きた地震によって怪我をされた方、寒い日々、着る物や食べ物も不足して病気になられた方も多いでしょう。また亡くなられた方の家族や友人の悲痛な思いは計り知れません。

 地震発生後すぐに国境なき医師団も救援活動を開始しました。私は寄付をして祈ることしかできませんが、実際の救援活動はスペシャリストの彼らに任せます。

 今日はルルドで聖ベルナデッタに聖母がご出現された記念日です。また世界病者の日でもあります。聖母は病をいやす泉を聖ベルナデッタに与えました。今までに多くの人が聖母の取次によって痛悔と回心の恵みをいただき、病を治してもらいました。

 聖母にロザリオの祈りを捧げて、病で苦しむ人たちへの救いの恵みを願います。

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YouTube: LOURDES - Ave Maria de Lourdes + Salve Regina

2023年2月 7日 (火)

Robert Cardinal Sarah

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 昨年サラ枢機卿様は新しく本を出版されました。そしてこれはその本の紹介文です。


When priests offer the Holy Sacrifice of the Mass unworthily, when they give the Eucharistic Jesus to sinners who have no intention of asking Him to forgive their sin’s or of living according to the gospel, they betray Jesus once again. When Mass, for the priest, has become a theater, a social gathering, an entertainment in which he behaves like the variety-show host who has to resort to his personal creativity in order to make the atmosphere interesting and attractive; when he indulges in cultural adaptations, personal explanations, and commentaries instead of making room for the ineffable groanings of the Holy Spirit present in every Eucharistic celebration, what becomes of the faith of the faithful? At the heart of the Eucharist, the priest must experience the unique power of silent adoration and have at heart a prayer that, in all its aspects, is conformed to the prayer that Jesus addresses to His Father. We have enough eminent specialists and doctors in the ecclesiastical sciences. What the Church tragically needs today is men of God, men of faith, and priests who adore in spirit and in truth.

A book with which to follow Jesus by means of the seven sacraments

The modest purpose of this volume is to accompany all those who have set their hearts on responding to God’s love with a full, happy, fruitful life that will culminate in the eternal happiness of contemplating Him. The book was born of the desire to help them make an interior journey of spiritual ascent, so as to open up for them the possibility of a life-changing encounter.

 回心のない人へご聖体を授けたり、ごミサが社交場、エンターテイメントになり、司祭はバラエティー番組の司会者のように振る舞う・・・ サラ枢機卿様の言われる通りです。

 世界中で主への崇拝やそれを表す荘厳さに欠けるごミサのなんと多いことでしょう。ヴァチカンであげられる教皇様のごミサを見てみてください。荘厳でキリストが中心です。どの教皇様も典礼の途中でおしゃべりをはさんだりすることは決してありません。ごミサはショーではありません。 

 改善するのに一番良い方法はごミサの時の司祭様の向きを180度変えることですね。⇩ lovely

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2023年2月 5日 (日)

日本26聖人殉教者

 今日は26聖人の殉教の日でした。1597年2月5日のことです。主日と重なっていたために、教会で神父様が話されるまで気づきませんでした。(恥ずかしいcatface

 神父様はご聖体顕示をされ、26聖人についての紹介文が読まれました。改めて聖人たちに倣わなければと強く思いました。ご聖体顕示をしてくださった神父様に感謝!

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2023年2月 2日 (木)

主の奉献

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 主の奉献の祝日です。当時のユダヤ人の習慣通り、イエズス様も生まれてから40日目に神殿で奉献されました。

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 今日は「マリアの清めの祝日」とも呼ばれ、たくさんのローソクをともしてお祝いする「Candlemas」とも言われています。またヨーロッパやアメリカなど多くの教会が今日クリスマスの飾りを片付けます。我が家も同じく今日片付けます。主の洗礼の日より幼子イエズス様を神殿で奉献する日の方がクリスマスを締めくくるのにふさわしい気がするので。100_2
 フランスではクレープを食べる日ですね。多くの人たちは日曜日のごミサには与らないけれどクレープは食べるようです。sad(残念!)なぜ主の奉献の日にクレープを食べるようになったのか、思い出してほしいですね。ヨーロッパの多くの人々にとって、キリスト教信仰は「文化遺産の一部にすぎない」と聞いたことがあります。あるフランス人は「復活祭とは春のお祭りのこと」とも言っていましたし・・・。ただの文化遺産なのか・・・可哀そう weep

 昔この日にフランスからローマへ巡礼した人たちが教皇様からご聖体をいただいたことに感激して、帰国後ご聖体に似た形のクレープを焼いてその出来事を記念したそうです。また、教皇様が巡礼の人たちにクレープを振舞ったからという説もあります。

100 昔は飛行機も無く巡礼の旅は大変だったと思います。特にローマへの巡礼は憧れであり、教皇様に会えるのも特別な喜びだったでしょう。当時のことを想いながら、私もクレープを作って「いただきま~す!」delicious 

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2023年1月28日 (土)

聖トマス・アクィナス司祭教会博士

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 聖トマス・アクィナス、私たちのために主にお祈りください。あなたが説いた主の教えを私たちが理解して、あなたに倣う恵みが与えられますように。

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Adoro te Devote(トマス・アクィナス)

パンとぶどう酒の形のもとに隠れています神よ、謹んであなたを礼拝します。あなたを見つめながらも全く見通す力のないわたしは、心のすべてをあなたに委ねます。

今ここに、見るところ、触れるところ、味わうところでは、あなたを認めることができません。ただ聞くところによってのみ確信します。神の御子の言われたことは、何ごとであれ信じます。この真理のことばにまさるまことは、世にはないからです。

十字架上では神の本性だけが隠されていましたが、ここではその人性も隠されています。主にある二つの本性を信じ、それを宣言し、悔い改めた盗賊のこい願ったことをわたしも願います。

わたしはトマスのように御傷を見なくとも、あなたがわたしの主であることを宣言します。わたしが、あなたをますます深く信じ、あなたに希望し、あなたを愛させてください。

主のご死去の記念として、人にいのちを与える生きたパン、わたしの心をあなたによって生かし、甘美なあなたを常に味わわせてくださ。

御血の一滴だけで、世のすべての罪を償うことのできる主イエス、願わくは汚れたわたしを、御血をもって清めてください。

今隠れていますイエス、渇き望むものを与えてください。覆いを取られた、あなたの顔を見いだし、あなたの栄光を見る幸いな者となりますように。アーメン。


YouTube: Domenico Bartolucci - Adoro te devote

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2023年1月25日 (水)

聖パウロの回心

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・・・突然、天からの光が輝き、彼を包んだ。彼は地に倒れた。そのとき、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた。そこで彼が、「主よ、あなたはどなたですか」と尋ねると、その声は、「わたしはおまえが迫害しているイエズスである。さあ、立って町に入れ。おまえのなすべきことが告げられるであろう」と言った。・・・(使徒行録9章)

 毎年この祝日を迎えるたびに感動します。主の聖心は計り知れず、主にできないことは何もないと。

 ですから、主のみ旨に素直に従うことが大切です。ただただ主に信頼しましょう。