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2023年3月22日 (水)

十字架の道行 ②

 四旬節中自宅では聖ホセマリアの『十字架の道行』を読んでいます。これを使って十字架の道行をすれば一番良いのでしょうが、教会では『カトリック祈祷書』を使っています。

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 この本の前書きで、福者アルバロ・デル・ポルティーリョ司教はこのように書いています。

 十字架の道行は決して悲しい勤めではありません。度々エスクリバー師が繰り返したように、「キリスト信者の喜びは十字架の形をした根を持っています。」キリストのご受難は悲しみの道であることはたしかですが、それはまた希望と確実な勝利の道でもあります。このことを師は説教で次のように説明しています。「あなたが満足していることを主はお望みです。出来るだけ努力をすれば、たとえあなたの十字架の絶えることはないとしてもこの上なく幸福になれるはずです。その十字架は単なる刑具ではなく、支配者キリストの玉座になります。十字架のかたわらには我らの母でもあられる聖母が在(ましま)し、たしかな足どりで御子の後に従うのに必要な力を与えてくださるでしょう。」

 四旬節中の十字架の道行は私たちにとって大きな恵みです。この本を読むと主への感謝の気持ちでいっぱいになります。黙想に役立つこの本を四旬節中に読むことを又はこの本を使って十字架の道行をすることをお勧めします。

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