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2023年4月 4日 (火)

少子化対策

 「子ども家庭庁」が発足しましたね。少子化対策として児童手当の支給・妊娠から出産・子育てまでの一貫した支援・保育行政そして児童虐待、いじめ、貧困対策など、子どもに関わる業務を幅広く担当するそうです。

 少子化もいじめもず~っと言われ続けていますが、現状はほとんど変わらずといったところですね。

 子育てについては人それぞれに思いや考えがありますが、私の場合は専業主婦で子どもを育てました。結婚当初、夫は私に外で働いたらいいと言っていましたが、私が専業主婦を望みました。自分が専業主婦として子育てをしたかったからです。経済的には配偶者控除があったので助かりました。夫はいつも子どもたちを入浴させ、寝かしつけてくれました。アイロンがけや皿洗いに掃除、買い物も手伝ってくれました。子どもが熱を出すと病院へ連れて行くのは夫。妻が専業主婦の夫は「男尊女卑の考えの人」というのは大きな間違いです。そう言う人は「仕事に貴賤なし」ではなく「貴賤あり」と思っているのでしょう。外で働くよりも家事は劣る仕事だと。

 私のように自ら専業主婦を望み自分で自宅で子育てをしたいという女性もいることを忘れないでほしいです。外で働くことだけが労働ではありません。

 ある大学の専門家の先生が「ドイツのように男女の給与の格差をなくし、すべての妻が外で働けるように日本は『妻は家庭で子育て、夫は外で働く』という古い意識を改革しなければならない。そのためには配偶者控除を廃止しなければ・・・」と、話していました。もしあの頃配偶者控除がなければ私は子どもは3人ではなく1人しか生まなかったかもしれません。

 幸いなことに別の先生は「専業主婦として家庭で子どもを育てたいという女性もいる」と、話されました。その人たちのことも考えなければならないと。

 私のような考えの人は少数かもしれませんが、私の同級生はほとんどが専業主婦で子どもを育てました。今の少子化対策は根本から考えがずれているような気がします。ですからいくらお金をつぎ込んでも、こんなに長い年月をかけても改善しないのではないでしょうか?配偶者控除を無くしたら私のような考えの人も子どもを産まなくなりますよ。

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 子どもの服を縫ったりお菓子を作ったり、子育ては楽しいこともいっぱい。子どもたちが巣立った今はお菓子を作っても夫と二人だけで血糖値を気にしながら食べています。coldsweats01

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紅茶バナナケーキ