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2023年1月

2023年1月28日 (土)

聖トマス・アクィナス司祭教会博士

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 聖トマス・アクィナス、私たちのために主にお祈りください。あなたが説いた主の教えを私たちが理解して、あなたに倣う恵みが与えられますように。

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Adoro te Devote(トマス・アクィナス)

パンとぶどう酒の形のもとに隠れています神よ、謹んであなたを礼拝します。あなたを見つめながらも全く見通す力のないわたしは、心のすべてをあなたに委ねます。

今ここに、見るところ、触れるところ、味わうところでは、あなたを認めることができません。ただ聞くところによってのみ確信します。神の御子の言われたことは、何ごとであれ信じます。この真理のことばにまさるまことは、世にはないからです。

十字架上では神の本性だけが隠されていましたが、ここではその人性も隠されています。主にある二つの本性を信じ、それを宣言し、悔い改めた盗賊のこい願ったことをわたしも願います。

わたしはトマスのように御傷を見なくとも、あなたがわたしの主であることを宣言します。わたしが、あなたをますます深く信じ、あなたに希望し、あなたを愛させてください。

主のご死去の記念として、人にいのちを与える生きたパン、わたしの心をあなたによって生かし、甘美なあなたを常に味わわせてくださ。

御血の一滴だけで、世のすべての罪を償うことのできる主イエス、願わくは汚れたわたしを、御血をもって清めてください。

今隠れていますイエス、渇き望むものを与えてください。覆いを取られた、あなたの顔を見いだし、あなたの栄光を見る幸いな者となりますように。アーメン。


YouTube: Domenico Bartolucci - Adoro te devote

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2023年1月25日 (水)

聖パウロの回心

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・・・突然、天からの光が輝き、彼を包んだ。彼は地に倒れた。そのとき、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた。そこで彼が、「主よ、あなたはどなたですか」と尋ねると、その声は、「わたしはおまえが迫害しているイエズスである。さあ、立って町に入れ。おまえのなすべきことが告げられるであろう」と言った。・・・(使徒行録9章)

 毎年この祝日を迎えるたびに感動します。主の聖心は計り知れず、主にできないことは何もないと。

 ですから、主のみ旨に素直に従うことが大切です。ただただ主に信頼しましょう。

2023年1月24日 (火)

ホップの苦みと香り

 私は苦味のあるトニックウォーターが好きなのですが、糖分が結構入っているのでここ数年は飲んでいません。

 先日通販のタイムセールを見ていたところ、「ほろ苦い炭酸~富良野ホップ炭酸水~無糖」という商品が目にとまりました。『苦みがあって無糖の炭酸…これはすごい!まさに私が求めていたもの!』。

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 注文したものが届き一口飲んでみて満足。ホップの苦みはきつ過ぎず(もう少し苦みがあっても良いかも)、香りがとても良いのです。フェイジョアに似た香り?ホップの香りがこんなに良いとは知りませんでした。

 もしトニックウォーターが好きで糖分を気にしている方は一度試してみてください。おススメです。

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 そしてカップケーキを作って食べました。(; ・`д・´)ナニ~ッ! 飲み物の糖分にはこだわるのに、砂糖たっぷりのケ~キを食べた~?人間とは複雑な生き物でございます。coldsweats01

2023年1月21日 (土)

Closing Mass of the National Prayer Vigil for Life


YouTube: Closing Mass of the National Prayer Vigil for Life - 2023-01-20 - Closing Mass of the National Praye

2023年1月20日 (金)

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YouTube: Opening Mass of the National Prayer Vigil - 2023-01-19 - Opening Mass and Holy Hour of the National

Holy Hour of the National Prayer Vigil for Life, on the eve of the March for Life.

ピアノと歌

 ピアニストのDucros,チェリストのCapuçon,そしてカウンターティナーのJarousskyの3人で一緒にピアノを弾いています。Jarousskyのピアノ珍しいですね。


YouTube: Rachmaninoff 6 mains - Romance - Philippe Jaroussky - Jerome Ducros - Gautier Capuçon

 私はJarousskyの声が好きでよくCDを聴きます。澄んでいて刺々しくなく柔らかみのある声なので好きです。Jarousskyの歌はこちらを⇩


YouTube: "Ninna nanna al bambino Gesù" - Philippe Jaroussky

2023年1月17日 (火)

あれから28年

 28年経ちました。阪神・淡路大震災の記憶がよみがえります。あの自然の破壊力の前で人間は無力でした。でもその時、被災者の方たちはお互いに助け合い、励まし合い、そして国内だけでなく世界中から多くの支援をもらい力を合わせて復興に取り組みました。

 人間の力は弱いけれど、人間が本来持っている素晴らしいもの=愛の力はすごいです。神は人間を神に似せて造られたといわれる通りです。この復興は人間の素晴らしさを証明しました。

 これからもこのような自然災害が起きるでしょう。それらを避けることはできません。でもわたしたちはそこから立ち上がることはできます。皆が助け合って乗り越えられます。阪神・淡路大震災が証しています。

 今日は震災で犠牲になられた方々のために祈りましょう。

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スポーツダンス

  一時期ブームとなった中高年の社交ダンスとは違い、こちらはスポーツダンスです。慶応、早稲田、上智などの私立大学や国公立大学にもスポーツダンス部はあり、その大会はハイレベルです。

 スポーツダンスのラテン部門で活躍している若手が藤井創太・中村安里組ですね。


YouTube: 【三笠宮杯2021】Sota Fujii &Anri Nakamura 「Final Solo Samba 」


YouTube: 京都グランプリ ラテン決勝

こちらは学連の競技大会⇩


YouTube: 2021 冬全 F 上位決勝戦


YouTube: C 決勝

 オリンピック種目になることを願っています。

2023年1月15日 (日)

今年もTHE ALFEE とIL VOLO


YouTube: THE ALFEE - 生きよう【40年目の夏DAY2】

 我が家にテレビがあった頃から大晦日の「紅白歌合戦」を見たことはありませんでした。ラジオだけになってからも紅白ではなくFMで「ラジオマンジャック」を聴いています。昨年の紅白出場者を見ると、テレビを見ていないせいか私の知らない人達ばかり。たまに知っている人の名前を見つけても「えっ、なぜこの人が?今年活躍したのかな?」と疑問を持ってしまうことも。NHKラジオで番組を持っているTHE ALFEEがもしも出場したら,その時だけは聴くかもしれません。happy02

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 今年は IL VOLO がもっとラテン語の聖歌を聞かせてくれることを期待します。「Adoro te Devote」「Panis Angelicus」「Veni Creator Spiritus」「Salve Regina」「Ave Maria」などラテン語聖歌集アルバムを出してくれたら最高ですね。THE ALFEE では絶対不可能ですが、IL VOLO なら可能でしょう。heart02

IL VOLO: note Adeste Fideles 

    (Disney's Magical Holiday Celebration 2022)

        ⇩

https://www.youtube.com/watch?v=YGfQPQdsBUg

2023年1月13日 (金)

ジョージ枢機卿ペル

 ペル枢機卿様が今月の10日81歳で帰天されました。ペル枢機卿様については皆さんよくご存じだと思います。

 ペル枢機卿様が書かれた本『PRISON JOURNAL』があります。

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 そう、あの冤罪事件で収監された時のことを書かれた本です。この本について書かれた解説文を載せます。(Google訳)

その最終的な評決(2020年4月最高裁判所で無罪判決)は、ジョージ枢機卿ペルが、彼が犯していない犯罪でオーストラリアの裁判所によって有罪判決を受けた後、厳しい8年間の告発、調査、裁判、公の場での屈辱、および1年以上の投獄に耐えた後に下されました.  

(2018年12月有罪判決)判決が下された後、2019年3月13日78 歳のオーストラリアの高位聖職者は手錠をかけられて刑務所に送られ、「歴史的な性的暴行罪」で 6 年間の懲役が予定されていました。オーストラリアの高等裁判所が 7 対 0 で彼の当初の信念を覆す投票を行う前に、独房に監禁されました.

不正に対する彼の勝利(無罪判決)は、単に個人的なものではなく、カトリック教会全体のためのものでした.

枢機卿は、告発者、裁判官、刑務所職員、ジャーナリスト、および彼への憎しみを抱いたり表現したりする人々に対して悪意を抱かず、刑務所での時間を一種の「長期の隠れ家」として使用しました。彼は、霊的な洞察、刑務所での経験、教会の内外での現在の出来事についての個人的な考察、そして感動的な祈りで、ノートのページを雄弁に埋めました。

 主よ、みもとに召されたジョージ・ペル枢機卿様に永遠の安らぎを与え、あなたの光の中で憩わせてください。アーメン。

2023年1月10日 (火)

おでかけ

 

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 主の洗礼の日の9日、今年初めて牧場へ行きました。祝日(成人の日)だったので若い家族連れが多いでした。いつもは年配の方の方が多いのにこの日はとても少なくて・・・もしかしたらおじいさんおばあさんはお正月に帰省した孫たちの相手に疲れて休んでいるのかもしれません。happy01

 私たち夫婦には孫がいないので、お正月疲れもなくていつもの通りです。私たちは遠出をする時には必ずお弁当を持って行きます。外食はしません。経済的な理由と自然の中でゆっくりと食べることが好きだからです。今回もサンドイッチを作って持って行きました。

 牧場で何をするかというと、羊さんや牛さんに一通りご挨拶をして、お昼を食べた後は芝生にシートを敷いて寝っ転がるだけです。夫とおしゃべりしたり、うたた寝したり、お祈りしたり、、、まったりとした時間を過ごします。つまり牧場に行くと精神的にとても休まるのです。

 帰る時にいつも牧場の売店でチーズやヨーグルト、パンなどを買います。そして空港近くにある「道の駅よこで~ろ」で野菜とヨセフ修道院のレターレを買って帰るのが決まりですね。シスターたちに少しでも協力できれば幸いです。

 今年も夫と二人で、県内の自然豊かな所へできるだけ出かけたいと思います。主がいつまでこの恵みを与えてくださるかはわかりませんが。主が望むことを愛して過ごしたいと思います。

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 去年のクリスマスと今年のお正月の写真色々

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2023年1月 9日 (月)

主の洗礼の祝日

 日本の教会では今年は主の公現の祭日(正式には6日)の翌日の今日9日が主の洗礼の祝日です。来年2024年も7日が公現祭、8日が主の洗礼の祝日と続くようです。日本では祭日が平日にあたる場合は日曜日に移動されるので、気を付けなければなりません。

 さて主の洗礼の場面の絵画も沢山あります。イエズスは洗礼を受けるとすぐ、水からお上がりになった。すると、みるみる天が開けて、神の霊が鳩のように自身の上に下って来るのをごらんになった。そのとき天から「これはわが愛する子、わが心にかなう者である」という声がした。(マタイ3:16~17)劇的なシーンですから、当然多くの作家が題材にしたのでしょう。

 昔は字の読めない人が多く、聖書を読める人もわずかでしたので、こうして聖書のシーンを絵にすることによってだれでも聖書を理解できるようにしたのかもしれません。ごミサでの聖書朗読と司祭の説教、そして教会にある聖画を通して人々は聖書に書かれている神のみ言葉を知り、理解したのでしょう。

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Giotto di Bondone

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Leonardo da Vinci

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Fra' Angelico

 個人的にはこの Fra' Angelico の絵が好きです。

2023年1月 6日 (金)

主の公現祭( Epiphania Domini)

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 今日6日は「主の公現」の祭日です。

 東方の三人の博士たちは幼子キリストを求めて、星を追いながら危険な旅に出ました。辛抱強く真理である救い主を探しました。なぜなら三人の博士たちは「神が人となられた」ことを受け入れたからです。そしてこの異邦人である3人の博士たちの訪問によって、神の栄光がイエズス・キリストを通してすべての人々に現されました。

 また3人の博士たちはそれぞれにイエズス・キリストに贈り物を捧げました。黄金(王)、乳香(神)、没薬(復活)です。

 私はイエズス様に何を贈ったらよいでしょう? イエズス様が喜ばれるものはきっと私が隣人を愛することかもしれませんね。皆さんはイエズス様に何をプレゼントしますか?

2023年1月 5日 (木)

Pope emeritus Benedictus XVI

① シカゴの St. John Cantius 教会から名誉教皇ベネディクト16世のためのモーツァルトのレクイエムミサです。

https://www.youtube.com/watch?v=D6KwA1pZoH0

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② そしてヴァチカンでの名誉教皇ベネディクト16世の葬儀ミサです。


YouTube: Funerali di Papa Ratzinger, addio a Benedetto XVI: esequie in diretta video da San Pietro

ゲオルグ・ゲンスヴァイン大司教

Georg Gänswein大司教様のインタビュー記事より

Gänswein said that reading that Motu Proprio was a “turning point” for Benedict (Einschnitt, a “crucial event”).

He said that Benedict read it “mit Schmerz im Herzen… with pain in his heart”.  Put another way… “it broke his heart”.

Traditionis custodes was a turning point for Benedict that filled his heart with pain.

It was a turning point.

Gänswein also said that the “Old Mass” had been the “source of their spiritual life” for many people for centuries, “food for many saints”.  He could not imagine “that this is something that is no longer good”.  This applies to many young people “who no longer really understand the whole fuss (Theater) about the Council”.  Gänswein said he was “not comfortable” (nicht ganz wohl) taking this treasure away.

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2023年1月 3日 (火)

第265代ローマ教皇

 第265代ローマ教皇ベネディクト16世の葬儀ミサはローマ時間の5日9:30からヴァチカンの聖ペトロ広場で執り行われます。

 2005年4月19日に教皇になられ、2013年2月28日に退位されました。その後名誉教皇として約9年間在位されました。途中で退位されたことは残念でなりません。もし退位されていなければ・・・と、思ってみても仕方のないことですが、これが主のみ旨だったのかもしれません。

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それとも主は怒った?(2013年2月11日)

 伝統的なカトリックの教義、価値観、典礼を擁護された素晴らしい教皇様でした。御国での永遠の安息をお祈り致します。

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司祭叙階の日:ヨーゼフ・ラツィンガー(左)と兄ゲオルグ(中央)

2023年1月 1日 (日)

神の母聖マリアの祭日

 

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 神の母聖マリアの祭日おめでとうございます。そして、新年おめでとうございます。

 今年の元旦も教会でごミサに与ることができました。主キリストと共に一年のスタートを切れることはお恵みです。

 私たち夫婦はおせち料理が苦手なので、おせちはお雑煮と筑前煮だけにして他は準備をしませんでした。というより、クリスマスのお祝いがまだ続いています。ワインにキッシュ、グラタン、パネットーネheart

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 今日は「世界平和の日」でもあります。毎年初詣をする多くの人は、『今年は世界が平和でありますように』と願っているようですが、毎年その願いはかないません。各国の指導者たちは自国の軍事力を強めることに力を注ぎ、「平和を願う」と口にする国民の多くが実はそのことを支持しています。「防衛」と言えば正当化されるようですが、どれだけの武器があれば確実に自国を戦火から守れるのでしょうか?

 平和を築くためにできた憲法九条を守る会「九条の会」の呼びかけ人の方々、井上ひさし氏、梅原猛氏、奥平康弘氏、小田実氏、加藤周一氏、鶴見俊輔氏、三木睦子氏、皆さん亡くなられて、ご存命なのは大江健三郎氏と澤地久枝氏のお二人だけになりました。憲法九条を支える人たちがいなくなると、世の中も徐々に憲法九条改正に傾き始めています。

 新年早々重い話になりました。憲法九条改正案が聞こえ始め、防衛費が膨らんでいく現実を見ていると、平和はゆっくりと少しづつ遠のいているように感じます。

 さて、今年はどんな一年になるのでしょうか?今年も「世界平和の日」の今日から憲法九条を守り、平和を築いていきましょう!

  酒井司教様は昨日の動画の中で「『悲観しようと思えばいくらでも悲観する材料があります』でも二人の教皇様はこう言っておられます。マタイ福音書14章の箇所から、『主に信頼をおくことだけです』『主は手を伸ばして私たちをつかまえ救ってくださる』」と。そう、主に信頼して、私たちができることを精一杯しましょう。


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「平和を守ろう」より「平和を築こう」ですね。