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2017年6月 5日 (月)

聖チャールズ・ルワンガ(聖カロロ・ルアンガ)

 先週の土曜日は聖チャールズ・ルワンガ(St.Charles Lwanga 1865~1886)と同志殉教者の記念日でした。

St_charles_lwanga聖チャールズ・ルワンガ

 日本ではあまり知られていないこの殉教者達は1885年11月から1887年1月の間に殉教しました(カトリック22人、聖公会23人)。

 ウガンダには1879年カトリックの信仰が伝えられました。初めは自由に信仰できたのですが、カトリックに反対の王が後継者となるとカトリックに対して激しい攻撃を始まりました。理由の一つはキリスト教徒が王の同性愛をとがめたことです。キリスト教徒は名乗り出るように言われ、小姓頭のルアンガをはじめ15人が自らすすんで名乗り出ました。当然棄教するように脅されましたが、彼らは殉教を選びました。ルワンガ21歳、最年少ギジトは13歳でした。ムシロに包まれて火をつけられる殉教は京都でのシスターたちの殉教と同じです。この他にも様々な方法で殉教しました。

 1920年、教皇ベネディクト15世は彼らを列福、1964年パウロ6世は列聖しました。「殉教者の血はキリスト教信者の種子」といいます。彼らの流した血は多くのカトリック信者を生みました(2015年ウガンダのカトリック信者数は総人口の41.9%)。

 2015年11月フランシスコ教皇様はウガンダを訪問されて、殉教者たちの列聖50周年記念のミサを司式されました。