主よ、憐れんでください~LARGO
最近特に思うことは、マル司教様が話されていたことです。
「創世記に出てくるヨセフの夢の話を思い出してください。夢で神がヨセフに約束されたことは、すぐに実現しませんでした。ヨセフが小さな子供の時に見た夢は大人になって実現したのです。十数年も待ったのです。その間ヨセフはひどい目にあい苦しみました。私たちが願う時に神が叶えてくれるとは限りません。神には神の時があります。ですから私たちも神が実現してくれる時を信じて、たとえ苦しくても待たなければなりません」
確かにその通りです。私たちはいつも神に願います。それが神のみ旨に適うことなら必ず聞き入れられます。でもそれが実際に起こる時を私たちは知りません。すぐに実現するかもしれませんが、ヨセフのように何年も長い間待たされるかもしれません。失望するのではなく苦しくても主に信頼して待ちましょう。
何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。・・・神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人にあたえられる。(コヘレトの言葉3章)