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2023年10月 8日 (日)

心が痛い

 パチャママの次はホピ族のカチーナ人形 が登場! ┐(-。ー;)┌

 アメリカの外交官シンディ・マケインさん(故ジョン・マケイン氏の妻)からヴァチカンへの贈り物だそうです。

 この血の付いたナイフを持っている人形、どう見ても良いものには見えませんが、贈り物がなぜこれなのか?もう全く意味が分かりません。パチャママの様に祭壇に置いたりしないことを祈ります。

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 私は最近ため息ばかりついています。見捨てられているアフリカの国々、一方では自ら戦争を続ける一国への多額の援助、カトリックの教えをゆがめようとする人々、そしてこの人形、・・・なんだか本当にむなしい気持ちになります。祈っても祈っても世の中は悪化する一方ですが、それでも祈り続けなければなりません。・・・でも祈りに集中できません。weep

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平均寿命54歳、病院に体温計も薬もない──中央アフリカで続く、世界が目を向けない深刻な人道危機

世界保健機関(WHO)と中央アフリカ保健省が最近、発表した報告書によると、同国の医療施設のうち、完全に稼働しているのは半分以下。医師の割合も、人口1万人に対して医師0.6人であり、世界最低レベルだという。
 
産婦人科医も不足しているので、妊娠中の女性も、死のリスクを常に背負っている。5歳未満児の死亡率も、世界最高水準にある。
 
「中央アフリカの医療環境は確かに劣悪です。しかし、それと同じぐらい、私は国際社会の関心の低さにショックを受けているんです」──。そう語るのは、中央アフリカにおけるMSF活動責任者のルネー・コルゴである。

「中央アフリカの危機と、現地の人びとの窮状は、世界にほとんど知られていません。この国に寄せられた人道援助資金は、実際に必要な額をはるかに下回っています。現地の治安が悪い上に、物流経路を確保するのが難しいこともあって、各NGOも、援助を必要としている地域に入りにくい。手をこまねいているあいだにも課題は山積する。国際社会は何をしているのでしょうか。中央アフリカは世界最悪の人道危機下にあるのです。現状をこのまま放置してはならないはずです」

国際社会の意識を変えるには、中央アフリカの現状を直視する必要がある。国際社会全体が協力しなければ、この国の人道危機はいつまでも続きかねないのだ。(国境なき医師団H.P.の報告より)
 
 さらに隣国スーダンの国内紛争により約1万4千人もの難民が中央アフリカ共和国へ逃れてきています。中央アフリカだけではありません。たくさんの国が援助を待っているのに軽視されています。こういう記事を見ると本当に胸が痛みます。