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2022年6月

2022年6月29日 (水)

使徒聖ペトロ・聖パウロ祭日

 1985年、使徒聖ペトロと聖パウロの祭日6月29日に、ヴァチカンで教皇ヨハネパウロ二世の司式で挙げられた荘厳ミサです。ミサ曲はコンサートホールではなく、このようにミサ典礼として聴くとより一層胸打たれます。


YouTube: MISSA DE COROAÇÃO - MOZART

2022年6月27日 (月)

pro-life

 鹿児島カトリック教区報7月号の巻頭、中野司教様は『いのちの福音について』で「プロ・ライフ」について書かれていました。

 pro=賛成 life=生命 つまりpro-life(プロ・ライフ)とは人工妊娠中絶に反対することです。胎児のいのちの権利を守ること、これがプロライフです。

 アメリカのバイデン大統領はカトリックであるにもかかわらず、プロ・ライフに反対しています。彼のように影響力の強い指導者が、胎児のいのちの権利を守ってくれないとはとても残念で悲しいことです。プロテスタントの前大統領トランプ氏はプロ・ライフを強く支持しています。

 中野司教様が書かれていることを是非読んでみてください。カトリックもそうでない人も、なぜ私たちは胎児の命を守らなければならないのか、よく分かるでしょう。教区報7月号リンク⇩

https://kagoshima-catholic.jp/library/kyokuho/5773.html

Cnn (写真:2017年1月25日CNNco.jpより)

 

2022年6月26日 (日)

ミサ説教


YouTube: 聖ホセマリア・エスクリバー記念ミサ・説教

聖ホセマリア・エスクリバー記念日

 聖ホセマリア・エスクリバー司祭とオプス・デイについて。

(日本語字幕:画面下歯車マーク→字幕→日本語)


YouTube: El fundador del Opus Dei, a los jóvenes: "Te miro y hace falta gente como tú"


YouTube: October 2, 1928 seen by a film director


YouTube: The Heart of Work: Saint Josemaria's Vision

2022年6月25日 (土)

聖母の聖心(せいぼのみこころ)

 今朝のニュースでアメリカが大きく二分されていると聞きました。女性の「生まない権利」を主張するリベラル派とそれに反対する人達。1973年頃出された「女性の生まない権利は憲法で保障されている」という判決が今回覆されました。リベラル派の人たちはとても怒っています。その怒りが彼らに反対する人たちへの攻撃につながるのではととても心配です。

 今こそフランシスコ教皇様のことばが必要です。「聖母マリア様のみ心をすべての人に伝えてください」と、お願いしたいです。そして教会の教えを守るよう励ましてください。

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2022年6月24日 (金)

イエズスの聖心の祭日

 イエズス様の聖心、それは愛です。その愛は限りなく、尽きることはありません。

 聖マルガリタ・マリア・アラコックにご出現されたキリストは「私の心は人々を愛するために多くの苦痛を忍びました。しかし多くの人々は、この愛に冷淡で、受けた恵みを忘れています。私の心はこの世の罪で傷つけられています」と言われて、ご自分の心臓(心)をお見せになりました。

 今もイエズス様は私たちをどれほど愛してくださっていることか・・・それなのに私たちはイエズス様の聖心を傷つけています。正義のためと言いながら殺し合い(戦争)、権利と言いながら胎児の権利は無視され、公平と言いながら弱者から搾取し、平等と言いながら迫害し、真面目に誠実に生きようとする人達を嘲笑う・・・神を冒涜する人たちのなんと多いことでしょう。それでも主は大きな愛で私たちの回心を待っておられます。

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2022年6月22日 (水)

聖ヨハネ・フィッシャーと聖トマス・モア

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聖トマス・モア    聖ヨハネ・フィッシャー


 聖ヨハネ・フィッシャー殉教者と聖トマス・モア殉教者の記念日です。

 お二人は何のために殉教されたのか・・・お二人の殉教が空しいものとならないように、結婚の秘跡についての間違った教えには耳をかさないようにしましょう。

 イギリス聖公会はカトリックと同じ秘跡が多くありますが、しかしすでに女性の司祭や、同性愛の高位聖職者がおられます。

 カトリックは少しずつルターによるプロテスタント化しています。今の教会は離れて行った兄弟姉妹が戻るように促すのではなく、まるで私たちカトリックが離れて行った兄弟姉妹の後を追っているように見えます。結婚の秘跡、叙階の秘跡、聖体の秘跡などカトリックの七つの秘跡を真面目に大切にしなくなった結果が今のカトリック教会の姿でしょう。

 「キリストの聖体」の祭日に、行列は無く、それどころか献香もせず、ご聖体顕示すらしない教会。ご聖体の秘跡が軽んじられているからでしょう。

 私はこの聖人お二方の殉教に心から敬意と感謝を捧げます。彼らの信仰の熱意を私たちも持てますように、主に願います。 

2022年6月21日 (火)

聖体行列

 昨年ポーランドでの「キリストの聖体」祭日の聖体行列の動画(S.Ligeza神父様)を見つけました。ポーランドの人々のご聖体に対する崇拝(崇敬ではありません)がわかりますね。heart


YouTube: 聖体祭

2022年6月20日 (月)

「キリストの聖体」祭日のミサ

昨日19日シカゴの教会での「キリストの聖体」のごミサです。


YouTube: Live Stream - Mass - External Solemnity of Corpus Christi (1962 Missal) - Sunday, June 19

528 使徒である者がそなえるべき重要な特徴は、ミサを愛することである。

529 「ミサが長い」とあなたは言う。私は付け加えよう。「なぜなら、あなたの愛が(短い)、つまり愛が足りないからだ」と。

          聖ホセマリア・エスクリバー著『道』より

2022年6月16日 (木)

キリストの聖体

 本来は三位一体の祭日の週の木曜日(今年は今日16日木曜日)が聖体の祭日です。そして翌日の金曜日はイエズスの聖心です。しかし今では聖体の祭日を日曜日にずらして、その後の最初の金曜日をイエズスの聖心の祭日としました。

 夫は小さい頃から三位一体の次の木曜日は聖体の祭日と覚えていて、日曜日が聖体の祭日と言っても、未だにピンとこないようです。小さい頃は家族と一緒に、少し大きくなると侍者として聖体行列に参加し、神父様から聖体に対する特別な、大切な心を学んだそうです。


YouTube: PANGE LINGUA- (Latin to english translation)


YouTube: THE PRIESTS - Panis Angelicus


YouTube: Tantum Ergo Sacramentum


YouTube: Hymnus - Adoro te devote

 すべてキリストの聖体について聖トマス・アクイナスが書いた祈りですね。どれか一つに絞りたかったのですが、やはりどれも素晴らしくて、四つ共載せてしまいました。

2022年6月11日 (土)

聖ホセマリア・エスクリバー神父様


YouTube: 聖ホセマリア・エスクリバー記念ミサのご案内

 6月26日は聖ホセマリア・エスクリバー神父様の記念日です。日本でも記念ミサがあります。18日(東京)と25日(大阪)です。

 今、私のまわりにも病気で治療を受けられている方が何人かおられます。毎日その人達のためにお祈りしています。特に聖ホセマリアへの『病者のための九日間の祈り』はずっと続けています。

 この祈りの良い所は、「病者自身の祈り」と「病者のための祈り」両方が載っていることです。病気やケガをしている人は自分のために「病者自身の祈り」を唱え、家族や知人に病気やケガをしている人がいたらその人のために「病者のための祈り」を唱えます。そして、最初に聖ホセマリアの言葉を引用した「黙想のしおり」が載っているので、よりよく祈ることができます。

 祈りの言葉も素晴らしいです。例えば第一日目の「病者自身の祈り」は、

神は私を決して見捨てることのない愛深い父親として、いつも私のそばにおられること、また、神は愛そのものであり、この世の誰よりも私を愛してくださっていることを、信仰の光に照らされて、私が理解できますように。神であり医師であるイエズス・キリストを、私が心から信頼できますように。そして、神の聖なるみ旨ならば、身体の健康と心の平和を神が与えてくださいますように。


「病者のための祈り」

神よ、あなたの息子(娘)である〇〇(病者の名前)が、あなたがいつもそばにおられ、父親としての大きな愛で助けてくださっていることを確信し、信仰と信頼に満たされながら、病気の苦しみを耐え忍ぶことができるように、恵みをお与えください。そして、あなたの聖なるみ旨であるならば、健康を取り戻すことができますように。

 九日間の祈りとロザリオの祈りは私にとって大きな助けでありお恵みです。

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2022年6月 5日 (日)

今一度考えてみましょう

 今日は聖霊降臨の祭日です。

 今日こそこの動画を見て、聖霊の導きにより、よく考えてみましょう。

 今月は「キリストの聖体」の祭日もあります。私たちは「ミサ」や「ご聖体」に対してどのような心・態度・振る舞いをしているでしょうか?私はキリストの聖心に適う典礼を心から望んでいます。


YouTube: MASS OF THE AGES Episode 2 — A Perfect Storm (4K)

2022年6月 3日 (金)

聖カロロ・ルワンガと同志殉教者

 

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 今日は聖カロロ・ルワンガ(St.Charles Lwanga 1865~1886)と同志殉教者の記念日です。

 日本ではあまり知られていないこの殉教者達は1885年11月から1887年1月の間に殉教しました(カトリック22人、聖公会23人)。

 ウガンダには1879年カトリックの信仰が伝えられました。初めは自由に信仰できたのですが、キリストの教えに反対の王が後継者となると激しい攻撃を始まりました。理由の一つはキリスト教徒が王の同性愛をとがめたことです。キリスト教徒は名乗り出るように言われ、小姓頭のルアンガをはじめ15人が自らすすんで名乗り出ました。当然棄教するように脅されましたが、彼らは殉教を選びました。ルワンガ21歳、最年少ギジトは13歳でした。ムシロに包まれて火をつけられる殉教は京都でのシスターたちの殉教と同じです。この他にも様々な方法で殉教しました。

 1920年、教皇ベネディクト15世は彼らを列福、1964年パウロ6世は列聖しました。「殉教者の血はキリスト教信者の種子」といいます。彼らの流した血は多くのカトリック信者を生みました。(2015年ウガンダのカトリック信者数は総人口の41.9%)。

 2015年11月フランシスコ教皇様はウガンダを訪問されて、殉教者たちの列聖50周年記念のミサを司式されました。

( これは2017年6月に書いたものを再度載せました。)

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 6月は「聖心の月」です。聖心(みこころ)とは私たちに対する天主の永遠の愛そのもの。聖霊降臨、三位一体、キリストの聖体、と続く6月は天主の愛にあふれています。そして6月24日(キリストの聖体後の金曜日)はイエズスの聖心の祭日です。

 6月はじめじめして沈みがちな気持ちになる梅雨の時期ですが、典礼カレンダーを見ると主の愛があふれんばかりで・・・とてもワクワクしてしまいます。heart01