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2022年6月 3日 (金)

聖カロロ・ルワンガと同志殉教者

 

St_charles_lwanga

 今日は聖カロロ・ルワンガ(St.Charles Lwanga 1865~1886)と同志殉教者の記念日です。

 日本ではあまり知られていないこの殉教者達は1885年11月から1887年1月の間に殉教しました(カトリック22人、聖公会23人)。

 ウガンダには1879年カトリックの信仰が伝えられました。初めは自由に信仰できたのですが、キリストの教えに反対の王が後継者となると激しい攻撃を始まりました。理由の一つはキリスト教徒が王の同性愛をとがめたことです。キリスト教徒は名乗り出るように言われ、小姓頭のルアンガをはじめ15人が自らすすんで名乗り出ました。当然棄教するように脅されましたが、彼らは殉教を選びました。ルワンガ21歳、最年少ギジトは13歳でした。ムシロに包まれて火をつけられる殉教は京都でのシスターたちの殉教と同じです。この他にも様々な方法で殉教しました。

 1920年、教皇ベネディクト15世は彼らを列福、1964年パウロ6世は列聖しました。「殉教者の血はキリスト教信者の種子」といいます。彼らの流した血は多くのカトリック信者を生みました。(2015年ウガンダのカトリック信者数は総人口の41.9%)。

 2015年11月フランシスコ教皇様はウガンダを訪問されて、殉教者たちの列聖50周年記念のミサを司式されました。

( これは2017年6月に書いたものを再度載せました。)

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 6月は「聖心の月」です。聖心(みこころ)とは私たちに対する天主の永遠の愛そのもの。聖霊降臨、三位一体、キリストの聖体、と続く6月は天主の愛にあふれています。そして6月24日(キリストの聖体後の金曜日)はイエズスの聖心の祭日です。

 6月はじめじめして沈みがちな気持ちになる梅雨の時期ですが、典礼カレンダーを見ると主の愛があふれんばかりで・・・とてもワクワクしてしまいます。heart01