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2019年8月26日 (月)

『如己堂随筆』と『ロザリオの鎖』

 永井隆博士の本は『長崎の鐘』を学校で教わったことで永井博士についてわかったような気になり、他に博士が書かれた本をじっくりと読んだことはありませんでした。学校ではただ「原爆の恐ろしさ」ばかりが印象に残り、「カトリック信仰」についてはほとんど記憶にありません。

 これは学校教育のせいかもしれません。宗教はタブー視されているせいでしょう。フランス革命についても同じです。永井博士=原子爆弾の脅威のイメージばかりが強くて、永井博士=カトリック信仰は学校では教わりませんでした。

 ある人の『如己堂随筆』の感想を読んでみて、この本を私も是非読みたいと思い早速買い求めました。そして読んでみての感想は『自分自身が恥ずかしい』の一言です。私はカトリック信者として偉そうにこのブログを書いていたことを本当に恥ずかしく思いました。永井隆博士のカトリック信者としての生き方、信仰にただただ心打たれました。主は博士にこれらのことを書かせるために限られた時間をお与えになったのでしょう。

 まだ読んでおられない方は是非読んでみてください。カトリック信者は自分の信仰について黙想するきっかけにになると思います。またカトリック信者でない方はカトリックの教えについて知ることができるでしょう。これらの本に出合えたことを主に感謝します。

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