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2017年9月

2017年9月29日 (金)

聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル大天使(祝)

 

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 三大天使の祝日です。殉教者の祝日とはまた違った華やかさを感じるのは私だけでしょうか。人間と違い神に近い天使たちは特別な力を持っています。

 悪魔を足で踏みつけている大天使ミカエル、日本の守護者でもあるので特に身近に感じます。

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 ところで話は全く変わりますが、最近世界各地での教皇様のごミサを見ていると、「主の祈り」の時に両手を広げ手のひらを上に向けて祈っている人達が目につきます。また隣の人と手をつないで祈っている人が多いのはアメリカ。イタリアでも手をつないで祈る人たちが増えているとか。日本国内でもちらほら。

 私は子供の頃教会学校で「主の祈りの時には両手を胸の前で合わせてお祈りしましょう」とシスターから教わりました。両手を広げて祈るのはミサを司式している司祭だけだと思っていました。

 私は祈る時に両手を開いたり手をつないだりするのは馴染めないので遠慮します。シスターは正しいことを教えてくださったと信じています。とはいえ、最近ではシスターの中にも主の祈りの時に両手を広げて祈る人たちもいます。noteなんでだろ~ なんでだろ~ なんでなんでだろ~?notes

2017年9月25日 (月)

GEN ROSSO

 数年ぶりに家族全員が揃った夏、私の教区に又新しい司祭も誕生し、良いことが続いた二ヶ月間でした。私の弾む心にピッタリの懐かしい曲を見つけました。


YouTube: Ama e capirai CGR 022


YouTube: Gruppo GIOIA- Se un giorno (Gen Rosso)

 昔のGEN ROSSO(ジェン・ロッソ)はよかった!今はどんな曲を歌っているのか知りませんが。昔を懐かしむ・・・典型的中高年ですね。coldsweats01

2017年9月23日 (土)

トマさんのお話し

 『トマさん祈りの部屋』に「愛」について話されたことが載っていました。最後にこのように書かれていました。

『愛とは相手の善を望むこと』です。辛くても、時には意に反しても踏みとどまります。それが愛です。だから「苦しみは愛の試金石」と言われます。困難を通して愛は成長します。現代社会では、そんな愛は古臭いと考えられています。個人の気持ちを最大限に生きることが愛だと勘違いされています。結局は自分の都合が優先して、神につながる愛に成長しません。浅はかな「愛」の繰り返しです。恋愛が多いほど愛を生きていると思い込んでいるのです。■
*2017/08/24 in別府

 確かにその通りです。小説やドラマに映画、人達は簡単にくっついたり離れたり、いったい何人に愛を告白するのでしょうか。そしてそれが良いことのように真似る若者たちの現実。トマさんが言っているように「困難を通して愛は成長する」のです。勿論成長できるためには二人の努力だけではありません。主の恵みがあればこそです。「私たちは主によって生かされている」ことをいつも忘れないでいることです。

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(もとの写真:『ブログ.r』より)

2017年9月21日 (木)

聖マタイ使徒(祝)

Stmatthew_2聖マタイと天使:カラバッジョ

「マタイによる福音」とあるように、新約聖書の最初に載っている良い知らせを書いたのが使徒マタイです。

 マタイは人々から嫌われていた徴税人でした。そんな彼をイエズス様は呼びました。呼ばれたマタイはイエズス様にすぐに従いました。「この仕事が終わったら・・・」とか「ここを片付けてから・・・」とか言い訳をせずに、イエズス様から呼ばれるとすぐにすべてをおいて従ったのです。

Brugghenterhendrickthecallingofstma 聖マタイの召命:ブルッヘン

 マタイと対照的にイエズス様に従いたかったけれどそうできなかった人達もいましたね。自分の財産に執着があった人、亡くなった家族を葬ることを優先した人など。もしイエズス様があなたに声をかけられて「ついてきなさい」と言われたら、あなたならどうしますか?

 明後日23日はカテドラルザビエル教会でビアンネ助祭司祭叙階式があります。彼はイエズス様に呼ばれて「はい」と言って従った人です。司祭様たちは皆そうですね。改めて使徒職について考えさせられました。

2017年9月18日 (月)

壁紙

 今までフラ・アンジェリコの受胎告知の絵をパソコンの壁紙にしていましたが先日子どもたちの写真に変えました。

 画面を開くたびに子どもたちのアップ、綺麗な瞳(←親バカです)にいっせいに見つめられます。子どもたちから「お母さんしっかり!」と励まされているような気持ちになり、『子どもたちのためにもっと頑張らなければ』と気合が入ります。今日の敬老の日にぴったりかな。

 最近フラ・アンジェリコの絵が特に好きになり、色々な作品を本やネットで観ています。若い頃に比べて私の心も少しはきれいになり、天使のような修道士の描いた絵の良さがわかるようになったのかもしれません。coldsweats01

 壁紙にしていた絵はこちら⇩

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これらの絵も良いですね。⇩

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次に壁紙にするのはこの絵かな?⇩

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キリストの手にある紙に書かれていることばは「わたしは世の光である」

2017年9月17日 (日)

台風18号

 20170917131000気象庁


 今回の台風18号もまた近くを通ったのに、強風や大雨もなく無事に過ぎました。

 ラジオからの「強い台風が近づいています」「避難勧告が出されました」との声に、いつものようにパンとカップ麺を多めに買い、水を汲み置きし、懐中電灯とロウソクを用意して、雨戸も早めに閉めて台風が来るのを待ちましたが・・・、それらを使わずに済んだことは幸いでした。

 「台風が南九州市に上陸しました」という放送を聞いても外は変わらず静かでした。私の所はたまたま台風の雨風が弱い所にあたったのでしょう。少しの吹き返しがあっただけですみました。大分や宮崎では雨や風がとても強い所もあったようです。台風は生き物のようにスピードを上げたり落としたり立ち止まったり、右へ行ったり左へ行ったり後戻りしたり・・・、どの部分が大暴れするのか予想できないのでやっかいです。

 今回も被害にあわれた方々がおられます。物の復旧だけでなく、疲れた心の回復もお祈りいたします。

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2017年9月16日 (土)

『嵯峨野花譜』

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 注文していた葉室麟さんの新作『嵯峨野花譜』が届いたので早速読み始めました。アマゾンでのこの本の紹介文より。

舞台は文政13年(1830年)の京都。年若くして活花の名手と評判の高い少年僧・胤舜(いんしゅん)は、ある理由から父母と別れ、大覚寺で修行に励む。
「昔を忘れる花を活けてほしい」「亡くなった弟のような花を」「闇の中で花を活けよ」……次から次へと出される難題に、胤舜は、少年のまっすぐな心で挑んでいく。
歴史、能、和歌にまつわる、あるいは生まれたままの、さまざまな花の姿を追い求め、繊細な感受性を持つ少年僧が、母を想い、父と対決していくうちに成長をとげていく、美しい物語。

 舞台が大覚寺とあったので、「いけばな嵯峨御流」と関係があるような気がして嵯峨御流のいけばなの写真集(古本ですが)を買いました。まさに小説に出てくるように、自然の花がいける人の心を表している作品ばかりです。

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 葉室さんは歴史・日本画・和歌・茶道・華道など日本の歴史文化に造詣深く、私の知らない世界を教えてくれます。

 

 私はお茶席の花が特に好きです。夏は茶室の竹の花器に一枝か二枝生けてある花の姿が涼しげで。母がお茶を点てていた頃を思い出します。

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写真はブログ『一期一会』より(木槿に朝顔)

2017年9月15日 (金)

指が動かない?

 教会で新しい歌をうたう時、メロディーがうまくつかめません。そこで小さなキーボードを買って練習を始めましたが・・・。

 簡単に弾けると思っていたのに指がうまく動かない。catface 小学生の頃ピアノを習って以来なので、コードも覚えられないし悲惨です。sad

 「これから特訓するぞ~」と張り切っているのに、夫は私の熱しやすく冷めやすい性格を見抜いて、「3ヶ月でやめるだろうな」と言っています。確かにその可能性は大。せめてクリスマスには「聖夜(静けき)」をキーボードの伴奏で歌えるようになります!

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 もし私が投げ出した時には子どもたちに押しつけましょう。happy02

2017年9月14日 (木)

十字架称賛の祝日

神は御独り子を与えたもうほどこの世を愛された。それは、彼を信じる人々がみな滅びることなく永遠の命を受けるためである。神のみ子を世に送られたのは、世をさばくためではなく世をすくうためである。(ヨハネ3:16-17)

 今日は十字架称賛の祝日。

 カテドラルの二階の聖堂と一階の小聖堂にキリストのご像のついた十字架(キリスト磔刑の十字架)を一日も早く置いてほしいと願うばかりです。

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カテドラルザビエル教会

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小聖堂

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Eyhlzeen1玉里カトリック教会     鹿屋カトリック教会

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国分カトリック教会   鴨池カトリック教会

Photo_3大口カトリック教会 他のカトリック教会にはあるのにな・・・キリストのいない十字架なんて・・・プロテスタントの教会みたいdespair

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 昨日は夫が突然「牧場に行こう!」と言い出したので、昼食を早めに済ませて高千穂牧場へ。ここちよい風があり、トンボが飛び回り、もう秋の気配です。

 牧場内を一巡りしたら、後はいつも通りただひたすら夫と対話。信仰のこと、カトリックのこと、子どもたちのこと、進化論にLGBT,体外受精等々・・・。そして美味しいものを食べて心も身体もいっぱいになりました。

Dscn1976_2こちらはお腹を満たしてくれた牧場のピザとサイコロステーキhappy01

2017年9月13日 (水)

二つの教会

 今の中国の様子が書かれたブログを読んで、中国のカトリック事情を少し調べてみました。

 現在中国には中国政府公認のカトリックと政府非公認の地下カトリックがあるようです。中国政府の公認のカトリック団体の代表者らが集うのが「中国カトリック全国代表会議」。

 政府公認の「中国天主教愛国会」の信者は約550万人、非公認の「地下教会」に所属する信者はその数倍だそうです。私が読んだブログに出てくる信者さん方はどちらの教会に属されているのでしょうか。興味あるところです。

 地下教会の指導者は「中国は独自の基準で宗教問題を取り上げ、バチカンに反抗している。私は信仰を汚したくない。教会とバチカンに従いたい」と言っているそうです。

 政治が絡んでいるし、私は直接見たり聞いたりしたわけではないので何も言えませんが、二つの教会(本当は一つのはずです)があることは事実のようです。

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(写真:産経WEST 2017.1.15 より)

2017年9月 9日 (土)

にがごいの佃煮

 Sさん手作りの「にがごいの佃煮」をいただきました。こちらでは「にがごい」と呼ばれているニガウリの佃煮です。ニガウリは豆腐、豚肉と一緒に油炒めでいただくのがポピュラーですが、漬物や佃煮にしても美味しいです。

Dscn1946Sさんの手作り「にがごいの佃煮」

 いただいた佃煮はゴマや鰹節等色々と入っていて、とても美味しかったです。ご飯がすすみます。種を取り、ワタを取り細切りにするのに手間がかかりますが、料理は手間ひまかけただけ美味しくなりますね。

 こういう常備菜があるとお弁当作りの時にとても助かります。

2017年9月 8日 (金)

聖マリアの誕生

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 マリア様の誕生日。お父様は聖ヨアキム、お母様は聖アンナです。

 マリア様はご両親が年を取ってから授かったので、お二人とも毎日神様に感謝しながらマリア様を大切に育てられたと思います。神を愛し柔和で謙遜に育ったマリア様は、キリストの母となるように神から選ばれました。それは大きな喜びと共に、我が子の十字架を仰ぎ見るという苦しみも背負いました。

 マリア様は私たちのお母さんでもあります。マリア様に倣い、いつも神様に信頼して謙遜に生きたいものです。私はもっともっと謙遜をマリア様に倣わなければ。 confident

2017年9月 5日 (火)

ハンダマ

 お花教室の時に「ハンダマ」というお野菜をNさんから頂きました。別名「水前寺菜」「金時草」「春玉」と呼ばれている野菜で、奄美では「ハンダマ」というそうです。

Photo_2  レンジでチンして水気を絞り、酢味噌でいただきました。ぬめりがあり体に良さそうだと思っていたら、やはり鉄分が多く「血の薬」と言われているそうです。モロヘイヤほど青臭さがなく、とても食べやすいでした。天ぷらにしても良いとのこと、数本挿し芽をしたので来年は自家製ハンダマ天ぷらが食べられるかもしれません。楽しみです。

2017年9月 2日 (土)

9月のお花教室

 今日はお花教室でした。生けた花はユキヤナギ、リンドウ、ガーベラ、シネンシス、たましだ です。

 先生がゆきやなぎの無駄な枝を取ってくださったのですっきりとなり、涼しげな作品になりました。今の時期この暑さの中で花を長持ちさせるのは難しそうです。水はたっぷりとあげてくださいとのことでした。

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 教室のあとはいつも茶話会です。今日は神父様も加わり大島紬の話で盛り上がりました。大島出身の方が多いので、皆さん大島紬を見る目は肥えています。わたしも大島紬の着物が好きで、特に竜郷柄が大好き。蛇が苦手な私ですが竜郷柄は別。紬の着物は張りがあり裾さばきが良く、とても着やすいのが特徴です。

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Photo_2竜郷柄


 お花から着物へと話がそれてしまいました。これから秋になると花だけでなく葉の紅葉や実も楽しめます。秋にはどんな花材を扱うのかこれからも楽しみです。

2017年9月 1日 (金)

典礼~大丈夫?

Photo_2(写真:Fr.Zのブログより)

 この写真を見て思わず笑ってしまいました。典礼をいい加減にしている教会はアメリカでも多いのでしょう。以前私の教会の主任司祭だったP神父様は「私の趣味は・・・典礼かな?」と言われたくらい、いつも典礼を勉強されて、私たちにも教えてくださいました。

 例えば、ミサの中での祈りやロザリオは言葉の意味をかみしめてゆっくりと唱えること。ロザリオは時間内に終わらない時は途中まででもよいのでゆっくりと。使徒信条の時、「主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ」の所では頭を下げるなど、大切なことを色々と教えてくださいましたが、神父様が移られた後はもう皆さん教わったことは忘れています。とても残念です。

 大阪では典礼委員会が定期的にあるそうです。おそらくそこではローソクも真直ぐにシャキッとしているでしょう。

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