2021年10月 2日 (土)

新型コロナワクチン

 前にも書きましたが、新型コロナワクチン接種率は国によって大きな差があります。ワクチンを望む人達すべて平等に受ける機会を作りましょう。

 国境なき医師団も訴えています。⇩

https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/ac20210915mt.html

 ワクチンはとても大切だと思います。でも理由があってワクチンを受けないことを選んだ人に強制しないでください。ワクチンを接種したからといって絶対に新型コロナに感染しないわけではありません。

 ワクチン証明書があれば入館、入場、入店できるが接種していない人はダメ・・・それは善いやり方ではないと思います。こういう考えが広まれば、そのうち教会も「ワクチン接種証明書のある人だけごミサに与れます。ワクチンがまだの人は受けてから来てください」なんてことになるかも・・・日本ではありえないでしょうが、アメリカ等では現実になるかもしれません。coldsweats02

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 今日は守護の天使の記念日です。私たちが皆正しい考えと行いを選ぶことができますように、守護の天使達よあなたが護るべき人を護り導いてください。

2021年9月29日 (水)

人として

 コロナワクチンの3回目の接種が計画されているようです。先進国ではすでに3回目の接種が始まっている国もあります。一方アフリカでは1回目の接種すら国民の2割に満たない国もあります。

 先ほど私の家の前を街宣しながら通る衆議院選挙の候補者。彼は「国は外国の援助にお金を無駄遣いしています」と、当たり前のように言っていました。国会議員の中にこういう考えの人が多ければ、当然いつまでたってもアフリカの発展途上国の人達にはワクチンは届かないでしょう。

 「世界は一つ」「人間はみな平等」等と口にはするけれど、実際には目を閉じて現実に気づかないふりをしている人も多いようです。

 「持たない人には持っている人がわける」人として当たり前のことだと思うのですが。

聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエル大天使祝日

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 天使の存在を信じない信者もいますが、私は聖書に書かれている通り信じます。特に大天使聖ミカエルには毎朝祈ります。悪魔の誘惑に弱い私には聖ミカエルの保護が必要だから。毎朝唱える「大天使ミカエルへの祈り」です。(字の読みにくい方は画像をクリック)

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2021年9月28日 (火)

聖トマス西と15殉教者

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ドミンゴ・エルキシア司祭(スペイン)   1633年8月14日殉教

フランシスコ正右衛門修道士 (ドミニコ会)1633年8月14日殉教

ヤコボ朝長司祭 (ドミニコ会)      1633年8月17日殉教

ミゲル久郎兵衛信徒            1633年8月17日殉教

ルカ・スピリトサント司祭(スペイン)   1633年10月19日殉教

マテオ小兵衛修道士 (ドミニコ会)    1633年10月19日殉教

長崎のマグダレナ修道女(ドミニコ会第三会員)1634年10月15日殉教

大村のマリア修道女(ドミニコ会第三会員) 1634年11月11日殉教

トマス西司祭(ドミニコ会)        1634年11月17日殉教

ジョルダーノ・アンサロネ司祭(シチリア) 1634年11月17日殉教

ビンセンテ塩塚司祭(ドミニコ会)     1637年9月27日殉教

アントニオ・ゴンザレス司祭(スペイン)  1637年9月29日殉教

ミゲル・デ・アオサラサ司祭(スペイン)  1637年9月29日殉教

ギヨーム・クルテ司祭(フランス)     1637年9月29日殉教

京都のラザロ信徒             1637年9月29日殉教

ロレンソ・ルイス信徒(マニラ)          1637年9月29日殉教

 ドミニコ会の司祭、修道者たちと信徒の殉教です。女性二人もいました。

 ひどい拷問に一度は棄教したけれど回心して殉教した人、棄教しなくても司祭の潜伏場所をもらしてしまい、その司祭と共に殉教した人・・・それぞれに人間としての弱さがあっても、最後は自分の信仰を力強く証しています。

 殉教者の話しを読むといつも思います。『彼らの信仰の強さをほんの少しでいいので私も欲しい』と。そして主に信仰の恵みを願わずにはいられません。

2021年9月27日 (月)

サラ枢機卿様インタビュー

https://www.cath.ch/newsf/cardinal-sarah-ni-traditionaliste-ni-progressiste-mais-intransigeant/

 (フランス語です。フランス語を理解できない方はグーグル翻訳を使ってください。)

 いつもサラ枢機卿様には敬服します。このインタビューもそうです。はっきりと力強く私たちを諭しておられます。サラ枢機卿様はカトリック教会の現状を憂う者にとって勇気を与えてくださいます。

I affirm what the Catholic Church has always believed and affirmed. I affirm the doctrine and moral teaching of the Church. I am neither a traditionalist nor a progressive. I teach what the missionaries taught me.・・・・・

The Church must speak a precise clear language that speaks doctrine and morals. (Cardinal Robert Sarah)

2021年9月25日 (土)

映画2作品

 久しぶりに良い映画を観ました。『ラストディール』と『家へ帰ろう』の2本です。

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 『ラストディール』は副題に「美術画商と名前を失くした肖像」とあるように、作者のサインのない一枚の肖像画を目にした画商がこの絵に引き付けられるていくことから物語は始まります。

 画商と聞くと私は映画『モンパルナスの灯』でリノ・ヴァンチェラが演じた画商を思い出します。つまりあまり良い印象ではありません。

 私はこの作品から風景画や静物画、肖像画などの絵画と聖画とは明らかに違うことを教えられました。また聖画は値段をつけて売るべき商品ではないと強く思ったのですが、現実にはイコンまでも売られています。修道院の修道士たちの生活を支える大切な収入源なのはわかりますが・・・複雑な気持ちです。

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 もう一つの作品が『家へ帰ろう』です。この作品はあるユダヤ人が主人公です。最初に交わされる主人公の老人と孫娘の会話、二人のしたたかさにちょっと驚きました。ナチスによる暗く重く苦しい過去を持つ老人ですが、それを幾人かの人たちの愛が包みます。

2021年9月23日 (木)

ハンガリーのカトリック聖体賛美


YouTube: Eucharistic Procession fills the streets of Budapest at International Eucharistic Congress

2021年9月21日 (火)

聖マタイ使徒福音記者祝日

 今日の福音朗読の中で「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」(マタイ9:13)と、キリストは言っています。

 時々私たちは自身が罪人であることを忘れて傲慢になり、そしてそのことに気づかない時があります。他人をねたんだり、悪口を言ったり批判したり、不平不満を言ったり、嘘をついてごまかそうとしたり、言葉で他人を傷つけたり・・・本当に私たちは罪人です。だからこそキリストが必要なのです。

 ですから、キリストに出会えて、キリストから離れられない人は幸せだと思います。この恵みに感謝!

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 聖マタイ使徒福音記者 (カラヴァッジョ)

2021年9月18日 (土)

ガエタノ・コンプリ神父の哲学講座

 ガエタノ・コンプリ神父様の書かれた本『人間を考える』や『人間としての哲学』はとてもわかりやすい本です。「哲学」と聞くと身構えてしまう人も多いでしょう。でも心配いりません。神父様のお話しは「哲学史」ではありませんから。

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 先日息子が神父様の「人間としての哲学講座」YouTube で視聴できると教えてくれました。この講座は『人間としての哲学』の本をもとに話されています。ですからもしこの本をまだ読んだことのない方はぜひこの講座を視聴することをお薦めします。普通のおばさんの私でもよくわかる内容です。⇩こちらからどうぞ!

https://www.youtube.com/channel/UCdRgSkvbbGD7Eu67bJmbPTQ

2021年9月14日 (火)

十字架称賛と悲しみの聖母

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 今日は「十字架称賛」の祝日、そして明日は「悲しみの聖母」の記念日です。

 S神父様は12日日曜日のごミサの説教で十字架称賛にふれ、「この日称賛する十字架は死の道具ではなく、命の道具です。キリストは十字架で死んでも、その死にうち勝って復活されました。十字架は私たちには新しい命への希望です」と説かれました。続けて「洗礼を受けている人もそうでない人も自然災害に遭うし新型コロナ等にもかかります。皆同じです。ただ私たちには死んでも新しい命があるという希望があります。死が終わりではないことを知っています。だから私たちは希望の十字架を称賛するのです」と。また「どの教会の屋根にも高く掲げられている十字架は希望を表しています」という説明に、『ただの目印ではないのだ』と、恥ずかしながら今頃合点がいきました。

 明日は十字架に磔になったキリストのもとにたたずまれる聖母マリア様「悲しみの聖母」の記念日です。


YouTube: Stabat Mater (At the cross her stations keeping)

 聖母は胸に剣が刺さるような苦しみ、悲しみを受け入れました。喜びも苦しみも悲しみもすべて「われになれかし」と受け入れた聖母マリア様です。私も天主のみ旨のすべてを受け入れ、聖母に倣うことができますように、アーメン。


YouTube: Madre del Silencio | Música Católica | Canción a la Virgen María

 Canto Catolico の歌はいつ聴いても良いですね。何といっても質が高い!

2021年9月12日 (日)

マリアのみ名の祝日


YouTube: しあわせなかたマリア カトリック聖歌 Ave Maria

 幸せな方マリア様、恵みあふれるマリア様。いつも主の恵みに気づき、感謝しながらマリア様のように日々過ごせたら幸せですね。毎日不平不満ばかり口にして過ごしてしまう私・・・。もっともっとマリア様に倣う生き方をしなければ!

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 先日のブログにも書いたように、1683年、ポーランドの王、ヤン3世ソビェスキは自分と兵士たちをマリア様にゆだねて、ウイーンに進行する15万のオスマン帝国軍にわずか3千の騎兵で勝利しました。その日が9月12日です。

 「マリアのみ名の祝日」を9月12日に定めたのは、1911年教皇聖ピオ十世です。

 ソビェスキ王がゆだねたマリア様がこの「黒い聖母」です。生前小平神父様がポーランドのヤスナ・グラ修道院を巡礼された時、その記念として私たち教会の信徒にこのご絵をくださいました。⇩ 裏には神父様の説明が書かれています。

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2021年9月10日 (金)

ヤン・ソビェスキ

 先日息子が棚にしまってあったウオッカを見つけ、そのラベルに書かれていた名前についてどういう意味か父親に尋ねていました。そのウオッカの名前は「SOBIESKI」。

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 SOBIESKIとはJan3世 Sobieski「ヤン3世ソビェスキポーランド国王」のことです。

 1683年にオスマン帝国が15万の兵を率いてウイーンに進撃した時に、わずか3千の騎馬隊を率いてヨーロッパを守り神聖ローマ帝国を勝利に導いた英雄です。

 ヴァチカン美術館にはソビェスキの間に『ソビェスキ、ウイーンを開放する』(ヤン・マティコ作)の絵が展示されています。私もヴァチカン美術館を訪れた時にこの絵を見ました。絵のテーマを知っていたので胸が熱くなったのを覚えています。

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 また以前ブログで紹介したと思いますが、映画も制作されています。とても良い作品のせいか、今この映画のDVDは中古でもアマゾンで高値がついています。もし機会があればぜひ観てみてください。

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 歴史を学ぶことは面白いです。一本のウオッカから話が広がりました。こんな家族の会話が大好きです。

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 今日は「日本205福者殉教者」の記念日です。この世の命よりも来世の命を大切にした人達です。何よりもどんな時にもキリストにつながっていなければならないと、私たちに信仰の模範を示してくださいました。

 私たちは今こそ彼らから学ぶべきです。新型コロナと迫害、どちらの方がより恐ろしいですか?彼らが命がけで守ったものは何ですか?

2021年9月 8日 (水)

聖マリアの誕生 祝日


YouTube: マリアさまのこころ Maria-sama no kokoro

 マリア様の祝日のなんと多いこと。でもそれはとても嬉しいことです。それだけマリア様は皆から愛され、崇敬されている証拠です。カトリック教会の聖堂に入ると必ずマリア様のご像があります。マリア様の賛歌も沢山あります。カトリック信者は皆マリア様が大好きです。私たちのお母様ですからね。

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2021年9月 1日 (水)

国境なき医師団

 国境なき医師団(MSF)が50周年を迎えました。今までの主な紛争地域への援助活動を見ると、いつもどこかで人間同士は殺し合っていることがよく分かります。そして殺し合いを命じる人ではなく子供たちや弱い人々が圧倒的に犠牲になっています。

MSFが人道支援活動を行った紛争地域の一部

1971年国境なき医師団設立のきっかけとなったナイジェリア東部ビアフラ戦争(1967年勃発)

1975年ポルポト政権から逃れるカンボジア市民を援助

1976年中東・レバノンの内線

1980年ベトナム軍のカンボジア侵攻

1984年エチオピア飢餓・軍事政権による援助物資の横領発覚

1991年湾岸戦争に続く内乱で難民になったクルド人への救援

1992年ソマリア内戦(1988年勃発)人道的支援を理由にアメリカ中心の多国籍軍の過剰な軍事介入を非難

1994年ルワンダで民族大量虐殺(ジェノサイド)が発生

1995年ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992年勃発)での虐殺や強制移住が起きていることを国際社会に訴えた

1995年チェチェン紛争(1994年12月)で市街地が壊滅状態の中、医療・人道支援を開始

1999年コソボ戦争(1998年内戦激化)NATO軍の軍事介入を「人道的介入」と正当化する発想を非難

2002年アンゴラ飢餓対応(政府軍と反政府軍の停戦合意後)

2003年イラク戦争

2004年アフガニスタンから撤退(1980年から24年間援助活動を行う。2009年に活動を再開する)

2009年スリランカ内線

2009年スーダン、ダルフール紛争(2003年勃発)スタッフが拉致される事件が発生

2012年シリア内線(2011年勃発)援助を開始するが2014年スタッフが拉致・拘束される事件が発生

2013年ソマリアからの撤退 内戦が勃発した1991年から22年間援助を続けてきた間に合計16人のスタッフが殺害された。2017年に援助活動を再開

2015年イエメン紛争激化

2015年アフガニスタンの外傷センターがアメリカ軍の空爆を受けて、患者とスタッフ42人が亡くなる。紛争地でのMSF関連施設への砲爆撃は75件106回

2017年ロヒンギャ難民危機

 紛争地域への援助だけでなく、スマトラ沖地震、ハイチ大地震、東日本大震災などの自然災害への救援、HIVやエボラ、新型コロナウイルスなどの感染症対策、乳児、子どもへのワクチン、栄養失調の治療、妊婦への支援、難民への援助等々MSFは活動しています。

 最後に下記のレポートを是非読んでみてください。「MSFとアフガニスタン」とでも言いましょうか。またMSFへの寄付も忘れずにお願い致します。

https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/afg20210824nt.html

俳句入門

 今日は8月最後の日。9月からは夫の仕事も始まるので、思いきって二人で「えびの高原」へ出かけました。

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 枝先が黄色く色づきはじめている木々、駐車場を飛び交うたくさんのトンボ、白い花があふれんばかりに咲きほこっている山法師の大木、夏の終わりは近く、秋がそこまで近づいていると感じました。そこでこの気持ちを一句詠みたかったのですが・・・できませんでした。

 その訳は昨夜読んだ『俳句入門』が原因です。ど素人の私が今まで詠んだ句は独りよがりで自己満足の句ばかりでした。稲畑汀子先生のこの本を読んで、初心者がよくやってしまうことがほとんど私に当てはまっているのに気づき、恥ずかしい思いでいっぱいになりました。

Photo  季重には注意しているのですが、頭で作ってしまったり、切字の使い方を間違えたり。先生は「嬉しい」などの感情言葉は避けるように、説明するよりも感動の方を大切に、事実を述べる。十七音しかないのであるから、省略の反面、短くとぎすまされた言葉を残さなければならない。対象を深く見ること。言葉をつめ込まない。等々初心者に教えておられます。

 「感動のないところに詩は生まれない」そして「感動したことを十七文字に託す」「俳句は季題を詠む詩である」という教えで、私は俳句の真の面白さがわかりかけてきました。

 これからは先生の教えておられることを少しずつ実践しながら、俳句を一から始めようと思います。ガンバルにゃん!cat

2021年8月29日 (日)

句集

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 ずっと以前から酒井司教様の句集が出るという話を聞き、まだかまだかと待っていました。そしてやっと念願かないこの句集『神の手』を手にすることができました。

 酒井司教様は湧水の俳号を持つ俳人でもあり、ホトトギスの同人です。つまり俳句のプロですね。この句集を読むと、司教様の温厚なお人柄が感じられます。

 私の母は素人の俳句好きで、特に正岡子規や高浜虚子、稲畑汀子女史の句を好んでいました。こうして句集に触れると、地方の小さな句会にいそいそと出かけていた母の姿を想い出します。

 私も俳句には興味があり、ヘタなりに時々詠みますが、娘に言わせると文法がまちがっているそうです。正直文語の文法はわかりません。

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 そこでこの本⇧を使って文語の文法をきちんと勉強することにしました。『学生の時に真面目に勉強していればよかった』と、後悔しています。

2021年8月26日 (木)

チェンストホヴァの聖母祝日

 

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今日はポーランドの「チェンストホヴァの聖母」の祝日です。チェンストホヴァの聖母と言っても、ルルドやファティマのように聖母が誰かにご出現したわけではありません。

 聖母のほほについている傷はプロテスタントのフス派によってつけられたものです。ヤスナグラ修道院をスウェーデン軍から守った聖母のイコン。聖母はポーランドカトリックの心の象徴です。


YouTube: Czarna Madonna - Czarna Madonno Pieśń Religijna

2021年8月25日 (水)

伝統ミサ

 伝統ミサを知らない方のために。


YouTube: Solemn High Traditional Latin Mass Cathedral of the Blessed Sacrament, Sacramento (May 5, 2012) HD

 

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 先日綺麗な十字架を手に入れました。長さが約60cm と自宅用にしては大きなものです。早速ダイニングの壁に掛けました。いつもイエズス様が共にいてくださることを忘れないように、食事中もイエズス様は一緒おられます。おしゃべりが罪のもと(噂話や悪口)にならないように気をつけます。happy02

2021年8月24日 (火)

使徒聖バルトロマイの祝日

 

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 イエズス様の使徒聖バルトロマイ(ナタナエル)はアルメニア地方に布教して、殉教したと言われています。アルメニアといっても何処にあるのかすぐにわかりますか?それは西アジア(中東?)にあり、トルコ、ジョージア(グルジア)そしてアゼルバイジャンに囲まれている所です。

 バルトロマイという名前は「タルマイの息子」という意味で、バルトロマイとナタナエルは同一人物のようです。ナタナエルという名前は「神は与える」という意味です。

 イエズス様は、ナタナエルのことを、「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない」と、言われました。イエズス様が自分のことをすべて理解していると悟ったバルトロマイ(ナタナエル)は応えます。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」と、信仰告白しました。そしてイエズス様に従いました。最後は他の使徒たちと同じように殉教しました。

 当時多くの普通の人たちのがキリストに出会ったことでしょう。しかし出会ったすべての人がキリストを信じたわけではありません。また信じた人々の中からキリストは特に12人を選ばれました。何故あの12人だったのでしょうか?

 今もキリストに出会い洗礼を受ける人もいれば、せっかく出会ってもただ通り過ぎてしまう人もいます。おそらくそういう人達の方が圧倒的に多いでしょう。カトリックの幼稚園や学校、大学はありますが、そこに通った人たちのほとんどはキリストに出会っているはずなのに・・・。主のみ旨は私たちには計り知れませんね。

 聖バルトロマイのように、キリストに出会ったら主を信頼して絶対に主から離れませんように。

2021年8月22日 (日)

天の元后聖マリア

 オリンピックは行われ、スーパーやショッピングモール、レストランも営業しているのに、教会だけは早々にごミサへの扉を閉じる・・・如何なものでしょうか?

 幸い私がいつもごミサに与るKカトリック教会は、最も大切なことを一番に考えておられるので、ごミサはあります。今日は聖母の被昇天から八日目、「天の元后聖マリア」の日です。きっとマリア様も喜んでおられるでしょう。

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