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2024年12月29日 (日)

聖家族

 

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 今日は聖家族の日です。家族皆が聖家族を手本として、また目標としている家庭はバラバラになることはありません。どんなにつらい時や苦しい時、かえってそんな時にこそお互い慰め合い助け合うものです。

 フランシスコ教皇様は「家庭」について三つのことばが必要と話しておられます。

「いいですか」「ありがとう」「ごめんなさい」ということばは、家庭生活を円満で平和なものにする道を切り開くことばにほかなりません。それは単純なことばですが、実際に言うのはそんなに簡単ではありません。このことばには大きな力があります。多くの問題や試練に直面しても家庭生活を守る力です。もし、それらが失われたら、亀裂が入り始め、すべてが崩壊することすらあります。

 何でも自分の思い通りにしようとせず、「いいですか」と、相手の気持ちや考えを尊重すること。してもらったことを当然当たり前と思うのではなく「ありがとう」と感謝をすること。そして喧嘩になったらどちらが正しい、悪い、勝ち負けとは関係なく「ごめんなさい」とできるだけ早く謝りましょう。だって喧嘩はお互いの心や体を傷つけあう事だからです。特に「ごめんなさい」はカトリック信者の特技?のはず。なぜなら私たち信者は次の聖書の話を知っているからです。「・・・キリストは七の七十倍までも(=無限に)ゆるしなさいと言われました。・・・あなたたちが心からゆるさないなら、天の父も同じようにあなたたちをゆるさない。」(マタイ18:21-35)

 そして教皇様は次のようにも話しておられます。

大げんかになったことがありますか。それはよいことではありませんが、それが本当に問題なのではありません。問題なのは、その気持ちのまま次の日を迎えることです。けんかをしたとしても、家族と仲直りしないで一日を終えないようにしましょう。