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2024年5月

2024年5月19日 (日)

聖霊降臨の説教

 酒井司教様の聖霊降臨の説教(説教は5:00頃から)


YouTube: 東北巡礼2024第3日目5月18日

 司教様の説教はいつも気づかされることがあり、福音がよくわかるように解き明かしてくださいます。

聖霊降臨の主日(祭)

Pentecost2

 聖霊降臨の前にイスカリオテのユダの代わりにマティア(5月14日が祝日)が選ばれ使徒たちに加わりました。なので聖母の周りには12人の使徒がいます。多くの聖画ではマリア様にも聖霊が降りているように描かれています。

 マリア様はすでに聖霊によって身ごもったのに再び聖霊を受けたのでしょうか?神学的なことはわかりませんが私にとっては素朴な疑問です。聖霊が降った時に無原罪である聖母も使徒たちと一緒にいたのは確かなのですが。

 疑問はさておき、使徒言行録(1:1-4)には聖霊降臨について、「皆が一つに集まっていた時突然天から激しい風が吹いてくるような音がして響き渡り、炎のような舌が分かれて現れて、一人一人の上にとどまった。するとみな聖霊に満たされた」とあります。キリストが天に昇っていかれる前にキリストは使徒たちに「ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなた方は、間もなく聖霊によって洗礼を受ける」と約束され、その通りになりました。そしてこうも言われました。「聖霊があなた方の上に降るとき、あなた方は力を受けて、エルサレムと全ユダヤとサマリア、また地の果てに至るまで、わたしの証人となるであろう」。そして何世紀もの間それは実行され続け、ついに1549年聖フランシスコ・ザビエルによって日本にもキリストの教えが伝えられました。素晴らしい!

2024年5月16日 (木)

レモンチーズケーキ

 久しぶりにケーキを作りました。作るというほどのものではないですね。炊飯器の窯にレモンの輪切りを並べて、全部混ぜた生地を上から流し入れて炊飯器のスイッチを入れるだけ。

 焼きたてはやわらかくふっくらしていますが、冷蔵庫で冷やすと固くなります。

 賞味期限の切れたクリームチーズを消費するためにつくりました。レモンを使うだけでさわやかな味になります。輪切りのレモンの酸味がアクセントです。

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クリームチーズ 200g.     砂糖 100g.   卵 2個

溶かしバター 20g.    生クリーム 200ml.  

レモン 1個(皮はすりおろす) 薄く輪切りにする

ホットケーキミックス粉 200g.

2024年5月12日 (日)

典礼の話

 今日は「司祭不在の時の集会祭儀司会者養成講座」の公開講座第2回目がありました。典礼について気づきの沢山あるとても実りあるお話しでした。かねてからの私の典礼に対する考えが同じところでは、思わず『そうなのよ!』と心の中で応えてしまいました。

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聖体祭儀=ミサの中で何を一番大切にしているか?所作によって一番大切にしているものがわかる。

典礼によって私たちは変えられ、生かされなければならない。

ミサは大きく分けて(開祭)・ことばの典礼・感謝の典礼・(閉祭)

ことばの典礼の主役は聖書 舞台は朗読台

・答唱詩編について: 詩編は神から降りる言葉なので、朗読台から一人で第1・第2朗読と同じように詩編を唱え(歌い)、答唱句は皆で神に返すのが望ましいです。

・説教について: 説教はその日朗読された福音を解き明かす証です。説教は神の言葉を聞くのと同じです。司祭は「神は今ならこう言うだろう」と話すでしょう。

感謝の典礼の主役は聖体 舞台は祭壇

 パンを取り

 感謝をささげ

 さいて弟子たちに与え

司祭のいない集会祭儀ではこの赤い所だけないのです。代りに賛歌を入れます。

私たちは典礼奉仕によってキリストの体の一部となります。伴奏できる人、朗読が上手な人、お花が生けられる人、答唱詩編を歌える人、香部屋を準備する人等々それぞれに与えられた典礼奉仕によって、また役割がない人もキリストの体の一部となります。ですからだれでもただ順番に割り当ててするのはよくないです。

ご聖体を拝領する時に、「キリストの体」「アーメン」と応えますが、それは「あなたはキリストの体になりますか?」「はい、なります」と答えているのです。そして一番大切なもの=キリストはもう自分の体の中にあるのですから、聖体拝領後は他の物(聖像など)にお辞儀はしない。

私たちは毎日曜日に集まります。そこに司祭が不在でも神様はおられるのです。ですから司祭が不在でも集まりましょう。

Flower_rose_line_1422_2 最初に神父様は「典礼を邪魔する考え」という話をされました。フランシスコ教皇様の使徒的書簡 『わたしはせつに願っていた』からのお話しです。「私は典礼について何でも知っているのにあの人は何もわかっていない・・・」とか「私はこんなに典礼を一生懸命しているのにあの人は何もしない・・・」など、キリスト者としての成長を妨げる考えです。本当は典礼によって成長するはずです。典礼的養成について書かれているこの本を早速注文しました。

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 最後に、この公開講座は素晴らしかったのに私の教会から私一人の参加、典礼委員は一人も参加していませんでした。とても残念です。

2024年5月10日 (金)

2025年は聖年

 


YouTube: Second Vespers on the Solemnity of the Ascension of the Lord, May 9, 2024

 9日木曜日、ヴァチカンからフランシスコ教皇様の2025年聖年の布告と主の昇天の夕の祈り(Second Vespers)です。

2024年5月 9日 (木)

主の昇天

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 主の昇天の祭日です。復活して聖母や弟子たちと共に過ごされたキリストは復活から40日後天に昇っていかれました。40日後なので主の昇天は今日5月9日です。が、日本では守るべき祭日ではないので復活節第7主日(5月12日)に祝います。同じくキリストの聖体の祭日も5月30日木曜日ですが日本では6月2日日曜日になります。

 天に昇られたキリストですが、聖霊と共に今も教会に、そして私たちの中におられます。マルコの福音書に書かれている通り、キリストは「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」と使徒たちに言われました。私たち一人一人がキリストの教えを宣べ、キリストに倣って生活することは勿論ですが、何よりも大切なのはその権能と使命を与えられた司祭への召命が増えることです。

2024年5月 2日 (木)

驚いたこと

 先日ある神父様の講座を受けました。余談として「あるご婦人が病気で苦しんでいる時に自分をほって夫は教会のごミサに行った。神父様、夫に何か言ってやってください」。そして神父様の応えが「夫はけしからん。目の前に苦しんでいる人がいるのに、その人をほっておいてミサに行くとは」でした。

 私と真逆の話にちょっとびっくりしました。私もインフルエンザや腎盂腎炎の痛みや高熱で苦しい時がありましたが、そんな時にこそ夫にはごミサに行ってもらい私の分まで祈ってと願いました。ついでに教会の帰りに買い物を頼んだり。僅か2~3時間の不在です。夫が病気の時は夫を置いて私一人で教会のごミサに与りました。夫もそれを望んでいました。

 本当に人それぞれ色々な思いや考えがあるのですね。自分が良いと思っていることが他の人にとっては悪かったり、良くないと思っていることが良かったり・・・。特に教会の中で考えにこれほど差があるのは複雑な気持ちです。

 もう一つ神父様の話で、「聖体拝領の前に準備なんて必要ありません。クリスマスや復活祭にかねて教会に来ない人が来たらみんな一緒にご聖体をいただきましょう。そして楽しくむしゃむしゃと食べましょう」という内容でした。この話もね・・・これならゆるしの秘跡って必要ないってことかな?

 まあ講座の本題よりわき道にそれた話の内容に、

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の私でした。

2024年5月 1日 (水)

労働者聖ヨセフと聖母月

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 今日は「労働者聖ヨセフの日」と同時に「聖母月」の始まりでもあります。すべての人に仕事が与えられ、強制労働や低賃金、劣悪な労働環境などによって労働者の尊厳が傷つけられないようにしなければなりません。

 フランシスコ教皇様は「人間の労働は神から受け取った召命である」と話されました。労働は仕事を通して創造することで、人を神に似たものとする」と。すべての人に仕事が与えられ、労働者の尊厳が守られるように労働者聖ヨセフの保護と主への取次を願いましょう。

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 5月は聖母月です。沖縄カトリック小学校の標語が載っていました。この言葉に尽きますね。