枝の主日の枝について
いよいよ聖週間の始まりです。キリスト信者にとって最も大切な一週間になります。
今日は枝の主日。英語でPalm Sunday と呼ばれるように枝の行列にはヤシの枝を用います。枝の主日にヴァチカンで用いられるヤシの葉はやわらかく加工しやすいようです。教皇様も毎年美しい枝を持っておられます。
中東では普通にあるヤシの木ですが、日本にはヤシの木がないので代りにソテツを用いるようになりました。かえってソテツでないといけないと思いこんでいる人もいるようです。ソテツは固くて葉先がとがっていて痛いですよね。教会にオリーブの木があればオリーブの方が良いと思います。ヨーロッパではオリーブを用いる教会が多くあります。
オリーブの枝の祝福 ⇧
オリーブは葉が落ちるので灰に出来ないと思っている人もいるようですが、枯れて落ちた葉っぱと枝を袋に一緒に保管していれば問題ありません。翌年灰を作る時にそれを用いればよいのです。
他にもナツメヤシやオリーブもないロシアやウクライナなどではネコヤナギや花々を用いたりもします。ポーランドでは花のポールをいくつも立てます。枝はこれでなければならないという決まりはありません。柔軟に対応しましょう。
ネコヤナギを持って ⇩
花を持つ正教会の司祭 ⇧
ウイーンの行列 ⇧
ポーランドの花のポール ⇩