受難の月曜日
3月25日と言えば「神のお告げ」の祭日ですが、今年は受難の月曜日と重なるのでご復活後の4月8日に移されました。
受難の月曜日の出来事
過ぎ越しの祭りの六日前に、イエズスはベタニアに行かれた。そこには、イエズスが死者の中か生き返らせたラザロがいた。そのベタニアで、人々はイエズスのために食事の用意をした。マルタは給仕をし、ラザロはともに食事の席に着いた人々の中に加わっていた。その時、マリアは非常に高価な純粋のナルドの香油を、一リトラ持ってきて、イエズスの足に塗り、自分の髪の毛でその足を拭いた。家は香油の香りでいっぱいになった。弟子の一人で、イエズスを裏切ることになるイスカリオテのユダが言った、「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々にほどこさなかったのか」。ユダがこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼は盗人であって、金入れを預かっていながら、その中身をごまかしていたからである。イエズスは仰せになった、「この女のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから。貧しい人々はいつもあなた方とともにいるが、わたしはいつもあなた方とともにいるわけではないのだ」。(ヨハネ12章1~8節)