グアダルーペの聖母
昔から戦争や災害で世の中が不安になると聖母が現れたり、聖母のご像が血の涙を流したりするようです。すでに天の国に上げられた無原罪の聖母が私たちを励ましたり、警告したりするのはわかるのですが、聖母が泣く?ということには疑問に思っている人もけっこういるようです。
ある村の聖母像が血の涙を流すというので調べたところ豚の血だったとか、メジュゴリエ巡礼で買ってきた聖母像から流れた血の涙は男性の血液だったとか。ファティマの聖母顕現の頃と違い、今は科学技術によって空に聖母像を描くこともできる時代ですから、聖母の偽出現や偽奇跡には気をつけましょう
そこでグアダルーペの聖母顕現はどうでしょか?私はこちらは本物の聖母ご出現だと信じています! なぜならカトリック教会が公認しているから。
因みに秋田の聖母や津和野の聖母、ラ・バンの聖母、すべての民の聖母、奇しき薔薇の聖母、ガラバンダルの聖母、他にも多くはまだ教会の公認はありません。中には地元の司教のみ認可しているものもあります。
1531年12月9日メキシコのテペヤックの丘でインディオのファン・ディエゴに聖母がご出現されました。私はずっと勘違いをしていて、グアダルーペは地名だと思っていました。ところがグアダルーペ=聖母のことのようです。描かれるグアダルーペは褐色の肌と黒い髪の聖母です。
1895年教皇レオ13世によって承認され、また2002年ファン・ディエゴは列聖されました。ファン・ディエゴに起こった聖母顕現と奇跡はよく知られているのでここでは省きます。
Canto Catolico がグアダルーペの聖母賛歌を歌っています。美しい歌声をどうぞ!
YouTube: Himno a la Virgen de Guadalupe | Canto a la Virgen María