聖霊降臨
キリストの復活から40日目にキリストは昇天され、50日目には約束されたように聖母と弟子たちに聖霊を送られました。
聖ホセマリアは、「もっとひんぱんに聖霊と付き合いなさい。(知られざる偉大な御方)である聖霊、彼こそ聖化する御方である。あなたが神の聖殿であることを忘れてはならない。慰め主は霊魂の中心においでになる。聖霊に耳を傾け、その霊感に素直な心で従いなさい」と、言っておられます。
聖霊の働きがあるからこそ、私たち信者はキリストを信じることができます。聖霊は神が私たちに望まれることがわかるようにしてくださいます。聖霊の働きが無ければ、信じることも、洗礼を受けることも無いでしょう。また洗礼を受けたとしてもその後聖霊の声を無視して従わなければ信仰を捨ててしまうことになります。私はそういう人達を何人も見てきました。それはとてもかわいそうで悲しいことです。
神は父と子と聖霊の至聖なる三位一体です。父と子ばかりでなく聖霊の働きをも忘れてはなりません。聖霊に耳を傾けるとは祈ること、祈らなければ聖霊にも気づかないでしょう。だからと言って聖霊だけを特別に重視するのもよくありません。父と子と聖霊、この三つのペルソナはそれぞれにみな等しく、一つの同じ神だからです。
当然聖霊は教会内でも働き続けられています。そして聖霊は特別の使命を与えられた人達(教皇、司教、司祭など)には特別の恵みと力を授けられます。
聖霊来たり給え、信者の心に満ち給え、▴主の愛の火をわれらに燃えしめ給え。主よ、聖霊をつかわし給え、・・・・・と、Veni Sancte Spiritus の祈りを唱えましょう。