カトリック Feed

2023年9月30日 (土)

聖ヒエロニムス司祭教会博士(記)

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執筆する聖ヒエロニムス  カラヴァジョ 作

 今日は聖ヒエロニムス司祭教会博士の記念日です。ヒエロニムスの時代にはすでに聖書はヘブライ語からラテン語に訳されたものが沢山ありました。聖ヒエロニムスはこれらの誤りを訂正したり、ギリシャ語訳と照らし合わせたりしてラテン語訳聖書の校訂をしました。そしてラテン語訳の決定版ウルガタ聖書を完成させました。

 私の日本語のお薦め聖書はフランシスコ会訳(サンパウロ出版)とバルバロ訳(講談社出版)の聖書です。clover 

 教会でのごミサで使用しているのは新共同訳聖書(カトリックとプロテスタントの共同訳)です。共同訳ができたのはエキュメニズムの影響です。私はカトリックにはカトリックの良い聖書があるのでわざわざプロテスタントと同じ聖書を使う必要性を感じません。聞くところによるとプロテスタントのなかでもエキュメニカル派とカトリックだけが新共同訳聖書を使っているそうです。フランシスコ会訳の聖書は何のためにあるのでしょうか?

 私は家ではバルバロ訳とフランシスコ会訳両方を使っています。 昔からのカトリックの聖書解釈に忠実な注釈をつけているのはバルバロ訳だと思います。聖書の注釈はとても大切です。フランシスコ会訳聖書が分冊だった時の注釈は合本になってからだいぶ省かれているような気がします。それでも新共同訳よりフランシスコ会訳を押します。新共同訳はエキュメニカル派に、カトリック教会のごミサではバルバロ訳は無理としてもフランシスコ会訳を!lovely

  フランシスコ会訳聖書

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2023年9月29日 (金)

聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル大天使(祝)

 

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   大天使ガブリエル・大天使ミカエル・大天使ラファエル 


 以前「大天使ミカエルの祈り」を紹介しましたが、今日は「大天使ミカエルに向う祈」を紹介します。なぜか『カトリックの祈り』の本には大天使ミカエルの祈りはどちらも載っていません。故意に省いたのでしょうか?ですから「ヴァチカンや教会に悪魔が入り込んでいる」と言われるような事が起きたのかもしれません。天使たちを軽んじてはいけません。

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 10月2日は「守護の天使」の記念日です。私たちには皆それぞれに守護の天使がついています。天主は私たちがいつも悪を退け善いことを行うことを助け導くために守護の天使を付けました。ですから当然のことながら悪を行うのに天使は助けてはくれません。

 毎朝目覚めたら守護の天使へ祈り、寝る前には感謝を忘れずに。

  守護の天使への祈り(文語と口語)

忠実にして、▴親愛なるわが守護の天使、われを照らし、主の掟に背かざるようわが歩みを導き給え。アーメン。

わたしの守護の天使、▴主のいつくしみによって、あなたに委ねられたわたしを照らし、守り、導いてください。アーメン。

わたしの守護の天使である神の使いよ、天のあわれみによってあなたにゆだねられたわたしを照らし、守り、治め、導いてください。アーメン。

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 天使は霊なのでこのような姿はないと思いますが、人間が肉体をもらったように天使も天主から特別な(人間の肉体とは全く違う)姿をいただいているかもしれません。

2023年9月28日 (木)

聖トマス西と15殉教者(記)

 

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 1987年10月18日教皇ヨハネ・パウロ二世によって列聖されました。聖人たちは禁教の厳しい弾圧の中でも主のみ言葉を伝え、信者たちを励まし、キリストのために命を捨てました。聖人たちの信仰の証は今も私たちを励ましています。

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    (カトリック中央協議会発行『聖トマス西と15殉教者』より)

https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/1988/08/tomas.pdf

2023年9月25日 (月)

姶良カトリック教会と若者

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 新型コロナウイルスも5類感染症に移行となり、公開ごミサも平常に戻りました。

ごミサの時間のご案内

月曜日~水曜日   7:00  平日のミサ

木曜日・金曜日  10:00    ”

土曜日       7:00    ”

         19:00  主日のミサ

日曜日       9:00  主日のミサ

 主任司祭 末吉卓也神父

 姶良市東餅田2668   ☎0995-66-3256

 最寄りのJR駅は帖佐駅です。

cloverまだまだ感染者は出ているようです。各自で感染が広がらないように気をつけましょう。

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 姶良カトリック教会も高齢者ばかりが増えて、高齢者の子どもや孫たちはほとんどごミサに参加しません。侍者をする子もいなくなりました。私の子どもたちも皆他市や他県に住んでいるので、他の教会のごミサに与っています。

 若者と言えばどの教会でもフィリピン人やヴェトナム人の若者が多いです。教会で彼らの姿を見るたびに立派だなと尊敬します。休みの日にはゆっくり朝寝をしてから趣味のスポーツや買い物などに出かける日本の信者の若者と違い、彼らはキリストを一番大切にし、毎日曜日にはごミサに与ってからそれぞれに好きなことをしています。日本の信者の若者は彼らを見習うべきです。フィリピン人やヴェトナム人の家庭や教会での信仰教育が素晴らしいからでしょう。遠く異国の地で働く彼らに私たちはもっと感謝して親切にするべきだと思います。私たちは本当の意味で皆兄弟姉妹ですから。

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鹿児島カトリック教区報9月号より

2023年9月21日 (木)

聖マタイ使徒福音記者(祝)

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「聖マタイの殉教」 Caravaggio 作

 聖マタイの召命は聖書にも書かれていて、その場面の絵画もあるのでよく知られています。しかしいつどのようにして亡くなったかはっきりわかりません。エチオピアで殉教したと伝えられています。

 徴税人であったマタイはキリストに呼ばれ使徒となり、そして福音書を記しました。使徒のマタイと福音記者のマタイは別人であるとの説もありますが、教会は使徒福音記者としているのでそれに従います。

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「聖マタイの召命」 Caravaggio 作

 主キリストが呼ぶ人は正しい人や皆に好かれている人だけではありません。罪人や民衆に嫌われている人も呼ばれます。ここが私たちの常識とは違うのですね。ただし呼ばれた人はすぐに自分の生活をあらためて主キリストの教えに従う生活を送るようになります。徴税人のマタイもそうでした。キリストに呼ばれると迷うことなくすぐに従ったのです。私たちも主に呼ばれたらそうありたいですね。

2023年9月15日 (金)

悲しみの聖母 Beata Maria Virgo Perdolens


YouTube: Stabat Mater - Stabat Mater dolorosa - G. B. Pergolesi

七つの悲しみの道行(七つの悲しみのロザリオ)

第1留 (第1の神秘)聖母は老シメオンの預言によって悲しむ
第2留   (第2の神秘)聖母はエジプトへ逃避する
第3留 (第3の神秘)聖母は御子を見失う
第4留 (第4の神秘)聖母はカルワリオへの途上で御子と出会う
第5留 (第5の神秘)聖母は十字架のもとにたたずむ
第6留 (第6の神秘)聖母は御子の亡骸を抱く
第7留 (第7の神秘)御子が墓に葬られる 

テキストはこちら⇩

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2023年9月14日 (木)

十字架称賛

フランシスコ教皇様は、

「十字架を買って家にかけたり、身に着けたりするだけでは足りず、十字架の前に立ち止まり、それを見つめ、心を開き、わたしたちの愛のために傷ついた神のために感動しなくてはならない」と語られました。(2021年9月14日スロバキアのプレショフにて)

ヴァチカンでの教皇様⇩

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 称賛とは素晴らしいことをほめたたえることです。キリストが十字架に貼り付けになったことを十字架の前に立って(あるいは跪いて)ほめたたえることです。キリストを知らない人にとってはこれはまったく理解できないことでしょう。でもキリストがなぜ十字架の磔刑に処せられたか?それがわかれば十字架を称賛する理由も分かります。

 絵や布、建物の装飾、アクセサリーなどにシンボルとして描くのなら十字架のしるしだけでも良いでしょう。しかし祭壇の十字架にはキリストの姿があるはずだと私は思います。カトリック教会にはただの十字架ではなくキリストの姿のある十字架を掲げましょう。そしてキリストのいないただの十字架ではなく、キリストの姿のあるキリストの十字架の前に立ち(あるいは跪き)称賛しましょう。heart

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2023年9月12日 (火)

ウルマ家族の列福~2


YouTube: La famiglia Ulma: La prima famiglia con 7 figli ad essere beatificata dalla Chiesa cattolica

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                                                 [VATICAN NEWSより]

ウルマ家族の列福式~ポーランド

 9月10日にポーランドのウルマ家の両親と子ども7人の列福式がありました。7人目の子どもはお母さんのお腹の中にいました。私は列福式のニュースで初めてこの家族について知りました。大戦中にユダヤ人をかくまったポーランド人が沢山いたことは聞いていましたが。収容所に入れられたポーランド人も沢山いました。ヨハネパロ2世教皇様が言っていたようにどんな戦争も悪ですね。

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                    [VATICAN NEWS から]

列福式


YouTube: Uroczysta msza św. z okazji Beatyfikacji Józefa i Wiktorii Ulmów i ich Siedmiorga Dzieci.

 

2023年9月 7日 (木)

祈りについて

 結婚を機に洗礼を求めて勉強された方が、「信者は一応日曜日にミサに行けばよいと思ってましたが、いろいろ大変ですね」と言ったそうです。それについて松永久次郎司教様はこう書かれています。「正にその通り、本当にキリスト信者であるというのは、ある意味では大変なことです。なぜなら、時をきめて、例えば盆と正月に行って拝めばよろしい、時々お墓参りに行けばよろしいというのではなく、ずっと一年中、朝から晩まで、神さまが私たちのお父さんであるということを、心にしっかりと刻んで生きていかなければならないからです。これが信者です。そして、そのことが姿・形となって現れるのが、お祈りなのです。」と書かれています。

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 長崎の方ならこの本を知っておられるでしょう。松永久次郎司教様が書かれた『祈りと秘跡』です。前半は祈りについて、後半は秘跡について書かれています。今頃になって私も読みました。とても分かりやすく、今忘れられている大切なことが書かれています。信仰生活がマンネリ化している人、洗礼を受けたばかりの人、カトリックに興味のある人にもお薦めします。

 「親のための祈り」の箇所から

信者にとって、他人のために祈るほど、自分のためになることはないのです。たとえ、まずいお祈りでも他人のためにささげるときは、自分のためにお恵みのもとになります。子供を守りたいなら、親のために祈るように子供に教えていてください。親のための祈りが子供を守ります。そしてそれがあとで、家族の祈りという大切なお祈りになっていきます。・・・親のために祈ることも、人間にとって大切なことの中に入ります。親のために祈る子供の姿は、とても美しいものです。神さまの祝福をまっすぐにひきだすような、美しさをもっています。そんな美しさを子供に与えてほしいと思います。

 勿論「子供のための祈り」や「夫婦相互のための祈り」についても書かれています。そして神学生や司祭職について、確かに神学生、司祭職の中には、人間として欠点をもち、尊敬に値しないと思われるお方もいるでしょう。しかし、彼らの人間的欠点を温かくおおいながら、彼らを神さまに召されたもの、神さまに近い役割を果たすものとして、尊敬してください。特に子供たちの前でそうしてください。こんなことが純粋な信仰を育てるのに役立ちます。

 この頃からすでに教会の危機が芽生え始めていたのかもしれません。今まで当たり前だったことがそうでなくなり始めた・・・祈りをあまりしなくなり、子供に祈りを教えない、主日のミサより他を大切にする、告解を軽視し、司祭に暴言を吐く・・・。これら信徒の怠りを司教・司祭様方がもっと早く諭し教え導いていたら今のような状況にはならなかったかもしれません。また司祭も一般信徒と同じような服装をして趣味に力を入れ、忙しいを理由に黙想や祈りをおろそかにする司祭の生活態度見れば、特に司祭になりたいと思う子供はいなくなるでしょう。良い司祭に出会えた子供は自分もそうなりたいと思うはずです。長崎や奄美の教会は召命が多いことで有名でしたが、今はとても少なくなりました。どの国でもミサに与る信徒は減り、神学生も減り続けています。

 皆さん毎日祈りましょう。子供のため、家族のため、病者のため、戦争や迫害で苦しんでいる人達のため、亡くなった人のため、教皇・司教・司祭・修道者のために、そして教会のために。

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2023年9月 3日 (日)

教皇様モンゴル訪問

 ブログ記事をうっかり削除してしまいました。あらためて書き直します。

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 今月の1日から明日4日まで教皇様はモンゴルを訪問しています。教皇様のモンゴル訪問素晴らしいことですね。

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 今までも教皇様は中東やアルバニア、スリランカ、などを訪問されました。教皇様のこうした訪問は「カトリック信者の少ない国の中で暮らす人たちや貧しくて聖地巡礼もできない人たちのことを教会は決して忘れてはいない」というメッセージが込められていると思います。教皇様自ら足を運んでこれらの人々を励まし勇気づけることは素晴らしいキリストの恵みだと思います。

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モンゴルカテドラル:祭壇の中央にはキリストのいる大きな十字架、その両脇には聖ペトロと聖パウロの聖画、壁には十字架の道行きが続きます。外観もどっしりとした落ち着きのある建物です。

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モンゴルのカトリック教会⇩


YouTube: A Look at Mongolia's Catholic Church as Pope Francis Makes Historical Visit | EWTN News In Depth

2023年8月29日 (火)

洗礼者ヨハネの殉教記念日

 洗礼者ヨハネの殉教はあまりにも有名です。多くの画家たちも描いています。そこに登場するのはヘロデ王、妻ヘロデア、娘サロメそして洗礼者ヨハネ。母親にそそのかされて「ヨハネの首を」と言わせられるサロメも可哀そうですね。もしもヘロディアが愛情豊かな母親だったら・・・と思うと子育ては大切です。親が子供に善悪を教えないと子供は平気で悪事を行い、悪いことをしても罪の意識を持たない子になってしまいます。(;°-°;))) そのような子が親になると(>д<*)コワイ サロメもお母さんと同じような大人になってしまったのでしょうか?

 洗礼者ヨハネの様に、たとえ命を落とすことになるとしても主の教えをはっきりと言える信仰の恵みを願います。

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 ヨハネの首を盆にのせて持つサロメ。ヘロデアは大満足、ヘロデ王は複雑な気持ち。サロメはどんな気持ちだったのでしょう?

2023年8月26日 (土)

チェンストホヴァの聖母の祝日

 今日はチェンストホヴァ(Częstochowa)という町のヤスナグラ・パウロ修道院(Zespół klasztorny paulinów na Jasnej Górze)の中にある聖母の祝日です。「チェンストホヴァの聖母」「ヤスナグラの聖母」あるいは「黒い聖母」と呼ばれ親しまれ崇敬されています。

 チェンストホヴァ聖母巡礼の人たちが何日も前から続々と集まっています。ポーランドの人たちがどれほど聖母を愛しているかがわかるでしょう。heart (一昨日着いた巡礼団)⇩


YouTube: Szczyt Pielgrzymkowy w relacji video

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 下の動画は8月4日聖母の聖画のある祭壇でのご聖体顕示の時の模様です。ご聖体の前では皆がひざまずいてロザリオを唱えます。昔から日本でもそうでした。ご聖体拝領の時にもひざまずいていました。しかし今はご聖体顕示の時は椅子に腰かけたままの人も・・・聖変化の時にひざまずかなくなったせいですね。ご聖体(キリスト)を崇拝する心が薄れつつあるのでしょうか?weep 


YouTube: Codzienny Różaniec w Kaplicy Cudownego Obrazu (16:15 piątek 4.08.2023 Jasna Góra)

107  考えられないことですが、ご聖体拝領の時にひざまずいて受けようとした人にご聖体を授けない司教・司祭がおられるのも事実です。(゚ロ゚*) キリストはどんなにか悲しんでおられることでしょう。

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2023年8月22日 (火)

教皇様の主の祈り


YouTube: Pater Noster sung by JPII in Holy Name Cathedral Chicago

 教皇聖ヨハネ・パウロ二世のラテン語の主の祈り⇧

 教皇様方のラテン語の主の祈り⇩


YouTube: Pater Noster sing by the Popes | 1939 - 2013

 最近聖ヨハネ・パウロ二世教皇様のことを思い出しています。教皇様の動画を見ていると、教皇として進化論についてとかアッシジでの祈りの集い、またピオ十世会に対して等私としては納得できないことも色々とありますが、それでもとてもあたたかみのある素晴らしい教皇様だったと思います。


YouTube: Giovanni Paolo II - I momenti più dolci

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 聖母の被昇天後八日目の今日は「天の元后聖マリア」の記念日です。 そして昨日は私が特に尊敬している聖ピオ十世教皇様の記念日でした。聖ピオ十世教皇様についての動画です。⇩(字幕はスペイン語しかありませんが)


YouTube: Vida y obra San Pio X

2023年8月15日 (火)

聖母の被昇天祭

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 聖母が亡くなり、彼女は魂と共にその身体も天に上げられました。聖母マリア様は神である救い主キリストを生んだ神の母なのでその特別な恵みをいただいたのですね。無原罪である聖母が魂だけでなく身体も天に上げられたのは不思議ではありません。ご復活後に昇天された主を信じるなら聖母も天に上げられたことを信じることができるでしょう。東方教会ではマリア様は亡くなったのではなく眠りにつき(生神女就寝祭)、魂だけ天に上げられて、天の国で新しい体をもらったと言われています。

 日本にキリスト教(カトリック)を伝えた聖フランシスコ・ザビエル(イエズス会)はこの聖母の被昇天の日に鹿児島の祇園之洲(ぎおんのす)に上陸しました。また聖イグナチオ・ロヨラと共に7人でイエズス会を創立した日も聖母の被昇天の日です。

 1999年「聖ザビエル渡来450年祭」の時にできた聖歌『ザビエル賛歌』はとても力強く、聖ザビエルの宣教への思いがよく歌われていると思います。聖母の被昇天の日は聖母賛歌とザビエル賛歌両方歌いたいですね。

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2023年8月12日 (土)

ゼノ修道士


YouTube: ゼノ死なない ゼノ・ゼブロフスキー修道士

 私にとっては聖コルベ神父様と同じく聖人であるゼノ修道士です。私も若い頃『ゼノ死ぬひまない』を読み、こういう人が聖人だと思いました。

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聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父

 


YouTube: コルベ神父

 来週の14日(月)は殉教者聖マクシミリアノ・マリア・コルベ(Święty Maksymilian Maria Kolbe)神父様の記念日です。コルベ神父様については上の動画を見てください。

 私が高校生の頃ポーランドの若者と文通をしていました。私がカトリック信者でコルベ神父様に興味を持っているのを知りコルベ神父様について書かれた雑誌や教会の冊子等を沢山送ってくれました。雑誌類はポーランド語で全く読めませんでしたが、多くの写真が載っていたのでとても嬉しかったのを覚えています。

 私の母は1982年(昭和57年)10月10日のヴァチカンでのコルベ神父様の列聖式に参列しました。全国から80余名の参加、鹿児島教区からシスター3名と信徒は母一人でした。コルベ神父様の列聖式なら一人でも是非参加するべきだと母の背中を押しました。

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 因みに父の洗礼名はマキシミリアノ・マリア・コルベです。

 私たちの教会は聖マキシミリアノ・マリア・コルベに奉献された聖堂で、コルベ神父様は私たち教会の守護聖人です。

 家族で夫の故郷ポーランドへ行った時に、コルベ神父様が殉教されたオシヴェンチム(アウシュヴィッツ)収容所の餓死室にも行き祈ることができました。その時の気持ちは言葉では言い表せません。

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聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父様の聖遺物

    (姶良カトリック教会)

  このように私にとってコルベ神父様はとても身近な聖人です。

2023年8月 6日 (日)

派遣ミサ

 ワールドユースデイリスボンも最終日。アンジェラスの前に次回の開催地は2027年ソウルと発表されました。(2025年は聖年でした)


YouTube: Lisbon, XXXVII WYD, Holy Mass and Angelus, 6 August 2023, Pope Francis

2023年8月 5日 (土)

十字架の道行き

 

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  ワールドユースデイも現地では5日目の朝を迎えようとしています。4日目に十字架の道行きがあったというので、私も動画を見ながら一緒に祈れたらと思い、アップされた動画を見たのですが・・・『う~ん、これが十字架の道行きか~!』という感想です。十字架の道行きをしながら祈るのではなく、「十字架の道行き」というパフォーマンスを観客が見るという感じですね。ですから最後に観客から拍手が・・・。

 今まで各国で行われたワールドユースデイを見て私が思ったことは、これは巡礼(毎日のミサ・講話・黙想・祈り・カテケージス)というよりも、若者が集まり楽しく過ごすお祭りという印象です。ですから今回の十字架の道行きのやり方もありなのかな。ホームステイに感動し、ミュージックコンサートに盛り上がり、楽しそうに歌い踊る若者たち。参加している国によってはご聖体顕示の前で跪いて静かに祈る若者もいましたが。

 帰国後に元の生活と同じ生き方をするのではなく、信仰の実りを生かした生活に少しでも変えることができることを願います。例えば日曜日のミサに必ず与る、ゆるしの秘跡を度々受ける、朝晩祈る、悪への傾きをやめる等々。そして何よりも私が一番望むことは司祭・修道者への召し出しに応える若者が増えることです。

 毎回世界各国でワールドユースデイは開催されてきました。本当なら大会ごとに教会は若者であふれるはずなのに、逆に若者は教会から消え続けています。神学校も閉鎖されていきます。お金をかけてこのお祭りを続ける意義が本当にあるのか、このままで良いのか今再考する時期かもしれません。

 次回の開催国はアジア?日本は信者が少ないので無理でしょう。お隣の韓国なら可能かもしれません。あるいはアフリカ?それとも今回で最後?大会最終日の派遣のミサ後の発表が楽しみですね。

2023年8月 4日 (金)

聖マリア・ヨハネ・ビアンネ司祭(記)

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 聖ヨハネ・マリア・ビアンネ司祭記念日です。司祭の模範であり保護者である聖ヨハネ・マリア・ビアンネ司祭の取次によって「すべての司祭を護り、司祭に主の教えを正しく伝える知恵与えてくださるように」主に願います。


YouTube: Батюшка наш Батюшка, Арт-группа Ларго

 正教会の司祭もカトリックの司祭もその役目は同じです。heart 主キリストの働き手となった司祭に感謝します。たとえどんな性格の人であろうと彼らを主の働き手として呼んだのは主キリストです。教皇・司教・司祭を認めないのは主キリストを拒否するのと同じようなものだと思います。

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