2022年4月25日 (月)

おでかけ

 天気予報を見ると、今日のお日様は続かないようで明日は雨マーク。夫の体調はだいぶ良くなりどこかへ出かけたい様子。夫は自然の中にいるだけで心が休まる人なので、急きょ牧場へ出かけることにしました。急いでお弁当を作って、お気に入りのCDとカメラを持っていざ出発。途中鮮やかな紫色の藤の花や色々な色のツツジをいっぱい目にしました。

 今日は羊が沢山放されていました。羊たちがのんびりと草を食む姿を見ていて、平和と命を実感しながら、かつての日本の「欲しがりません勝つまでは」という言葉が頭に浮かびました。こんな言葉が頭に浮かぶなんておかしいでしょう。平和はすぐそこにあるのに、勝ちにこだわり平和を逃してしまう人・・・。悲しいです。

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 さて、平日なのに赤ちゃんや小さな子どもを連れた若い家族が結構見られました(ここにも平和)。牧場の売店でいつもの通りチーズとソーセージそしてパンを買いました。どれも美味しそう!

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 別のお店で夫に買ってもらったピアス⇧です。

 私は途中少しだけ運転をして、残りは夫がしました。帰宅後夫は少し疲れたみたいでしたが、「行って良かった!とても良かった!」と言ってくれたので、私も幸せな一日でした。

2022年4月24日 (日)

Пасха・Великдень 

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Поздравляю с воскресением !

Вітаю з воскресінням !

御復活おめでとうございます!

ロシア正教会・ウクライナ正教会・ウクライナ東方(ギリシャ)カトリック教会の鐘が平和を告げ知らせますように!

停戦ではなく終戦を願い祈ります!

2022年4月17日 (日)

ご復活祭

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私たちの救い主イエズス・キリストのご復活おめでとうございます!

 信者にとって一年間で最も大切な祭日である復活祭です。そして喜びも七の七倍です。

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 子どもたちもそれぞれのカトリック教会でご復活の主日をお祝いしていることでしょう。私たち家族は離れて生活していても、いつも信仰で結ばれているので幸せです。

 今月の24日は東方教会のパスハ(復活大祭)です。とにかく願うことは一つ、ウクライナギリシャカトリック教会とロシア正教会、東方教会のすべての人がキリストに心を向けて平和のうちにこの復活大祭を祝えますように!

 私たちは〇〇人である前に、キリストに結ばれているキリストの民であり兄弟姉妹、キリスト者であることを思い起こさせてください。アーメン。

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ポーランドのピエロギ、ウクライナの卵そしてロシアのクリーチheart

2022年4月10日 (日)

聖週間

 

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 いよいよ聖週間の始まりです。今日の枝の主日では、外に出てオリーブの枝を持って行列をしました。

 今年も聖堂の中の十字架と聖母・聖ヨセフの御像には布がかけられて隠されています。典礼を大切にされている教会のごミサは心が安らぎます。

主の受難・枝の主日-御ミサ

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聖木曜日・主の晩餐-御ミサ

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       (十字架の道行)

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聖金曜日・主の受難-みことばの典礼

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聖土曜日・復活徹夜祭-御ミサ

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 聖週間の間はこのブログもお休みして、静かに祈り過ごしたいと思います。 

2022年4月 6日 (水)

『永遠の今を生きる』(2)

 

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 今から約40年近く前に書かれた本ですが、現代にも通じる内容です。というよりも、すでにあの時代に問題提起されていたのに、何も手を打たずに今に至っているというのが現状でしょう。あの頃よりももっと信徒は減り、聖職者への召し出しも減り、逆に閉める教会は増え、カトリック経営の学校・幼稚園の廃校廃園も増えました。尻枝神父様が危惧された通りになりました。

 是非この本を読まれることをお薦めします。今のカトリック教会の危機を脱する方法として、「楽しいミサにしましょう」とか「世間に合わせて教会も変えましょう」、「今までの古い教えを新しく変えましょう」とか、全く間違った方法を耳にします。これではますます信徒も召出しも減っていくでしょう。あの頃に神父様の考えを聖職者の皆さん方がもっと真摯に聞いていたら、教会はこのような状態にまではならなかったと思います。

 本を販売しているサイト「paradise」です。⇩

https://paradisejp.official.ec/items/47097209

2022年4月 5日 (火)

『永遠の今を生きる』より


YouTube: ЗАПОЮТ АКАФИСТ СОЛОВЬИ | АРТ ГРУППА ЛАРГО

 以前紹介した尻枝神父様の著書『永遠の今をを生きる』の中に、ルフェーブル大司教様の問題について書かれていました。当時ヴァチカンで働いておられた神父様はこの問題をより身近に受け止められていたことでしょう。

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 ルフェーブル大司教様は「私の意志はそのまま神の意志である」と言ってはばからなかったり、また第二ヴァチカン公会議を異端と決めつけました。尻枝神父様は「もっと謙遜な人間であってほしかった。少なくとも教皇様のことばには従ってもらいたかった」と。そして「私はパパ様の近くにあって、その御心痛のほどを目の当たりにしました」と書いておられます。

 しかし同時にこうも書かれています。

・ ルフェーブル事件は、カトリック教会に大きな反省を促す機会を与えてくれました。・・・もし第二ヴァチカン公会議後の行き過ぎや誤謬や脱線がなかったならば、恐らくルフェーブルの異端(当時そう言われていた)も生まれなかったでしょう。

・ 公会議後の典礼改革のもたらした多くの利点を否定するつもりは毛頭ありません。それでもなお、次の点について真剣に問うてみる必要があると思います。①公会議後の典礼改革は、ある点で、それは典礼の低俗化であり、改悪ではなかったか。②典礼文の邦訳や、祭儀の単純化(日本では跪くとか額ずくといった動作が、すべて廃止された)は、どの点まで、司牧的にまた霊的に賢明であり、有効であったのか。③典礼の合理化や平明化は、逆に典礼行為を通して現れる神の行為の神秘を感じさせなくなってはいないか。

・ まことに神秘の体験こそ、可視的な典礼行為を通して、そこに目に見えず、手に触れられない神の現存と、その救いの業を、私たちに感得させる超自然的アンテナだからです。・・・ルフェーブル派がラテン語ミサに固執するのは、まさにそこにある沈黙と神秘の体験を重んじたからです。

・ 『典礼憲章』は明らかにラテン典礼におけるラテン語ミサの重要性を述べ(36)、信者たちがミサの共唱部分をラテン語で唱え、また歌えるよう教育する必要を説いています(54)。にもかかわらず現在、ラテン語のミサが唱えられ、グレゴリアン聖歌が歌われることは先ずありません。

・ エキュメニズム、諸宗教対話などで、他宗教、宗派の人々を尊敬することが、キリスト教の真理の相対化やぼかしに繋がってはならないのです。・・・つい日本人的な感性に押し流されて、キリストの真理をゆがめたり、薄めたり、黙したりしてしまいます。それは安易な妥協であり、信仰の裏切り以外の何ものでもありません。・・・対話、対話と言って喜んでこの世に迎合し、カトリックの真理をぼかしてしまう危険を憂えたルフェーブル大司教は、カトリックの真理の絶対性を揚げて、宗教対話やエキュメニズムに断固反対したわけです。しかし真理をうやむやにする対話は決してヴァチカン公会議が力説している対話ではありません。

・ 私たちの犯した過ちを改めてゆけば、ルフェーブル派の分裂の原因を取り除くことになります。

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 尻枝神父様の書かれたこの内容は日頃から私が考えていたことを見事に言い当てています。特にヴァチカン公会議賛成派の逸脱した典礼には胸の痛む思いでした。ミサ典礼が平明化されるとそれに伴って説教の内容も⤵。しまいには「説教は重要ではない」とまで言われて、私はショックを受けました。

 公会議後召出しも信徒数も減る一方ですね。尻枝神父様のようによく考え、間違いを反省して改めようとする人が増えない限り、カトリック教会はもっと減り続けるでしょう。

2022年4月 3日 (日)

歴史はくり返される


YouTube: 【名曲解説】チャイコフスキー:序曲「1812年」!戦争の影響で演奏中止が相次ぐこの名曲はいったいどんな曲なのか?この曲はロシアの勝利を表した曲なのか?

 「ロシアは悪」というイメージを徐々に刷り込まれ、良識のない人はロシア人への個人攻撃までする始末です。チャイコフスキーの序曲だけですめばよいのですが、連日のマスコミ報道を聞いていると、これからもっとエスカレートしていくようで怖いですね。

 ウクライナの今の大統領が就任した時にロシアの大統領は会って話し合いたいと申し出ましたが拒否されました。あの頃から二国間の関係にはずれが生じ始めていたように思います。


YouTube: ЦАРИЦЕ НЕБЕСНАЯ АРТ ГРУППА ЛАРГО

 

2022年4月 1日 (金)

主の祈り


YouTube: Padre Nuestro (Latín) cantado por San Juan Pablo II (1979)

Salve Regina


YouTube: Salve Regina (tono simple) | 450 voces – coro virtual | Música Católica

ウクライナとロシア

 ウクライナとロシアの戦争を一歩引いて冷静に考えてみましょう。

 武器を使って殺戮することは最悪なことです。戦争は悪です。武力で相手国をねじ伏せるのは悪です。誰でもわかる当たり前のことです。勿論ロシアだってよくわかっていることです。だれもこんな事はしたくありません。しかし、NATO軍やアメリカ軍が協力してくれると思いこみ、ロシアを挑発し続けたウクライナ。それに忍耐しきれずに武力侵攻という苦渋の選択をしてしまったロシア。しかし今のアメリカや西側からの報道を見聞きすると一方は正義、一方は悪だけの構図しか見えません。

 ロシアがウクライナに侵攻するまでの歴史や正確な経緯を把握しなければなりません。またウクライナは多民族国家です。ウクライナ人だけでなくロシア人もポーランド人もたくさん住んでいます。それらの人たちの今までの生活もよく知ったうえで冷静に判断すべきでしょう。

 イラン・イラク戦争の時、私たちはアメリカやイギリスの報道だけを信じて、フセイン大統領を嘘つきで化学兵器を使おうとする極悪非道な人だと信じこみました。

 日本の歴史もよく考えてみましょう。太平洋戦争に至るまでの経緯、終戦を迎えるまでの経緯、そして戦争中のマスコミの報道のあり方。

 「戦争は悪です。正しい戦争などありません」と、教皇ヨハネパウロ二世も言っています。ロシアは侵攻を直ちにやめ、ウクライナも武器を置きましょう。両国ともお互いキリストの教えに立ちかえり、回心して殺し合うことを止めましょう。フランシスコ教皇様はウクライナだけでなくロシアのためにも祈りましょうと呼びかけています。


YouTube: ロシアとウクライナをマリアの汚れなきみ心に奉献する

2022年3月30日 (水)

コンプリ神父様のカトリック入門講座

 レターレも過ぎて、四旬節も半分以上経ちました。だんだんとご復活祭が近づいています。洗礼志願者と共にキリストの教えを学び直すのも良い機会かもしれません。

 ガエタノ・コンプリ神父様がYouTubeで「カトリック入門講座」を始めておられます。カトリックになんとなく興味を持っている方、カトリックについてもっと知りたいけれど近くにカトリック教会がない方のために神父様が始められた講座です。とてもわかりやすく私も改めて学び直しています。

 最初は講座を始める前のカトリックについてのお話し『カトリックとは』、次からは実際の入門講座が始まります。ここでは2講座だけ載せましたが是非続けてみてください。この講座に出会えたのも神様からのお恵みです。せっかくいただいたこのお恵みを活かしてください。


YouTube: 【コンプリ神父による】カトリック入門講座 0 カトリックとは


YouTube: 【コンプリ神父による】カトリック入門講座 1 創造

2022年3月27日 (日)

従順・清貧・貞潔

 聖フランシスコ病院修道女会の誓願式ミサでの酒井司教様の説教です。その内容がとても良かったので皆さんにも聴いてもらいたいと思います。従順・清貧・貞潔の中で一番難しいのが従順だと聞いたことがあります。私もそう思います。司教様のお話しを聴いて、「なるほど」と納得したのですが、いざ行動となると・・・喜んで心から従う・・・本当に難しいですね。think 私には主の助けも必要です。


YouTube: 聖フランシスコ病院修道女会誓願式ミサ説教

 最後のヴェトナム語でのお話も胸にジーンときました。heart04

2022年3月25日 (金)

神のお告げ(祭)

 

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 今日3月25日は「み言葉が人となられ、マリア様の胎内に宿られた」ことを祝う「神のお告げ」の祭日です。もちろん東方教会でも祝われます。東方教会では「生神女福音祭」といって4月7日が祭日になります。ギリシャ、ロシア、ウクライナなどすべての東方教会とすべてのカトリック教会は、このマリア様が聖霊によって身ごもられたこと(み言葉の受肉)と、それをマリア様が受け入れられたことをとても大切なこととして祝います。

 多くの画家たちを感動させたこの題材の作品は西方東方共に数多くあります。西方では何といっても修道士アンジェリコの作品が素晴らしいですね。

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 4月17日はカトリック教会の復活祭、24日は東方教会の復活祭(パスハ)です。24日までにはウクライナ大統領もロシア大統領も共に武器を置きキリストの復活を祝っていることを願います。

 他国はこれ以上戦いを長引かせるような武器の援助等はやめるように願います。戦争は勝ち負けよりも終わらせることが大切です。日本はかつての戦争で経験してよくわかっているはずです。ウクライナが日本の二の舞とならないことを祈ります。私の母は終戦の日について「戦争に負けたことよりも、これでもう空襲がないことが嬉しかった」と話していました。当時なら「非国民」と言われて、このようなことは口にはできなかったでしょう。ウクライナの人達の中にも私の母と同じ思いの人が沢山おられると思います。

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2016年5月 ウクライナ・キエフ

2022年3月21日 (月)

本3冊

 最近買った本3冊の紹介です。

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 3冊ともまだ読み始めてはいません。一冊目の『受胎告知』は有名な美術評論家の高階先生が書かれています。どの程度カトリックの教えに忠実な解説かはわかりませんが、今月の25日が「神のお告げ」の祭日なので読んでみようと思いました。信仰の上で書かれたものと、そうでないものとにはよく隔たり(違和感?)があるので、先ずは読んでみようと思います。

 2冊目の『フラ・アンジェリコ』は私の大好きな画家の一人です。この本はフラ・アンジェリコが描いた作品の写真が豊富に掲載されています。修道士としてのアンジェリコについてももっと知りたいので、期待大の一冊です。

 最後はサレジオ会の尻枝神父様が書かれた本です。私の亡くなった母から聞いたのですが、母は尻枝神父様をカトリック都城教会で知っていたそうです。とは言っても当時は神父様はまだ中学生ぐらいだったとか。ヴァチカンで長い間働かれた神父様が、この本を通してどんなことを私に教えてくださるのか、読むのが楽しみです。

2022年3月19日 (土)

聖ヨセフの祭日

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 イタリアでは今日は父の日です。イエズス様の養父ヨセフ様はお父さん方のお手本、ですから今日が父の日なのには納得。

 ヨセフ様はよく絵に描かれているような年をとった人ではなく、この絵のように普通に若い人だったようです。まあ、年齢はたいして重要なことではありません。天主が望まれるままにマリア様を妻に娶り、イエズス様を育てられたことが大切。大工という仕事を黙々とこなし、いつも一家の頭として責任ある行動をとり、愛情豊かないつくしみにあふれた夫、父親だったと思います。それは「ヨセフは正しい人であった」(マタイ1:19)と、聖書に書かれていることからもわかります。

 マリア様の受胎告知の時「わたくしは主のはしためです。おことばどおり、この身になりますように」(ルカ1:38)と応え、天主のみ旨を受け入れました。同じように「ダビデの子孫ヨセフよ、妻マリアを家に迎え入れるのを恐れるな。その胎内に宿されているのは、聖霊によるのである。マリアは男の子を生む。あなたはその子をイエズスと名づけよ。・・・」ヨセフは眠りから覚めると、主の使いに命じられたとおり、妻マリアを家に迎え入れ・・・その子をイエズスと名づけた。(マタイ1:20~25)とある通り、ヨセフ様も天主のみ旨を受け入れました。

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 聖ヨセフの日といえば聖ヨセフの揚げシュー(Zeppole di San Giuseppe)ですね。今年もこのお菓子でお祝いです。

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 毎回どこか失敗するのですが、今回はクリームが硬すぎました。絞り袋が破れてあわてましたが味はgood

2022年3月16日 (水)

車田さんの『音楽に寄せて』

 最近私がよく観ているお薦めの動画です。声楽家でドイツ在住の車田さんの動画で作曲家や演奏家、オペラ解説、音楽の歴史などについて話されています。また談話として芸術について、コンクールについて等の話もあります。

 「豊かな知識と経験に基いて、穏やかに話される大人の動画」と言えるでしょう。


YouTube: 【大切な話】芸術がビジネス化?!音楽など芸術を広める事が本当に良い事なのか?クラシック音楽、バレエ、オペラ!【音楽談話㉓】


YouTube: 【音楽談話28】芸術じゃない音楽には価値がない?ジャズやロックは芸術?芸術って何シリーズ第2弾!

 私が常日頃感じていることを車田さんがズバリ話してくださいました。何でもかんでも「芸術」と言い、「これは芸術です」と言えばすべて許される風潮の昨今。芸術と芸術でない物の区別ができるようになりましょう。

2022年3月14日 (月)

春といえば

 

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 店頭で見つけた春キャベツ。写真では伝わりにくいですが、目の前にあるキャベツにはビックリ。直径が約30cm(28cmのフライパンより大きい!)、重さは?。とにかく重くて大きいのに値段はなんと150円です。野菜作りは大変なのにこの値段で採算は取れるのでしょうか?

 桜餅も店頭に並び始めました。様々な種類の柑橘類も並んでいます。グリンピースやスナップエンドウ等緑黄野菜も・・・桜色に黄色、緑色と目でも楽しませてくれる春の味覚です。

2022年3月12日 (土)

十字架の道行~エルサレム

 世界中で十字架の道行が始まっています。先週は夫が病院予約の日だったためにK教会へ行けませんでしたが、昨日は十字架の道行に参加できました。夫は長い時間の運転はまだ不安があるので私の運転でK教会へ。来週は夫の運転で行くことができますように。

 エルサレムでの十字架の道行です。イエズス様が十字架を担がれて登られたその道をたどる人達。各留は4ヶ国語で、祈りはラテン語で行われています。


YouTube: Via Crucis sulla Via Dolorosa | Gerusalemme

2022年3月 9日 (水)

四旬節中です

 

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ミモザとローズマリー


 春ですね。庭のミモザが咲き始め、沈丁花は良い香りを放っています。ローズマリーの小さな紫色の花も可愛いです。馬酔木には蕾がいっぱい。3月といえば桃の花、日当たりの悪い所で頑張っている我が家の桃の木も沢山の蕾をつけています。

 四旬節に入り、ちょっと気持ちが沈んでいました。文句を言ったり、怒ったり、怠けたり、祈らなかったり・・・四旬節だからこそより気をつけなければいけないのに・・・だめですね。でも花々を見ているとなんだか元気が出てきます。復活祭までまだ時間はあります。気をとり直して償いの業を続けます。主に祈り、節制して、隣人への慈善には国境なき医師団へ援助を。どんな時にも感情的に怒らずに、穏やかな心で過ごすように心がけます。

 以前司教様が紹介された詩だと思います。シスターが曲をつけて歌っているのをYouTubeで見つけたので載せますね。⇩


YouTube: ある兵士の祈り 古木涼子編.wmv

2022年3月 6日 (日)

善をもって悪に勝ちなさい

だれに対しても、悪に悪を返さず、すべての人の前でよいことを行うよう心がけなさい。・・・自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。・・・敵が飢えているなら食べさせよ、渇いているなら飲ませよ。・・・悪に負けてはいけません。むしろ善をもって悪に勝ちなさい。 (ローマ人への手紙12章)

 悪に対して悪で勝とうとする人たちのなんと多いことでしょう。家庭内の夫婦間の争いや親子兄弟姉妹間での争い、隣人や友達の間の争い、国と国との争い等々、悪に悪で勝とうとした結果、亀裂は修復不可能な状態まで悪化してしまいます。

 私自身悪に善をもって戦うことがいかに難しいかよくわかっています。それでも先ずキリスト者なら善をもって悪にうち勝つように頑張らなければ!それがキリストの教えです。キリストは私たちの罪の贖いのために十字架にかけられました。キリストの教えを知らない人達にも「善をもって悪にうち勝つ」ことが正しい道だと示さなければなりません。とは言っても当事者たちにとってはそんなことを考える余裕などないのかもしれません。かねてからそういう心持ちでいなければ、事が起きてからでは対応できないでしょう。

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 争いのあるところには平和を・・・と、誰もが望んでいるはずなのに、その争いを煽る人たちがいます。悪人を作り上げその悪人に勝つまで戦い続けなければ平和は来ないようなことを言う人達は、まるで戦いをわざと長引かせているように思えます。第二次世界大戦やベトナム戦争、イラク戦争のことはもう忘れてしまったのでしょうか?

 戦いが起きてしまったら次はいかに早くこの戦いを終わらせるか、各国指導者たちの知恵比べです。賢いのはどの人でしょう?火が燃えだしたらそこに油を注ぐのではなく、本気で火を消そうとする人を私たちは見極めなければなりません。

Photoゴルバチョフとレーガン

 この時のお約束、破ったのはどちら?