2023年11月 4日 (土)

こうのとりのゆりかご

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 読売新聞オンラインの一年以上前の記事ですが、こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)の最初の子についての記事がありました。読んでいて赤ちゃんポストがあって本当によかったとつくづく思いました。そして今も続いているこの制度を是非これから先も続けてほしいです。赤ちゃんポストに反対の人こそこの記事を読んでもらいたいです。

読売新聞オンラインの記事のリンク先⇩

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220326-OYT1T50289/

 赤ちゃんポストを批判する人もいますが、そういう人はどちらかと言えば男性が多いような気がします。『ポストは安易に捨て子を助長する』などと見当違いな理由をあげています。女性はどんな事情であろうとできれば生んで育てたいと思う人が大半だと思います。安易に手放す人なんていません。最後の最後の選択肢なのです。だって生むまで10か月間自分のおなかの中で育てたのですから。この気持ちは男性にはわからないでしょう。

 こうのとりのゆりかごのおかげで助かった命があることは事実です。他府県にもこの制度ができることを願います。

*私は子ども(赤ちゃん)を捨てるという言葉が嫌いです。人間を物と同じに見ています。せめて手放すと言ってほしいです。手放すとは誰かに託すという意味が込められていますから。そして「ポスト」という言葉を「捨てるところ」という意味にとり批判している人もいますが、「ポスト」の役目は「気持ちを誰かに届ける」ことです。

2023年11月 2日 (木)

LARGOが歌います


YouTube: На линии огня | Арт-группа Ларго

死者の日+大切なこと

 今日は死者の日です。亡くなられた人たちの霊のために祈りましょう。

 ところで霊といえば聖書の中にもよく出てきます。キリストが悪霊を追い出す話など。つまり悪霊、悪魔は存在します。ただ問題なのは悪霊・悪魔の乱用です。

 カリスマティックな司祭やそれを熱烈に信奉する人たちは悪霊や悪魔に重点を置き、彼らに疑問を持つ人や、受け入れられない人たちに対して「あなたの中に悪霊が入っている」「悪霊が私たちの話を聞くことを妨げている」などと言って相手を脅す行為があることです。メジュゴリエの動画でも同じような場面がありました。

 でも安心してください。私は自信をもって言います。それは悪霊のせいではなく、あなたの守護の天使があなたを護っているのです。ですから脅されるようなことを言われても気にしないでください。いつもの通り祈り、守護の天使に感謝して、主だけを信頼して過ごすことです。「何も恐れるな。神のみにて足りる。(聖テレジア)」です。忘れないでください、神は悪魔より強いのです。大天使ミカエルは悪魔を地獄へ追いやったのです。Photo

2023年11月 1日 (水)

諸聖人の祭日

 今日1日は諸聖人の祭日で、明日2日は死者の日です。同じ亡くなった人を記念する日でも確実に天国にいる聖人は今日、聖人ではない人たちは明日です。

 死者の日に私たちは煉獄にいる人たちの霊のためにできるだけ早く天国へ行けるように祈ります。また犠牲も捧げます。

 今日諸聖人の日には逆に天国にいる聖人たちが私たちの救いを主に執り成してくださるように私たちは祈り、また私たちが聖人たちに倣う生き方ができるように恵みを祈ります。


YouTube: THE LITANY OF THE SAINTS – Gregorian Chant

2023年10月31日 (火)

教会の頭はキリスト

 

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教会の頭はキリストであって教皇ではないという話

Sometimes we speak loosely about the “head of the Church.” Most of the time that’s tolerable, since we are speaking somewhat casually.  Very often people say that “the Pope is the head of the Church.” No. Christ is the head of the Church. The Pope, Successor of Peter, is Christ’s Vicar on earth. Vicar is from the Latin vicarius, “a substitute, deputy, proxy, a locum tenens.” The Successor of Peter is the visible, substitute “head” of the earthly Church. He is the visible figure of unity, one of the Church’s marks or attributes along with holiness, catholicity and apostolicity. The Petrine (having to do with Peter) ministry of the figure whom we call the “Pope” (papacy is an institution that over time developed around the office of the Bishop of Rome, Peter’s Successor) is a constitutive element of the Church that solidifies Christ’s gifts to the Church of indefectibility and infallibility.

Ultimately, however, the Pope is not the “head of the Church.” The head of the Church is Christ.

           (Fr.Z's Blog:「ONE PETER 5」の投稿より)

 そう、私はよく勘違いしますが、この「教皇様は教会の頭」も勘違いしていました。確かに教会の頭は教皇様ではなくキリストです。聖ペトロの後継者である教皇様は地上の教会の目に見えるキリストの代理者であって頭ですが、あくまでも教会の頭はキリストです。

 こう考えると納得できることが多々あります。イライラすることもなくすっきりしました。

2023年10月27日 (金)

翻訳機能と司祭職について

 私は外国語が苦手でいつも夫に助けられています。外国語音痴の私がよく外国語の記事やブログを載せているのを不思議に思われるでしょう。それは携帯のグーグルレンズのおかげです。

 グーグルレンズは物の名前がわからない時によく使いますが、翻訳機能もあります。[レンズ]のアプリを開いて[翻訳]をタップし、翻訳したいテキストを写すと日本語に翻訳されます。便利ですね。私のブログで翻訳の付いていない外国語で書かれた文章にはこの機能を試してみてください。

 でもいくら便利と言ってもグーグル翻訳は正確でない時があるので使う時には注意しましょう。Photo

[Fr.Z's Blog より]

From CNA:

Pope Francis on women deacons: ‘Holy orders is reserved for men’

Pope Francis reaffirmed the impossibility of women becoming priests, or even modern Church deacons, in an interview for a book released Tuesday in Italy.

 以前聞いたことがあるのですが、「司祭が男性でなければならない理由は簡単です。なぜならミサの聖変化の時にキリストは司祭を通して『これはあなたがたのために渡されるわたしのからだである』と言われます。キリストは割礼を受けた紛れもない男性です。ですから司祭も男性なのです」と話されていました。確かにその通りです。フランシスコ教皇様もはっきりと女性司祭はないと言われています。キリストは男性です。ですから司祭職も男性なのです。女性司祭を望む人たちへ:「この問題いい加減終わりにしましょう!教会内に分裂の種をまくのは止めましょう!confident

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平和のための断食・悔い改め・祈り

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 今日をフランシスコ教皇様は平和のための断食と悔い改め、そして祈りの日と決められました。私も教皇様の意向に従って断食・悔い改め・祈りを行います。世界中の信者が心を一つにして祈るなら、その祈りの声を主はきいてくださるでしょう。

2023年10月25日 (水)

ねったぼと蒸し菓子

 

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 Coopで買った⇧軽羹(かるかん)ミックス粉を使って郷土菓子軽羹を作りました。普通は軽羹粉にすりおろした山芋を加えるのですが、このミックス粉にはすでに山芋も入っているので水を加えるだけで作れます。今が旬のからいも(さつまいも)を入れて作ってみました。

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 もう一品は「黒糖きな粉蒸し菓子」です。こちらはホットケーキミックス粉と黒糖・きな粉を使った蒸し菓子です。卵、牛乳、蜂蜜、ひまわり油も入れます。

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 近頃はよく蒸し菓子を作ります。蒸し菓子はカロリー控えめで、胃にもやさしいような気がします。なによりも簡単に作れるのが魅力ですね。

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 秋の味覚からいもといえば母の同級生は同窓会の度に「ねったぼ」を大量に作り持ってきたそうです。母は食べきれなかったものをお土産に持って帰ってきました。その人曰く、「ねったぼは作り方がとても簡単なので大量に作れる」とのこと。からいもの上にお餅を置いて一緒に蒸せばよいそうです。蒸し上がったら一緒にすりこ木でついて好みの量の砂糖をいれて、適当な大きさに丸めてきな粉をまぶせば出来上がり。私はやわらかくて素朴な甘さのねったぼが今でも大好きです。

 今回は鹿女短食育ステーションのレシピを載せました。作り方は他にもいろいろとあるようです。

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さつまいも 400g.  切り餅 100g.

きな粉 40g.  砂糖 40g.  塩 少々

① さつまいもは皮をむいて大ぶりに切り、水にさらし、蒸し器で蒸す。竹串がスッと通るくらいになったら、切り餅を2~4つに割り、いもの上にのせ、餅がやわらかくなるまでさらに蒸す。

② ボウルやすり鉢等の中でつき混ぜる。

③ きな粉と砂糖と塩を混ぜた中に②を大ぶりにちぎり分け、全体にまぶす。

2023年10月24日 (火)

Pizza

 今日のお昼は大好きなゴルゴンゾーラチーズと日曜日に教会で分けてもらったバジルの葉を使ってピッツァにしました。バジルの何とも言えない良い香りとゴルゴンゾーラのコクと香りheart 辛口の白ワインが欲しいところですが緑茶で満足しましょう。

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2023年10月22日 (日)

サンティアゴ巡礼


YouTube: サンティアゴ巡礼9日目・ペドロウソからサンティアゴ・デ・コンポステラまで

 酒井司教様一行は115km の巡礼路を歩き通してサンティアゴ・デ・コンポステラに到着されました。

 巡礼に参加できない私は毎日の動画を楽しみに見ました。YouTubeの動画は配信するまでの編集作業が大変なのに、司教様はご自身の休む時間を削って編集をされ毎日動画をアップしてくださいました。感謝!感謝!ポルトガルのワールドユースデイの時も毎日動画配信をしてくださいましたが、あの時よりも今回はもっと大変だったと思います。さらに感謝!lovely

 巡礼中には動画には映らない様々な事があったと思います。それらすべてを含めて巡礼だと思います。皆さん素晴らしい巡礼ができて主に感謝ですねheart04

召命


YouTube: The existence of God had no influence on my life...BUT THEN

 ある神学生のお話しです。神の存在とは無縁の生活をしていた彼がどのように神に呼ばれたかを話しています。神に呼んでもらえる恵み、その恵みは迷わずに受け取りましょう。Photo

 聖ホセマリアは著作『拓』の中で次のように書いています。

 大勢の男女に向かって叫びたい。子供を神に捧げ、神に仕えさせるのは、犠牲ではなく、名誉であり喜びであると。
 その通りですね。犠牲ではなく本当に喜びです。主に感謝!

2023年10月20日 (金)

Christ in New York City


YouTube: Christ in NYC | World called to REPENT in time of WAR

2023年10月19日 (木)

当たり年

 今年は当たり年、何が当たりかというと電気製品の故障・寿命です。浄化槽のポンプに始まり部屋の電灯、エアコン2台、WiFiルーター、カーナビ、洗濯機、ついでに自転車のライトに目覚まし時計、ラジオも調子がとても悪くて新しく買うか思案中です。

 こんな時もありますね。かわりに大きな台風が直撃しなかったので良しとしましょう。「思い煩うことなかれ!何事も主に感謝!」です。そう、良いことも悪いこともいつも感謝!それが主のみ旨だから。たとえ悪いことを喜んで受け入れることができなくても、受け入れられるように努めましょう。

 ところで酒井司教様たちはサンティアゴ巡礼中です。勿論徒歩で。私くらいの年齢の方も参加しておられます。素晴らしい!⇩


YouTube: サンティアゴ巡礼6日目・パラス・デ・レイからメリデ

2023年10月18日 (水)

佐多岬

 今日は聖ルカ福音記者の祝日です。

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  先週初めて佐多岬へ行ってきました。長崎鼻は何度も行っていますが、佐多岬の方はとても遠いので敬遠していました。やはり遠かった!

 朝9時に家を出て、途中垂水、錦江にしきの里、根占の各道の駅に寄りながら佐多岬に着いたのは午後1時過ぎでした。あいにくの曇り空でしたが、展望台まで行った夫はその雄大な景色に大満足!私は駐車場からの景色で満足!ソテツやガジュマルの木などが生い茂り南国情緒たっぷりでした。

Photo_7 ガジュマルの木

Photo_6御崎神社のソテツ

 佐多岬で買ったお土産はなぜか根占のお菓子「ネッピーパイまん」。タンカンの風味がしておいしかったです。イラストも可愛いですね!

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 根占道の駅では「びわ茶麺」を買いました。そばと思って買って帰り、よく見るとそば粉は入っておらず、琵琶の葉茶の粉末がこの色を出していたのです。味は全くくせがなく素麺のようでした。これも美味しかったですsign01

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 帰りの運転は私がするつもりだったのですが、夜の運転が苦手な私は帰りも夫にしてもらいました。coldsweats01 感謝!

 行きたくても行けない方はYouTubeの動画で楽しんでください。


YouTube: GO!OH!SUMIプロジェクト(本土最南端・佐多岬 Cape Sata in Japan long ver)

2023年10月16日 (月)

聖マルガリタ・マリア・アラコク

 今日は聖マルガリタ・マリア・アラコクおとめの記念日です。

Santa_margarita_maria_alacoque_2  聖マルガリタ・マリア・アラコクといえば「聖心の祝日」。「聖心の祝日」はご聖体の祝日後の金曜日になります。1675年聖マルガリタ・マリア・アラコクがキリストのご出現とお告げを受けてからずっと、聖心の信心と初金ミサは続いています。

 

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 Sr.マルガリタにご出現されたキリストは彼女に告げました。「わたしの聖心はこれほどまでに人々への愛に燃えています。このいつくしみの炎をもはやとどめておくことはできません。この聖心の愛の炎はあなたによって広められ、明らかにされなければなりません。人類を高め、清めの恵みと彼らを破滅から引き上げるのに必要な救いを。わたしはこの偉大な計画のためにあなたを選びました。」(上智大学John Joseph Puthenkalam S.J. ホームページより)

 キリストは十字架にかけられわき腹を槍で刺し貫かれるほどに私たちを愛してくださいました。私たちもキリストの聖心の愛に応えるように、お互いを傷つけあったりせず、悪に傾く生活をあらためましょう。そして十字架上のキリストの傷を仰ぎ見て礼拝しましょう。

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 明日はアンティオキアの聖イグナチオ司教殉教者の記念日です。正教会でも聖人として敬われています。司教は有名な七つの手紙を書きました。その中で、ユダヤ教の伝統である土曜日が安息日ではなく、キリストが復活された日曜日を安息日とするように、ローマ教会は他の教会の頭である。また分裂を避け、キリストに従いなさい。そしてそれまでなかった「カトリック教会」という言葉も手紙の中に出てきます。

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2023年10月15日 (日)

アビラの聖テレジア

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  私が尊敬する聖人アビラの聖テレジアおとめ教会博士の記念日です。今の時代にこそ聖テレジアが必要です。もし今の時代に彼女が生きていたら、きっと力強く回心を呼びかけて教会をキリストの花嫁にふさわしい元の姿に戻したと思います。今の教会を助けてくださるように彼女に取次ぎを祈ります。

2023年10月13日 (金)

秋田の聖母の日のロザリオ

 今月は「ロザリオの月」です。

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 9月15日の秋田の聖体奉仕会修道院でのロザリオの祈りの動画がありました。思わず一緒に祈ってしまいました。とても良い内容と先唱です。

 よくロザリオ祈る時、唱える速度が速いために祈りの言葉をかみしめるひまもなく、ただ機械的に唱えてしまう場面がよくあります。けれどもこのロザリオの祈りのシスターの先唱はゆとりがあり、続く私も聖母マリア様に心を合わせて祈れます。各黙想の招きも決まりきった文章ではなく、司教様の良い招きで、各神秘をしっかり黙想できます。ひさしぶりに皆で唱える良いロザリオの祈りに出合えました。たまにはこの動画を利用してロザリオを祈りたいと思います。


YouTube: 秋田の聖母の日2023 (Marian Day in Akita 2023 )

(6:00~ロザリオの祈り、53:00~ご聖体顕示、1:36:45~ごミサ)

2023年10月11日 (水)

聖ヨハネ23世教皇

 今日は聖ヨハネ23世教皇(在位:1958年-1963年)の記念日です。私が子供の頃の教皇様なので、どんな教皇様か知らない方も多いでしょう。このような教皇様です。⇩


YouTube: PAPA GIOVANNI XXIII 33'

 誰からも好かれたとても良い教皇様で当時の人気はすごかったと聞きました。

 教皇様の自伝を読んだことがありますが、その内容からも魅力的な教皇様だということがよくわかります。神学生の頃祈りに集中できない時があったり、自身で決めたことを果たせずに一日過ごしたことなどが正直に書かれています。それでも少しでもよくなろうと毎日毎日努力していることが伝わります。また身だしなみをいつもきちんとすることなども書かれています。若者、神学生、司祭様方が読むとより有益だと思います。息子たちにも薦めたいのですが、「読む時間はない!」と言われそうですね。coldsweats01 『魂の日記』はすでに絶版となっているようです。残念!是非再版を!

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2023年10月 8日 (日)

心が痛い

 パチャママの次はホピ族のカチーナ人形 が登場! ┐(-。ー;)┌

 アメリカの外交官シンディ・マケインさん(故ジョン・マケイン氏の妻)からヴァチカンへの贈り物だそうです。

 この血の付いたナイフを持っている人形、どう見ても良いものには見えませんが、贈り物がなぜこれなのか?もう全く意味が分かりません。パチャママの様に祭壇に置いたりしないことを祈ります。

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 私は最近ため息ばかりついています。見捨てられているアフリカの国々、一方では自ら戦争を続ける一国への多額の援助、カトリックの教えをゆがめようとする人々、そしてこの人形、・・・なんだか本当にむなしい気持ちになります。祈っても祈っても世の中は悪化する一方ですが、それでも祈り続けなければなりません。・・・でも祈りに集中できません。weep

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平均寿命54歳、病院に体温計も薬もない──中央アフリカで続く、世界が目を向けない深刻な人道危機

世界保健機関(WHO)と中央アフリカ保健省が最近、発表した報告書によると、同国の医療施設のうち、完全に稼働しているのは半分以下。医師の割合も、人口1万人に対して医師0.6人であり、世界最低レベルだという。
 
産婦人科医も不足しているので、妊娠中の女性も、死のリスクを常に背負っている。5歳未満児の死亡率も、世界最高水準にある。
 
「中央アフリカの医療環境は確かに劣悪です。しかし、それと同じぐらい、私は国際社会の関心の低さにショックを受けているんです」──。そう語るのは、中央アフリカにおけるMSF活動責任者のルネー・コルゴである。

「中央アフリカの危機と、現地の人びとの窮状は、世界にほとんど知られていません。この国に寄せられた人道援助資金は、実際に必要な額をはるかに下回っています。現地の治安が悪い上に、物流経路を確保するのが難しいこともあって、各NGOも、援助を必要としている地域に入りにくい。手をこまねいているあいだにも課題は山積する。国際社会は何をしているのでしょうか。中央アフリカは世界最悪の人道危機下にあるのです。現状をこのまま放置してはならないはずです」

国際社会の意識を変えるには、中央アフリカの現状を直視する必要がある。国際社会全体が協力しなければ、この国の人道危機はいつまでも続きかねないのだ。(国境なき医師団H.P.の報告より)
 
 さらに隣国スーダンの国内紛争により約1万4千人もの難民が中央アフリカ共和国へ逃れてきています。中央アフリカだけではありません。たくさんの国が援助を待っているのに軽視されています。こういう記事を見ると本当に胸が痛みます。

2023年10月 7日 (土)

ロザリオの聖母

 

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 1571年10月7日はレパントの海戦、世界史の時間に学習しましたね。オスマン帝国海軍に対し教皇領・スペイン帝国・ヴェネツィア共和国の連合海軍が勝利した日です。でもこの勝利は聖母マリア様へロザリオの祈りを捧げたことによるものといわれ、ピオ5世教皇が10月7日を「ロザリオの聖母」の祝日に定めたということは学校では教わりませんね。

 9月12日の「マリアの聖名の祝日」も1683年9月12日15万のオスマン帝国軍に対しわずか3000のポーランド王は自分と兵士たちを黒い聖母にゆだねて戦い、勝利したことを感謝してできた祝日です。

 今のロシア・ウクライナの指導者が聖母マリア様に勝利を願ったとしても、どちらにも勝利はくださらないと思います。マリア様はお互いが譲歩して武器を置き、これ以上殺し合わないことを望んでおられるから。マリア様が主のいつくしみをとりなしてくださるのは両国の犠牲になり苦しんで涙している人たちです。戦争を煽る指導者や武器を与え続ける指導者のためにマリア様は主にとりなしてはくださらないでしょう。

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  ウクライナの聖母イコン        ロシアの聖母イコン 

           同じ聖母マリア様です heart