pączki
先月27日は「脂の木曜日」でした。亡き夫の国では「灰の水曜日」の一週間前の木曜日を「脂の木曜日」と呼び、ポンチキ(pączki)を食べる習慣があります。そう、この日になるとそろそろ四旬節を迎える準備をしなければと思います。
写真:Laura & PETER ZERANSKI レシピ本より
ポンチキとはジャムやクリームがたっぷり入った丸いドーナツです。義母はドーナツ生地にズブロッカ (Żubrówka)香りのあるウオッカを加えていました。また卵白を入れると固くなるので卵黄だけ、ジャムは近くの森でとれたブルーベリーの自家製ジャムを入れていました。ですから夫にとってポンチキもピエロギもブルーベリーのジャムが入ったものと決まっていました。これが一番美味しいと!各家庭で生地もフィリングも違うようです。
ポンチキのレシピ(約18~24個)*上記の本通りのレシピではありません。
・薄力粉 5カップ ・ドライイースト 小匙4 1/2
・塩 小匙 1/2~1 ・卵黄6個 ・砂糖3/4~1カップ
・牛乳 1 1/2カップ ・有塩バター 1/2カップ ・バニラオイル適宜
・オレンジの皮すりおろし 小匙1 ・ウオッカ等 大匙1~2
・ジャム ・粉糖 ・揚げ油
① ボウルに温めた牛乳とドライイースト、大匙2杯の砂糖、1/4カップの薄力粉を加えて混ぜ、5~10分置く。
② 大きめのボウルに卵黄を溶き、残りの砂糖、塩、バニラを加えてよく混ぜる。ここに①とバターと残りの薄力粉、オレンジの皮、ウオッカも加えて生地がなめらかになるまでこねる。約2時間一次発酵する。
③ 記事を1.5~2cm位の厚さに伸ばして7~8cm の丸形で抜く。
④ 25~30分二次発酵する。
⑤ 160℃位の油で両面がきつね色になるくらいまで揚げる。
⑥ 絞り袋に丸形の口金を付けて、お好みのジャムを入れドーナツの側面からたっぷりと絞り込む。
⑦ 最後に粉糖やアイシングやチョコレートなど好みのものをかける。
以上のレシピはほんの一例です。一個の大きさによって出来上がる個数も違いますし、塩味や甘味は自分の好みに調整してください。ウオッカやオレンジを使わないレシピもあります。お子様用にはウオッカは入れない方が良いでしょう。
今年も喜んで食べてくれる夫はいないので、ポンチキは作りません。家族のために何かすることを犠牲と感じている人もいるようですが、私は逆に家族のために何かできることが喜びでした。自分を犠牲にしていると思ったことは一度もありません。夫が喜べば私も嬉しい。夫のためにも何もしてあげられないことが今は本当に寂しいです。皆さん家族のために何かしてあげられることは喜びです。主に感謝しましょう