洗礼者聖ヨハネ祭日
今日は洗礼者聖ヨハネの祭日です。亡くなった日だけでなく誕生の日も祝うのは洗礼者ヨハネだけですね(勿論主キリストと聖母を除いて)。それは彼が偉大な預言者だからでしょう。
聖人たちは亡くなった日を記念日として祝います。それはこの世の命をなくした日ではなくて、永遠のいのちを得た日だからです。
洗礼者聖ヨハネは「私よりも優れた方が来て聖霊で洗礼をお授けになる」と言っています。そのために皆悔い改めなさいと。それは罪を悔い改めて告白することです。今日私たちは洗礼者ヨハネを祝うその前に先ず私たち自身が悔い改めることが必要だと思います。
成人洗礼を受けられた方で洗礼後の教えが不十分なために、何が罪(小罪)かわからないとか、ゆるしの秘跡の受け方がわからないのでゆるしの秘跡を受けないでいる方がおられるようです。
私が教会学校で神父様から聴いた話です。「家の中はゴミを片付けても掃除をしないでいるといつの間にかほこりが積もっています。だからゴミが無くても掃除をします。私たちの心も同じで、小さな罪がほこりのように積もって心をくもらせてしまいます。だから時々告解(ゆるしの秘跡)をして心の掃除をしましょう」と、今でもよく覚えています。
前に紹介した『祈りの友』にはゆるしの秘跡を受ける前の準備と受け方が詳しく書かれています。特に「良心の糾明」のところでは具体的に詳しく書かれているので、小罪とはどんなものかわかるでしょう。また聴罪司祭に初めて受ける、あるいは受け方が良くわからないと伝えれば神父様が優しく導いてくださいますので、安心してゆるしの秘跡を受けに行ってください。
ムリーリョの幼い洗礼者聖ヨハネの絵は本当に美しいですね。キリストに洗礼を授ける場面や、ヨハネの頭を盆にのせて踊るサロメの絵など沢山の絵画がありますが、私はやはり幼子の姿の絵が好きです。
Murillo
Raffaello
この動画は聖ペトロ司祭兄弟会の叙階式です。 不思議なことに伝統を大切にしている会ほど司祭の召命が多いようです。