聖母月
5月は聖母の月です。薔薇や百合にマリーゴールド、ポピー、菖蒲に藤の花と様々な花が咲きほこる季節です。暖かな光に包まれたマリア様にピッタリの季節ですね。
そして1日は労働者聖ヨゼフの日でした、ヨゼフ様は労働者です。大工仕事をしながらマリア様と共にイエズス様を育てました。
私たちが働く時に、もし助けが必要なら聖ヨゼフ様に執り成しを願いましょう。聖ヨゼフ様は教会の保護者でもあるのですから、その執り成しはきっと効果があると思います。
そして2日は聖アタナシウス教会博士の記念日でした。アレキサンドリアの教会主任アリウスが考えた異端の教えに反論したのが助祭のアタナシウスです。
アリウスは人たちが認めやすい教えにしようと考え、キリストの神性を否定して「キリストは単なる人間であり、神から遣わされた人である」と教え始めました。(奥義を曲げて世間に合わせようとしたのですね)そして多くの司教や司祭、人々がこの教えを受け入れ始めました。
そこで教会の分裂を避けるためにコンスタンチノーブル近くの町ニケアでの公会議が招集されました。その公会議でアリウスに強く反論したのがアタナシウスです。その結果アリウス派は退けられました。この時に決まったのが私たちがごミサで唱える『ニケア・コンスタンチノープル信条』です。
教会によっては『使徒信条』を唱えていますが、私はやはり『ニケア・コンスタンチノープル信条』を唱えるべきだと思います。ごミサはできるだけ短く、簡単に、はやく終わらせたい?いえいえ、大切な所は省略しないで、余計なおしゃべりを省略しましょう。