民主主義
最近教会の中にも民主主義・平等の話を見聞きします。世間と教会は同じでなければならないという考えでしょうか。
かつてこういう考えの人に対して聖書学者であった小平卓保神父様は「世間一般の常識と教会の常識は違いますよ」と、話されていました。それは教会の教えをまげて世間に合わせようとすることへの警告でした。一般社会で言う民主主義は教会にはありません。民主主義とは人に主権のある人間中心、教会は父と子と聖霊の神中心だからです。「教会には民主主義がない」と不満を言っておられる方は、その不満自体間違っています。残念なことに今は「教会の常識は一般社会の常識と同じでなければならない」と言う考えの人が増えているようです。
トマさんは小平神父様と同じようなことを書いておられます。「民主主義、人権、個人の権利が強調される現代社会では、自分を与える「奉献」の価値が理解されません。世の流れに逆らう生き方です。しかし、自分を捧げるとき、自分が最大限に生きるのです。日々、世間の流れに逆らって神への奉献を新たにしましょう。」■*2020/02/02『主の奉献』ミサ説教より
アマゾンシノドスを受けてフランシスコ教皇様の『使徒的勧告』が公布されました。予想に反して()新しい改革はありませんでした。これで怒っている人もいるでしょうが、私は主に感謝!