聖母と悪魔
『悪魔について』フルトン J シーン大司教
“[T]he most holy Virgin, united with [Jesus] by a most intimate and indissoluble bond, was, with him and through him, eternally at enmity with the evil serpent, and most completely triumphed over him, and thus crushed his head with her immaculate foot.
悪魔は決して聖母を支配できなかった。聖母の悪魔に対する勝利は完全な勝利だと言っています。 [Fr.Zブログより]
以前ある神父様の講話の中で、ヴァチカンのエクソシズム(祓魔式)を行う司祭(本物のエクソシスト)によると、悪魔の影響による人は本当にごくわずかで、ほとんどの人は精神疾患などのため、祓魔式より病院での専門的な治療が必要な人が多いそうです。そしてその違いを見分ける一つの方法はその人が誰かと一緒に「アヴェ・マリア(天使祝詞)の祈り」を唱えることができればその人は悪魔つきではないとのこと。真実かどうかはわかりませんが、すぐに悪魔や悪霊のせいにする人がいるので、このことを心に留めて置いても良いかと思います。
今日は使徒聖パウロの回心の祝日です。全世界にキリストの教えが伝えられたのも使徒パウロの宣教の賜物です。聖パウロの突然の回心は主の御業、主の御旨は私たちには計り知れないものです。
・・・旅を続けてダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が輝き、彼を包んだ。彼は地に倒れた。そのとき、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた。そこで彼が、「主よ、あなたはどのたですか」と尋ねると、その声は、「わたしはおまえが迫害しているイエズスである。さあ、立って町に入れ。おまえのなすべきことが告げられるであろう」と言った。(使徒行録9:3~6)