« 傷つくことを恐れてはいけない | メイン | 癒し »

2024年10月25日 (金)

もう一人のカトリック信者

 約2週間前の9日(水)に、パウロ袴田巌さん(88)の再審無罪判決は、静岡地検が上訴権(控訴)を放棄したことによって、無罪が確定しました。

 あの日、このニュースを聞いた時には、言葉にならない喜びがこみ上げてきました。やっと無実が認められ、身も心も自由を得られたのだと思うと、胸にぐっとくるものがありました。

 パウロ袴田さんが洗礼を受けられたのは1984年のことだそうです。その頃の心境については毎日新聞の記事に書かれています。

・・・袴田さんが獄中で書いた日記や手紙をまとめた書簡集には、82年に収容先の東京拘置所で記した当時の心境が残されている。

 この頃から、袴田さんは拘置所内で神父の教誨(きょうかい)を受けるようになり、面会などでも神にすがるような言葉を頻繁に使うようになった。「古今東西、宗教が人間を支えた部分は大きい。それは謙虚な気持ちで合掌し、信ずるものを得るところに大きな救いがあるからだ」。袴田さんは84年10月の日記で、信仰する理由をこうつづっている。そして、同年12月24日に洗礼を受けてカトリック信者になった。(毎日新聞2019年12月15日記事より)

 フランシスコ教皇様が来日された時の東京ドームでのごミサに(2019年11月25日)パウロ袴田さんと御姉様を招待されました。

Photo