断食・祈り・施し
四旬節についてフランシスコ教皇様は、「四旬節は私たちの回心の時です。そして『断食、祈り、施し』は、イエス様が説教で示されたように私たちの回心の条件です。清貧と放棄の道(断食)、傷ついた人に対する愛に満ちた行為(施し)、そして御父との親子の対話(祈り)によって、忠実な信仰、希望、愛を具体的なかたちで表せるようになります」と、話されています。
私は毎年四旬節の終わりの頃になると『今年の準備も足りなかった』と反省してしまいます。でも不完全であっても前年よりはわずかでもよくなるようにと励んでいます。幸いなことに年を重ねるごとに物への執着が少なくなってきました。
今日は「日本の信徒発見の聖母」の記念日です。
『日本人のカトリック信徒は日本にはもういない、カトリックの教えは絶えてしまった』と思っていたプチジャン神父様の目の前に現れた男女十数名の人達、「ここにおります私どもは、みなあなた様と同じ心でございます」という信仰告白を聞いた神父様の驚きと喜びは計り知れません。大きな喜びのうちに主に感謝したことでしょう。その日は1865年の四旬節17日目にあたる3月17日でした。
200年以上の迫害に耐えて、キリストの教えを信じ主を信頼し続けてきたこの信徒たちの純粋で強い信仰、私たちも倣わなければなりませんね。