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2020年10月 8日 (木)

ロザリオの月

 

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 10月は「ロザリオの月」、昨日は「ロザリオの聖母」の記念日でした。

 以前教皇様はすべてのカトリック信者に、10月の「ロザリオの月」の間、毎日「ロザリオの祈り」を唱えるようにと呼びかけています。

 また、悔い改めのうちに信者が一致して、悪魔からの保護を願い、神の聖なる母と大天使聖ミカエルにも祈るようにと促しています。 
 教皇様は「ロザリオの祈り」の最後に、古来の聖母への祈り「Sub tuum praesidium」と、悪との闘いでの保護と助けを願って「大天使聖ミカエルに向(むこ)う祈り」を唱えるよう勧めています。
 

聖母への祈り(終業の祈り)「Sub tuum praesidium」

天主の聖母のご保護によりすがり奉る。
いと尊く祝せられ給う童貞、
必要なる時に呼ばわるを軽んじ給わず、
かえってすべての危うきより、
常にわれらを救い給え。アーメン。

大天使聖ミカエルに向う祈り

天軍(てんぐん)の栄え(さかえ)ある総帥(そうすい)、大天使聖ミカエルよ、
かつて悪魔の大軍が、全能なる天主に反(そむ)きし時、
御身(おんみ)は、『たれか天主にしくものあらん』と叫び、
あまたの天使を率いてかれらを地獄のふちに追い落し給えり。
故に公教会(こうきょうかい)は御身をその保護者となし、特に日本公教会は、
御身をその守護者と崇(あが)め奉(たてまつ)る。
願わくは霊戦に当りてわれらを助け、悪魔を退け給え。
われらをして御身にならいて、常に天主に忠実ならしめ、
その御旨(みむね)を尊(とうと)み、その御戒(おんいまし)めを守るを得(え)しめ給え。
かくてわれら相共(あいとも)に天国において、天主の御栄(みさか)えを仰ぐにいたらんことを。
御身の御取次(おんとりつぎ)によりて天主に願い奉る。アーメン。

 ロザリオの祈りや大天使ミカエルへの祈りは信徒の皆さんなら日頃から唱えているでしょうが、今月は特に意識しながら祈りましょう。そしてこれらの祈りをまだ知らない信徒の方には教えてあげましょう。