Święty Maksymilian Maria Kolbe
今日は「聖マキシミリアノ・マリア・コルベ司祭殉教者の記念日」です。そして聖コルベ神父様は姶良カトリック教会の保護の聖人でもあります。
今年教会には信徒Mさんの寄付により新しい聖コルベ像が置かれました。
聖マキシミリアノ・マリア・コルベ( Święty Maksymilian Maria Kolbe ) 神父様は1894年にポーランドで生まれ、13歳の時にコンベンツァル聖フランシスコ修道会の小神学校に入りました。
大神学生の時にローマへ留学して哲学と神学を学び、そこで司祭に叙階されます。ローマにいる間に「聖母マリアの保護の下に愛と祈りの業をもって人々の救霊に尽くす」という心を同じくする仲間と共に「無原罪の聖母の騎士信心会」を作りました。後にポーランドに帰国してからワルシャワの近くに「無原罪の聖母の騎士修道院」を作り、『無原罪の聖母の騎士』という小冊子を発行して宣教活動をしました。
ポーランドで発行された冊子『無原罪の聖母の騎士』
1930年宣教のために長崎に来たコルベ神父様は『無原罪の聖母の騎士』を日本語で発行し、また大神学校で神学生や哲学を教えました。
1936年コルベ神父様はポーランドに帰国します。1939年ドイツ軍はポーランドを占領し、修道院等を荒らしました。そしてついに1941年ゲシュタポはコルベ神父様をワルシャワの収容所に入れました、その後アウシュビッツへと移されます。その後のことは皆さんよくご存知でしょう。家族のいる男性の身代わりとなり自ら餓死室へと向かいました。食べ物も水も全く与えられずに約2週間後、聖母の被昇天の前日に殉教されました。
コルベ神父様のことを考えると、今の私たちはこの世の命にあまりにも執着して、信仰の弱さからくるのかCOVID-19(新型コロナウイルス)を恐れ、教会を狭く息苦しいものにしているように感じます。
自分の命を大切にする者はそれを失い、この世で自分の命を顧みない者は、それを保って永遠の命に至る。[ヨハネ12:25]
明日は聖母の被昇天です。コルベ神父様が深く愛された聖母に「主が私たちにも神父様のような強い信仰の恵みをくださいますように」と、取り次ぎを祈りましょう。