聖アンブロジウス司教教会博士
今日12月7日は聖アンブロジウス司教の記念日です。ミラノの司教であった聖アンブロジウスはミラノの守護聖人です。
ミラノ司教アウクセンティウスが亡くなった時にミラノの民衆はアンブロジウスを次の司教にと望みました。しかし彼はそれを拒否してミラノから逃げ出そうと試みましたが捕まってしまいます。そして民衆があまりにも熱心に要求するのでそれを受け入れることにしました。
しかし彼はまだ洗礼を受けていませんでした。そこで早速カテキズムを学び洗礼を受けた後司祭に、そしてすぐに司教に叙階されました(374年12月7日)。
アンブロジウス司教は当時異端とされていたアリウス派を一掃して正統な信仰を擁護し、また信徒の信仰教育のために素晴らしい説教をしました。洗礼志願者へ、独身生活について、聖書解釈などの説教は有名です。そしてよく知られていることですが、マニ教に傾倒していたアウグスティヌスを回心に導きました。
以前フランシスコ教皇様がミラノを訪れた時に立てられたミサはアンブロジウス典礼(ミラノ典礼)でした。また12月31日に歌われる『テ・デウム』はアンブロジウス聖歌です。
私はまだ読んでいませんが、この本は聖アンブロジウスが書いた『秘跡論』と『秘跡についての講話』です。読みたい本が次々に出てきて切りがないですね。