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2019年10月 6日 (日)

人間と動物は違うのよ

 今月の4日はアッシジの聖フランシスコの祝日でした。1931年にイタリアで「国際動物保護会議」が開催され、聖フランシスコの祝日にちなんでこの日を「世界動物デー」に制定しました。

 その時から欧米ではこの日に家畜を祝福してもらう習慣が生まれました。しかし近年司祭の中には飼い主と共にペットも一緒に与れるミサを立てている方もおられるようです。教会の外で祝福を授けるだけならまだしも聖堂の中で馬や犬が一緒にミサに与るのは良くないでしょう。ある夫人は、「ペットは家族と同じだから年に1回でもミサに来て、一緒に祝福を受けられてとてもうれしい」と語っていました。・・・・・catface

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 Fr.Zは動物やぬいぐるみの祝福には肯定的ですが、気をつけなければならないと書いています。

However, the difference in the way people are blessed and, on the other hand, the way that critters and stuffed animals are blessed, must be clear.

(しかし、人々が祝福される方法の違いと、その一方で、生き物やぬいぐるみが祝福される方法の違いは明確にしなければなりません。)

 Fr.Zはこうも書いています。

Today, however, it strikes me that more and more people have the notion that critters have immortal souls.   And so there are places that might have a huge pet blessing day, and maybe put out information about rescuing animals, but perhaps not a parish pro-life initiative.

(しかし、今日では、生き物が不滅の魂を持っているという概念を持つ人がますます増えていることに驚きました。 ですから、ペットの大きな祝福の日があるかもしれないし、動物の救助に関する情報を出すかもしれませんが、小教区のプロライフのイニシアチブ[生命を尊重する取り組み]ではありません。)

 そうなのです。問題はここ「生き物が不滅の魂を持っているという概念を持つ人が増えている」ことです。

 家や車、聖具の祝福があるのですから家畜やペット、ぬいぐるみの祝福があってもおかしくはありません。でもそれらの祝福と人間の祝福は違うことを認識しましょう。