使徒ペトロ使徒座(祝)
今日は聖ペトロ使徒座の祝日です。聖ペトロ使徒の祝日は6月29日にあります。では「使徒座」の祝日とは何でしょうか?
聖ザベリオ宣教会のジョヴァンニ・デリア神父様が「使徒座」について説明されています。(尼崎カトリック教会のホームページより)
・・・日本語で “座” と訳されていますが、もともとの言葉は “カテドラ” です。この言葉の意味は、先生が座わって教えている場所という意味です。だから聖ペトロのカテドラと言えば、ペトロの教える使命を強調しています。聖ペトロは、イエスキリストからこの使命を特別にいただきました。・・・
・・・実は “カテドラル” は “カテドラ” から来ています。全世界にある司教様たちは、ローマにある聖ペトロの後継者のように、教える使命を受け継いでいます。信者たちは、カテドラルに行って司教様の教えをいただく時、ローマにある聖ペトロの使徒座と一つになります。
聖ペトロの使徒座の祝日は、カトリック教会が“聖なる、普遍の、使徒的、唯一”であることを祝います。(『聖煙都』2016年2月号)
デリア神父様の説明でよく解りましたね。宣教修道会の神父様方は当然のことながら「宣教」することが目的なので、教会のさまざまなことについてわかりやすく説明してくださいます。教会の教えは勿論のこと、聖人について、教会の歴史や習慣、きまりについて。私は教会でそういった話を聞くのが好きです。
昨日からヴァチカンで「未成年者の保護」をテーマに会合(Incontro su "La protezione dei minori nella Chiesa" )が始まりました。一部では「sex summit」と呼ばれているようにとても重要な問題の会議です。正しい教会の教え=キリストの教えのもとに,会議の結果が私たちを正しい道に導いてくれることを祈ります。
「今まで教会は間違ったことを教えてきました。あなたが学んだキリストの教えは間違っているので改めてください。教会は時代の変化とともにその教えも変わるのです」と言われたらどうしましょう・・・