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2018年10月

2018年10月 4日 (木)

S.Francesco d’ Assisi

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 今日はアッシジの聖フランシスコの日です。アッシジの聖フランシスコについてはカトリック信者に限らずよく知られているので説明は省きます。

   アッシジの聖フランシスコの平和を求める祈り

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Preghierasemplice


YouTube: Preghiera semplice

2018年10月 3日 (水)

大天使聖ミカエルへの祈り

 

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 フランシスコ教皇様は10月のロザリオの月にあたり、ロザリオの聖母への祈りに加えて大天使聖ミカエルへの祈りも願われました。

 「大天使聖ミカエルへの祈り」はヴァチカン公会議まではよく祈られていました(日本では『大天使聖ミカエルに向う祈り』の方)。教皇様が祈るようにと言われても今日本では「大天使聖ミカエルへの祈り」を知らない人が多いでしょう。

大天使聖ミカエルへの祈り

大天使聖ミカエル、戦いにおいてわれらを護り、悪魔の凶悪なる謀計(はかりごと)に勝たしめ給え。天主のかれに命を下し給わんことを伏して願い奉る。あゝ天軍の総帥、霊魂をそこなわんとてこの世をはいかいするサタンおよびその他の悪魔を、天主の御力によりて地獄に閉込め給え。アーメン。

至聖なるイエズスの聖心、われらをあわれみたまえ(この部分を3回繰り返す)

大天使聖ミカエルに向う祈り(日本でよく祈られていた)

天軍の栄えある総帥、大天使聖ミカエルよ、かつて悪魔の大軍が全能なる天主に反きし時、御身は『たれか天主にしくものあらん』と叫び、あまたの天使を率いてかれらを地獄の淵に追い落とし給えり。故に公教会は御身をその保護者となし、特に日本公教会は、御身をその守護者と崇め奉る。願わくは霊戦に当りてわれらを助け、悪魔を退け給え。われらをして御身にならいて、常に天主に忠実ならしめ、その御旨を尊み、その御戒めを守るを得しめ給え。かくてわれら相共に天国において、天主の御栄えを仰ぐに至らんことを。御身の御取次によりて天主に願い奉る。アーメン

 ヴァチカン公会議後「大天使聖ミカエルへの祈り」が軽視されたのと同じように「告白の祈り」からも大天使聖ミカエルは消えました。「全能の天主、終生童貞なるマリア、大天使聖ミカエル、・・・」と始まる祈りだったのに、今は「全能の神と、兄弟の皆さんに・・・」です。また私が子どもの頃はこの告白の祈りの時に「これわがあやまちなり、わがあやまちなり、わがいと大いなるあやまちなり。」と、自分の胸を打ちながら祈ったのをよく覚えています。

 新しい回心の祈りとなってから大天使聖ミカエルだけでなく洗者聖ヨハネ、使徒聖ペトロ、聖パウロ、諸聖人が消え、胸を打つところもなくなりました(日本だけ?)。どんどん祈りが簡単に短くなるのはまるで「長い祈りは大変だから簡単に短くした方が楽でしょう」という悪魔のささやきのようにも聞こえます。またロザリオの祈りも速い!「何をそんなに急いでいるの?」と言いたくなります。祈りの言葉の意味をよく黙想しながら祈りたい。もっとゆっくりと祈りましょうよ。

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2018年10月 2日 (火)

ツイートbot

 最近息子がツイートbotを始めました。トマス・ア・ケンピス『キリストにならう』を自分で日本語訳しながらのツイートbot。なかなか良いです。その中から印象に残ったものを。

・長生きを望むばかりで、よく生きることに心を用いないのもまた空しい。

・自分をよく知る人は自分を低く評価し、人からの賞賛も喜ばない。

・現世のみについて気を使い、来世の事柄に備えないのもまた空しい。

・あなたよりも博識で法律に通じている人が多くいるのに、どうしてあなたは人よりも優れた人だと思おうとするのか。

・自分自身を何ものでもないと思い、常に他人について高く評価することは、大きな知恵であり完全さである。

 ITやAIはどんどん進化するばかり。私はとてもついて行けません。ツイート+bot???  botとはロボットのことだそうです。ITやAIは正しく利用すれば素晴らしいです。ただそれを悪用するととんでもないことになります。

 だから科学の世界にこそ哲学が必要なのです。どんな機械でもそれを動かすのは人間。その人間がどういう考えを持っているのか、どういう考え方をしているのかが大切です。

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(哲学中~人間について考えています。)

2018年10月 1日 (月)

ロザリオの月

 

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 いよいよロザリオの月になりました。今月は小さき聖テレジアの記念日に始まり、守護の天使、アッシジの聖フランチェスコ、そして中野神父様の司教叙階式、聖ヨハネ23世教皇、大聖テレジア、聖マルガリタ・M・アラコク、聖ルカ福音記者、御受難会の創立者十字架の聖パウロ、聖ヨハネ・パウロ2世教皇と喜びの日が続きます。いつもより多め?にロザリオを祈ることにしましょう。

 ところで、私たちが聖母像に向かってロザリオを唱えていると、いまだに「偶像崇拝だ」と言う人がいるようです。もう少し(もっと)カトリックについて学べばそれは偶像崇拝でないことがよくわかるでしょう。勉強不足ですね。

 5月の聖母の月と、今月のロザリオの月はマリア様に関する月なので、なんとなく優しく柔和な気持ちになります(気持ちだけで・・・口は相変わらずcatface)。ところで他の月も特別な呼び名があるのをご存知ですか?

 3月は「聖ヨセフの月」、6月は「聖心の月」、11月は「死者の月」ですね。店頭にはもうハロウィン商品が並び始めましたが、あなたがカトリックならハロウィンで騒ぐのではなく11月1日に諸聖人、2日にはすべての死者のために祈りましょう。私はハロウィンでの大人のバカ騒ぎが嫌いです 。ばか騒ぎをする大人が嫌いなのではなく、大人のばか騒ぎが嫌いなので、誤解のないように。think

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今日の福音から~ヨブ記1章21節

「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主が与え、主がお取りになった。主の名は祝されますように」。