聖カミロ・デ・レリス司祭(病人と医療従事者の守護聖人)
ローマの聖マグダラのマリア教会へ行った時に、一つのチャペルの前に聖カミロの御絵が沢山置かれていました。私は後で知ったのですが、この教会に聖カミロが埋葬されていたのです。私もご絵を一枚いただき、病気の人のために聖カミロに取り次ぎを祈りました。
1550年に生まれた聖カミロの性格は短気で攻撃的で、しかも賭博やお酒が好きな生活をしていました。しかし、ある修道士の説教を聞いて回心し、悪い習慣を断って病院で働き始めました。そして聖フィリッポに司祭になることを薦められて、34歳で司祭になり、2人の同志と共に「病人のしもべ」(Ministers to the Sick)という修道会(後のカミロ修道会:Camillians)を創立しました。
カミロ修道会は病人に仕える聖職者修道会です。会員は肩や胸に赤い十字架をつけて活動し、この修道会の活動が赤十字運動のもととなりました。聖カミロ・デ・レリスは、病者と医療従事者の守護聖人です。