助祭叙階式
ローマではお祝いや記念のごミサには普通にラテン語ミサがあげられていました。様々な国の人々が集まる時に、昔からごミサで使われていた共通のラテン語を使うことによって、キリストを中心に集まった一つの羊の群れを思いおこさせます。キリスト教徒は言葉、人種の違いを超えて一つであるとラテン語ミサは示しています。私がラテン語ミサが好きなのはそういう理由からです。
助祭叙階式が行われた BASILICA DI SANT'APOLLINARE
さて、肝心の助祭叙階式です。Giuseppe Versaldi 枢機卿様の主司式でラテン語で行われました(みことばの典礼と叙階の儀はイタリア語)。連願もラテン語です。入祭の唱は「Cant'ingresso」、ご聖体拝領の時の唱は「Anima Christi」、閉祭の唱は「Regina Caeli」。聖堂に響く神学生のパイプオルガンの音と合唱、一気に荘厳な雰囲気へと・・・。祭壇上の人々の服装・動きが洗練されていて、叙階の儀式も流れるようにスムーズに運び、見ていてとても心地よいものでした。
一人のタンザニアの神学生には彼の教区の司教様が来ておられました。8年ぶりに両親に会った神学生がいたり、叙階の儀の時に号泣される家族がいたり・・・。それぞれにこみ上げるものがあったでしょう。そしてすべての人が感じたのは主の限りないいつくしみと愛だと思います。
神学校の祝賀会で歌うタンザニアの女性たち:美しい!
祝賀会場には「わたしが来たのは仕えるためである」というキリストの言葉がそれぞれ6か国語で書かれ、国旗と共に貼られていました。
歌と踊りで喜びを表現するアフリカの学生たち
最後にヨハネ・パウロ二世の「召命のための祈り(Preghiera per le Vocazioni)」をとなえて終わりました。素晴らしい助祭叙階式と祝賀会でした。主に賛美と感謝!