今日は「ロザリオの聖母マリアの祝日」です。それはレパントの海戦(1571年10月7日スペイン・ベネツィア・ローマ教皇の連合艦隊がオスマン帝国艦隊に勝利)の日です。
教皇ピオ5世は「無敵と言われたオスマン帝国艦隊に神聖同盟が勝利したのはロザリオの祈りを聖母に捧げたから」ということでこの日を「ロザリオの聖母マリアの祝日」としました。ヨーロッパにとって今日はとても意味のある祝日なのですね。そして1883年教皇レオ13世は10月を「ロザリオの月」として聖母に捧げられました。
私は「ロザリオの祈りは何よりも強い武器」だと教えられました。苦しい時、悲しい時、不安な時、怒りがこみ上げる時、そして嬉しい時、幸せな時、主に感謝する時にも、いつでもロザリオの祈りを聖母に捧げること。聖母は必ず主にとりなしてくださるから。電車やバスの中で、駅のホームで、病院の待合室で、散歩しながら・・・いつでもどこでもロザリオを祈ることはできます。
夫婦だけになっても毎晩二人で一緒にロザリオを祈れることは主のお恵みです。
10月4日はアッシジの聖フランシスコ修道者の記念日です。フランシスコ教皇様は今年の8月4日にアッシジを訪問なさいました。
(写真:L'Osservatore Romano より)
Porziuncola-Assisi
今はとても大変な時代です。聖フランシスコの時代もそうだったでしょう。貧しい人と富める人、人間としての尊厳が踏みにじられ力の強い者が弱い者を支配する社会・・・。そして何よりも悲しいのはそれが当たり前と思い、何も感じない人達がいることです。強い者は弱い者を助け、富める人は貧しい人に分け与える、憎しみではなくゆるしを・・・。教皇はいつくしみを願い聖フランシスコは自分を平和の道具にしてくださいと主に祈りました。