司祭
キリストによってキリストとともにキリストのうちに、聖霊の交わりの中で、父であるあなたに、すべての誉れと栄光は、世々に至るまで。
会衆
アーメン
今日は世界中の司教座で午前中は聖香油のごミサがあり(諸事情により他の日のところもあります)、夕方から主の晩餐を記念するごミサがあります。キリストは最後の晩餐でご聖体を制定されました。
以前M司教様(故人)は「ご聖体,すなわちキリスト様のからだをいただくということは,私たちのからだが,キリスト様の一部分となるという意味です。そしてご聖体をいただいた人達が一つの体になる,教会になるということを表しています」と話されました。また、「ご聖体の深い意味を悟り,何よりもご聖体をいただくことによって,教会を愛する,兄弟を愛するとともに教会を作るということが必要です」と。
ご聖体を敬い、尊び、崇めることが希薄になりつつある現代、ご聖体の深い意味を黙想する必要があるでしょう。
余談ですが、ノートルダム大聖堂の火災の時に聖ペトロ会(FSSP)の司祭がご聖体と聖遺物を持ち出して焼失を防ぎました。さすが聖ペトロ会の司祭ですね。感謝!
ただし、ニュース等では聖遺物=キリストの茨の冠のことばかり取り上げています。しかしはっきり言ってキリストが現存されているご聖体の方が聖遺物などとは比較にならないくらいずっと大切です。もし仮に茨の冠が焼失してもご聖体が無事なら私はとても嬉しいです。
聖週間が近づくと聖堂の十字架を聖金曜日まで紫の布で被うということを以前書きました。『トマさん祈りの部屋』でこのことについて書かれていました。わかりやすい説明なのでここに一部添付します。
聖週間が近づくと十字架像が紫色の布で覆われて、隠されます。どうしてでしょうか?私たちの心の中のイエスも、度々このように隠されたり、隅に追いやられたり、見て見ぬふりをされているのではないでしょうか?隠している正体は、怠け心や世間体や自己愛、高慢心です。このように、心に被いかぶさっている布を取り去らなければなりません。心の真ん中に十字架のイエスを据えるのです。紫の布は聖金曜日の受難の式「十字架の礼拝」で取り除かれます。すると、私たちのために苦しみを受け入れ、血を流し、私たちを生かすために自らの命を捧げてくださったイエスが目の前に立ち現われます。そして、私たちも心の布を取り去って、十字架のイエスを再発見するのです。(『トマサン祈りの部屋』2019.4.9四月の黙想会より)
ギリシャ正教会の音楽で、今の時期にピッタリな曲を見つけました。是非聞いてみてください。
YouTube: Greek Orthodox Christian Byzantine Music in AgSofia Kabarnos βυζαντινή μουσική
以前にも書きましたが、「フランスは教会の長女」と呼ばれてきました。しかし今は皆さんご承知の通りです。Fr.Zはこのパリでの惨事についてこうコメントしています。
I wonder if this dreadful shock will awaken the Faith of the Church’s eldest daughter.
(この恐ろしいショックが教会の長女の信仰を呼び起こすのだろうか。)
まさに目覚めてほしいですね。再び「教会の長女」と呼ばれるのにふさわしい姿を期待しています。
「この世に形あるすべてものはいつかなくなる。永遠なのは主のみ。」
いつもこの言葉を意識しています。ですからノートルダム大聖堂が焼けても喪失感はありません。でも、フランスの人たちにとってはやはり悲しいことでしょう。
サラ枢機卿様は:
Card. Sarah: “Tonight, I pray for France which means a great deal to me. I pray for the French people who are legitimately horrified by the horror of the Cathedral of Paris in flames. I pray for the faithful, devastated by sadness. Notre Dame will live gain because the Mother of God wants it so.”
ポーランドの「枝の主日」です。
日本と違いますね。
ポーランドには椰子の木はありません。
エルサレムの人々は手に棕櫚の葉(正確には椰子の葉)を持ち、イエズス様を歓喜の声で迎えました。ポーランドでは椰子の葉の代わりに木に綺麗な花の飾りをつけたものを持って、イエズス様のエルサレム入城を喜びます。若者は数メートルもある高い飾りを持つこともあります。
以前棕櫚の葉と蘇鉄の葉の違いを書きましたが、棕櫚と椰子も違うことを認識せずにそれについて書きませんでした。ある人の話によると、聖書に書かれているのは椰子の葉で、これは棕櫚の葉とは違うとのこと。聖書を日本語に訳した当時、日本には椰子の木がなかったので似ていた棕櫚の木の「棕櫚」と訳したようです。蘇鉄でもなく棕櫚でもなく本当は椰子の葉でした。 ヤシの葉を手に持って~救いの主を迎えよ~
と歌うのが正解かな?
いよいよ受難の歩みが始まろうとしています。聖週間が始まります。
At my Latin Rite church, for this 1st Passion Sunday (5th of Lent) - 2019 - I saw:
四旬節第5主日から聖堂にある十字架を紫の布で覆います。十字架だけでなく聖像や聖画も被う教会もあります。
Fr.Zのブログでアンケートがありました。私の答は2番目。最後の答の1%の人はプロテスタントの教会の人かな?
「すべてを覆っている」と答えた人が60%もいることは素晴らしいですね。意味のある伝統は生きています。
YouTube: Gelatina 3D Flores 💐 Comestibles Y Encapsuladas Para NEGOCIO o Para REGALAR 👌🏻
YouTube: Gelatin art | Gelatin art cakes - Gelatin art flowers compilation, 3d gelatinekunst
3Dゼリーというものが流行っているのでしょうか?美しいゼリーの動画が沢山あります。簡単そうに作っていますが、技術が必要でしょう。
こんなにきれいなゼリーならご復活祭のお祝いにも最適ですね。でも私にはちょっとハードルが高すぎて、作る気力がわきません。ちょっと練習したら作れそうなのが青い花のゼリーかな。
挑戦したい方はどうぞ!!⇩
YouTube: 3D Getting Art, Gelatinas Artistica Gelatinas Artistica / Floral Paso A Paso
YouTube: How to make 3D Gelatin Art Cake
YouTube: GELATINA Para Mamá 3D fácil de hacer y deliciosa / Para Negocio en casa
こちらは型を使ったゼリー。これなら私にも作れそう。見た目だけでなく味も美味しそうですね。⇩⇩
YouTube: Témoignage de Sophie
以前紹介したこのビデオを時々見ています。自分が主から離れてしまいそうになる時、ソフィーさんは教えてくれます。十字架のキリストの意味や信仰について。
特にこの四旬節の間何度も見ました。いつ見ても私の心に響きます。聖ホセマリアが言っているようにソフィーさんは自分の生活を聖なるものにしています。まさに聖なる人です。
先週の高千穂牧場から見た高千穂峰と桜。
牧場のお店で見つけたのが初めて見る野菜「プチベール」。芽キャベツくらいの大きさで湯がくと鮮やかな緑色になりました。フランスから来たお野菜とか、レストランなどではすでに利用されているようです。私はほとんど外食しないので知りませんでした。
クセや苦味がなく、甘みとシャキシャキした歯ごたえがありとても食べやすい野菜です。これなら子どものお弁当のおかずにも良いでしょう。10~12個で108円、とても経済的です。家の近くの店でも売って欲しいな。coopの共同購入でも取り扱って欲しい!
桜の花とプチベールで春を堪能しましたが、我が家の庭にも春が訪れていました。
桃の花⇧ ツツジと馬酔木⇩ ブルーベリーの花も満開です。
今日で「聖ヨセフの月」も最後です。私が今月読んだ本は『聖ヨセフに祈る』です。コンヴェンツァル聖フランシスコ会のカシアノ・テティヒ修道士が1958年に書かれたものです。テティヒ修道士は『もっと聖ヨセフに対する信心が広まるように』と願って書かれたそうです。確かに私を含め多くの人の聖ヨセフさまに対する信頼や信心は聖母マリアさまに比べればあまりにも弱く浅いようです。
さて、今日はレターレ。つい溝辺の修道院のお菓子「レターレ」を思い浮かべてしまいます。四旬節も半分過ぎて、ご復活祭が徐々に近づいてきましたね。
写真:Fr.Zのブログより
YouTube: The beauty of Traditional Catholicism
伝統的カトリックは美しいですね!
東ティモールコーヒーを買うことのできるお店をもう一軒紹介します。
『珈琲問屋』さんです。このお店は焙煎・挽き方を好みで選べます。
特別なコーヒー → 限定品 へと進んでください。在庫があれば購入できますよ。
国民のほとんどがカトリックの東ティモールについては以前から知ってはいたのですが、遠い国のこととしか思っていませんでした。しかしあることをきっかけに東ティモールを身近に感じるようになりました。そして東ティモールのために何かできないかと考えている時にコーヒーの話を聞いたのです。国内でこの国のコーヒーを買える店を探していたところこの「西山珈琲」に出会ました。
「西山珈琲」のホームページより
http://www.nishiyama-coffee.com/index.html
コーヒーの注文はこちら⇧からどうぞ!
コーヒーを飲んで東ティモールを応援しましょう。
B.E.P.Murillo: Annunciation
信仰宣言:
・・・主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、・・・
ニケア・コンスタンチノープル信条:
・・・聖霊によって、おとめマリアよりからだを受け、人となられました。・・・
ごミサの中で『信仰宣言』を唱える時も『ニケア信条』を唱える時にもこの箇所になったら頭を下げて敬意を表します。教皇様もそうするでしょう。特に今日は跪くこともあります。このお告げによって聖マリアは神の母となられました。ですから「神のお告げ」は特別に大切な大祝日なのです。これはカトリックとプロテスタントとの大きな違いでもあります。
毎日お告げの祈りを唱えるのもその証です。
マリア様とヨセフ様にご保護と主への取り次ぎを祈りましょう。お二人に祈れば必ず主に取り次いでくださいます。
* ポーランドのチェンストホヴァのヤスナ・グラからはYouTubeでごミサの中継がありました。
5月18日に尊者グアダルーペの列福式がマドリードで行われます。(旅行の申し込み締め切りは3月18日まででした)
尊者グアダルーペさんは一般の女性信徒です。彼女を紹介するビデオがあります。
YouTube: ¿Quién fue Guadalupe Ortiz de Landázuri?
彼女は1944年の初め、友人を通してオプス・デイ創立者、聖ホセマリア・エスクリバー神父と知り合い、後にこう語っています。「あの司祭を通して、神が私に話しかけておられるのだと確信していた。」と。
聖マリアの夫、イエズス・キリストの養父であり、全教会の保護者聖ヨセフ。
こちらのご像は眠っている聖ヨセフ。そう、フランシスコ教皇様がフィリピンで話されたあの聖ヨセフです。いつも天主はヨセフが眠っている時に「マリアを妻に迎えなさい」「エジプトへ逃れなさい」「国に帰りなさい」と告げられました。そしていつでも天主のみことばに素直に従いました。
聖ヨセフは天主を信頼しきっていたので、マリア様とイエズス様をどんな時にも優しく強く守ることができたのでしょう。天主からマリア様とイエズス様を任された聖ヨセフは夫・父親の鑑です。
アビラの聖テレジアも聖ヨセフを信頼し祈っていました。「私は聖ヨセフにお願いして、聴き容れられなかったことはありません」と、言っています。