今日は使徒聖マチア(マティア)の祝日です。使徒マチアはイスカリオテのユダのかわりに使徒に加わった人です。その活動は不明ですが、最後に殉教したことは確かなようです。
さて、ファティマの聖母の日にロシアについて少しふれました。ファティマに聖母がご出現された頃はロシアは社会主義国家へ進み始めていました。その後社会主義国家ソ連が崩壊してロシアになってから国歌も変わりました。ピロシキーズがロシア国歌を日本語に意訳して歌っています。 ロシア聖なる我が国よ~ ~ ~ ~ 神が護られしこの地 ~
元気の出る曲と共に歌詞もなかなか良い国歌ですね。気に入りました。
YouTube: ロシア人が日本語で歌う「ロシア国歌」- Гимн Российской Федерации на японском языке
ファティマの聖母はルルドの聖母と同様に世界中でよく知られています。
ポルトガルのファティマという村で3人の子どもたちの前に聖母マリア様がご出現されました。1917年5月13日のことです。そして聖母は様々なメッセージを託されました。
聖母マリア様がご出現される時は必ずメッセージがあります。そのためにご出現されます。
そしてそのメッセージで共通しているのは私たちの回心と贖いです。私たちがあまりにも主から離れ、主を冒涜する生活を送っている時に、聖母は悲しみのあまり私たちにメッセージを送られます。
そこには聖母マリア様が私たちの現状にどれほど涙しているか、そして回心を促して償いの方法を教えてくださっています。そう、そこには私たちが救われる希望があります。聖母マリア様はただ悲しみ、絶望を伝えるのではなく、本当は希望、私たちが救われる道を教えてくださっているのです。
「ファティマの第3の予言」について騒ぐことはありません。第3の予言にどんなことが書かれてあっても、第1、第2の予言で聖母が言われた通りに私たちが回心して聖母の意向にそって、よく告解(ゆるしの秘跡)をして主日には必ずごミサに与りご聖体をいただくことやロザリオを祈ることを実行することが大切です。ロシアはすでに聖母に捧げられていますし、憲法を改正してその中に主キリストを入れようという試みも起こっています。
聖母のご出現は私たちが救われる道を教えてくださっています。希望なのです。聖母のメッセージを素直に心を開いて聴き従いましょう。「私たちの母であるマリア様ありがとうございます!」
「公開の」ミサが中止されている現状にあって、関口教会大聖堂では、毎日大聖堂主祭壇にて聖体顕示が行われています。
聖体訪問や聖体礼拝は、カトリックの長い伝統の中で培われてきた、イエスとの交わりの恵みです。特に、聖体顕示は聖体として現存しておられるイエスと私たち人間が直に向き合うことのできる空間です。そして、聖体礼拝は単なる崇敬ではなく、それを行う人と師イエスとの内的な一致をもたらします。それは霊的聖体拝領にもつながります。
聖体顕示、聖体礼拝の際は、是非、顕示されている聖体の側近くでお祈り下さい。そして、「今ここ」におられる主イエスと親しく交わる一時を持っていただければと思います。[カトリック東京大司教区H.Pより]
ご聖体礼拝についてよく説明されていますね いつも教会の中にはイエズス様がご聖体という特別なかたちで現存されておられます。たとえ誰も訪ねてくる人がいなくてもイエズス様はじっと待っておられます。ご聖体を訪問するとイエズス様はとても喜ばれるでしょう。そして聖櫃から出ておられる時はわたしは特に嬉しいです。
皆さんもそう感じませんか?
新型コロナウイルスの影響で同窓会は延期になりましたが、その前にオンライン会をすることになったそうです。幹事さんからスマホやパソコンに会議用アプリ「Zoom」をインストールしてくださいとメールがきました。
『う~ん、インストールができても使い方がわからん!頼りの息子はいないし・・・』ここは欠席ということで参加しない(できない)ことにしました。
ずっと専業主婦で会議など縁のない私はLINEも上手く使いこなせないのに、Zoomはハードルが高すぎました。( ̄~ ̄)
外出を控えている間ついパソコンに向かう時間が長くなってしまいますが、でもこんな素敵な動画を見つけました。美しいイタリアのために毎日祈っています。
YouTube: ITALIA - Scusate se è Poco!!! ( #andrà tutto bene )
MEN! Get your shoes on!
YouTube: Traditional Latin Mass Server Quarantine Workout.
Fr.Zが紹介する面白い動画です。初めてこの動画を見た時「なぜこの少年は丸太を持って走っているのだろう?」と不思議に思いました。
しかし動画を見ていくうちに納得!十字架を持つ時、跪く時、跪いて待つときにふらつかない様に、香炉をしっかり振れるように、椅子に腰掛けていても静かにじっと動かずに待つことができるように、たとえニャンズがしがみつくような予想外のことが起きても動ぜず侍者の務めが良く果たせるようにするためのトレーニング。公開ミサがなく侍者の仕事がない今こそ鍛えましょうという動画でした。
この少年は伝統的ミサの侍者ですね。さすが!心の美しさがそのまま型に表れていて所作が綺麗、決まっています。
復活節第4主日、今日は「世界召命祈願の日」でもあります。世界的に司祭修道者の召命が少なくなっている中、アメリカやヨーロッパの一部の修道会では逆に増えているようです。
また5月は「聖母の月」ですね。昔から10月の「ロザリオの月」にはロザリオを唱え、聖母の月には聖マリアの連祷を唱えていました。今は聖マリアの連祷(聖マリアの連願)は忘れられロザリオを唱えるようです。教皇様もロザリオを祈りましょうと言っておられます。勿論いつものようにロザリオもしますが、私は素直ではないので「聖マリアの連祷」を夫と一緒に祈ります。みなさんも「諸聖人の連祷」だけではなく「聖マリアの連祷」もあることを思い出してくださいね。私はやはり文語で、口語の祈りがよい方は『カトリックの祈り』の190p.「聖マリアの連願」を見て祈ってください。司祭修道者の召命をお願いしましょう。
労働者聖ヨセフの日です。聖ヨセフの日は3月19日、今日はわざわざ「労働者」とついています。聖ヨセフは妻の聖マリアと息子のイエズス・キリストを養うために働きました。家族のために働くことは自分が家族の犠牲になることではなく、自分の喜びとなりますす。家族よりも自分自身をより愛している人には犠牲と感じるでしょうし、家族を愛している人には喜びと感じるでしょう。
母親の労働「子育て」も同じですね。母親が子育てを自分にとって犠牲ととらえるか、喜びととらえるか。子育てほど素晴らしい労働はないのに、その素晴らしさに気づいていない親は結構多いのです。わたしの言う「素晴らしさ」とは喜び、悲しみ、苦しみ、心配、期待などすべてが含まれています。色々なことがあるからこそ素晴らしいのです。
父親業、母親業というと男女共同何とかから苦情がきそうですが、父親の役割、母親の役割{家事分担のようなことではありません)は今も昔も変わらずにあると思います。
労働者聖ヨセフは労働者の模範であり父親の理想の姿です。労働者聖ヨセフに取り次ぎを祈りましょう。
労働者聖ヨセフよ、あなたは主イエズスの養父に選ばれ、お告げのとおり、幼子イエズスを聖母マリアと共に守られました。
あなたは御子イエズスと共に暮らす中で、仕事を、すべて人に仕える事へと高めて下さいました。
こうしてあなたはイエズスが成長するまで、天地創造の御業を行う天の御父の姿を示す役割を、担って 下さいました。それは、人間の父としての最高の姿でありました。
仕えられるためではなく、仕える者として、命 までも私たちにお与え下さった、御子イエズスに倣って私たちの日々の勉強や仕事も、すべての人に 仕える事へと変えられていきますように。
また、イエズスとともに、御父の創造の御業の良き協力者と なれますように、私たちを導いて下さい。アーメン。
シエナの聖カタリナ(Santa Caterina da Siena 1347-1380年)はアビラの聖女と同様に周りの人たちの無理解、誹謗中傷によってとても苦しみました。
当時教皇様はローマを離れ、教会は苦悩と困難の中にありました。彼女はドミニコ会の第三会員となり、人々の回心と教会刷新のために働きました。司祭の人間的な弱さや不完全さも十分に知りながら、それでも司祭たちを深く尊敬しました。それは司祭が特別に秘跡を行う力を授けられているからです。教皇様にも働きかけ、教皇様自身がご自分の責務を忠実に果たしてくださるようにと願いました。
彼女は遠い昔の人ではありません。今も教会の困難の中で、私たちがキリストの教えに忠実に従い、ご聖体によって生きるようにと励ましておられます。今日は特にウイルスで苦しむイタリアで暮らしている人たちのために聖女の執り成しを祈ります。
幸いなことに今日もごミサに与れました。ご聖体によって生かされていることを知っている人にとって、ゆるしの秘跡とご聖体の秘跡を受けられることは何よりの喜び、主からの恵みです。ですからなお一層ごミサに与れない人たちのことを思うと、胸が痛みます。ご聖体を待ち望んでいる人達が一日も早くご聖体をいただくことができるように、この感染症(COVID-19)の終息を祈りました。
いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。
(2020年4月3日 日本カトリック司教協議会認可)
今日は聖マルコ福音記者の祝日です。聖マルコといえばヴェネツィアの聖マルコ大聖堂(Basilica di San Marco)を思い出します。
今は新型コロナウイルスでとても苦しんでいる水の都ヴェネツィア。毎年多くの観光客が訪れるサン・マルコ広場にも人影はありません。
新型コロナウイルスと戦う人達へジョーン・バエズが歌っています。彼女からの応援には特別な力を感じます。
YouTube: Joan Baez (2020) for all the Heroes
ひょっとして、もしかして、ジョーン・バエズを知らない?そんな方にはこの動画を見てもらいたいです。⇩
復活節なのに今一つ喜びが・・・、ラジオから流れるのは暗いニュースばかりです。
不要不急の外出は避け、家でマスクを作ったり音楽を聴いたり読書をしたりメダカにエサをあげてはぼーっと眺めたり、ニャンズとお話したり・・・ゆるーい生活を送っています。唯一主日のごミサに与ることが刺激ですが、これもいつまで出来ることか。
この曲を聴くと心に火がつきます。くすぶっていた歓喜が再び燃え上がる感じがします。まだまだ復活節、アレルヤ!アレルヤ!
皆さんもご存知のようにイタリア北部では新型コロナウイルス感染が特にひどく、医療従事者も多く亡くなられています。
今日は YouTube の動画を紹介します。北イタリアのベルガモ(ヴァイオリンの制作で有名な町)の音楽家が作った曲です。これは著作権などすべてがベルガモ医療従事者支援に使われます。
LINEでの拡散をお願いされたのですが、私の LINE友達の数は片手で足りるくらい少ないので、このブログにも載せることにしました。きれいなメロディー、聴いているといつの間にか一緒に「Rinascerò Rinascerai」と口ずさんでいます。一人でも多くの方がYouTubeで聴いてくださいますように!
東京都内では救急車で救急搬送される患者さんが「新型コロナウイルス感染の疑いがある」と病院に報告すると、受け入れてくれる病院がなかなか見つからない事例が増えているそうです。病院側にすればウイルス対策がなく、看護師たちを含め院内感染になる可能性のある受け入れはできないでしょう。そんな中、次のようなニュースがありました。
新型コロナウイルス感染症に対する追加の緊急経済対策として、所得制限を設けず、国民1人あたり10万円を給付するよう要請。首相は「方向性を持ってよく検討したい」と応じた。
今日にも家賃や食費に困っている人達には10万円でも30万円でもできるだけ早く給付するべきだと思います。しかしそうでない人に今お金を配る必要があるのでしょうか?マスク(466億円?)にしても同じです。
今お金を使うべきところは感染の疑いのある人や感染した人たちを受け入れる病院とスタッフでしょう。中国のように簡易病院を立ててはどうですか?国境なき医師団は世界中でウイルス感染対応の経験があります。彼らにアドヴァイスをもらい救急搬送の人が一人も断られない体制作りにお金を使ってほしいです。
また、医療用マスク、防護服、酸素吸入器、人工呼吸器、そして何よりもワクチンの開発のために。
あれだけ「新型コロナウイルスと闘う」と威勢よく言うのなら、本気で考えてください。私が10万円もらっても貯金するだけで、払った税金の一部が戻ってきたとしか思えません。政府には「私が払った税金は有意義に正しく使ってください」と言いたいです。
最近「むっ」とすることが多くて、少し熱くなっています。四旬節の反動かな?相変わらずアナグマは来るし、わたしを怖がらずにじーっと見つめます。
YouTube: Andrea Bocelli: Music For Hope - Live From Duomo di Milano
イタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェリさん。ウイルスに苦しむ人々に向けてミラノのドゥオーモから歌によって希望を与えてくださいました。Panis Angelicus, Ave Maria, Sancta Maria, Domine Deus カトリック教会で歌い継がれている祈り、そしてAmazing Graceです。
聖母マリア様のご加護を祈り、死にうち勝って復活された主を信頼しましょう。主は光です。
皆さん、昨日の教皇様の祝福 「Urbi et Orbi」を受けられましたか?私はできませんでした。楽しみに待っていたのです。
インターネットで夕方6時(ローマ10時)から教皇様の復活主日のごミサに与りました。説教も無くいつもよりずっと早く終わりました。続けてすぐに祝福があるのかそれとも例年通り8時(ローマ12時)からなのか・・・少し悩んだのですが・・・「きっと教皇様は少し休まれていつもの時間に始めるでしょう」と勝手に思い、私は夕食へ。食事を終えて戻るとなんと祝福は終わっていました。録画を見ると、教皇様はごミサの退場後しばらくして再び登場されていました。
わたしが待つことよりも夕食の方を選んでしまった結果です。(反省)待つことは大切ですね。そしてどんな場合でもその結果を受け入れることも大切です。
イタリアの教会の主日のごミサで唱えられていたアレルヤ唱を見つけました。
私の知っている「アレルヤ唱」と曲は同じですが歌詞が少し違います。⇩
Signore nostro tu sei risorto
Tu sei la luce del mondo
Singore nostro tu sei risorto
Alleluia Alleluia
Alleluia ×10回
YouTube: Alleluia (canto per Cristo)
ケーキに卵、キッシュにワインと今年もお祝いができました。カプレーゼとキッシュは娘が作ってくれました。ケーキも娘からのお土産、伊万里の聖母トラピスチヌ修道院のマーブルケーキです。すべてぜ~んぶ美味しかった!
そして何よりもご復活主日のごミサに与ることができたのは最高のお恵みと喜びです。主よありがとうございます。
ごミサに与ることのできなかった多くの方々のために祈りました。そしてこの新型コロナウイルスが一日も早く終息しますようにと。