« 聖ペトロ聖パウロ使徒 | メイン | 35度猛暑日 »

2024年7月 1日 (月)

福者ペトロ岐部と187殉教者

 

Mimaki
  今日は福者ペトロ岐部と187殉教者の記念日です。数日前から『殉教者』(400年前、聖地エルサレムを訪れた初の日本人・ペトロ岐部カスイ。ローマで司祭となり、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる日本に戻った男の生涯)を読んでいます。その苦難に満ちたローマへの旅、そして殉教。それはただ主への愛の証。また187人の殉教者のうち183人は子どもを含む信徒たちでした。

 現在福者高山右近を聖人にという声を聞きますが、私はペトロ岐部と187殉教者を聖人にと願っています。

 「日本にキリスト教は根付かなかった」という人もいますが、私はそうは思いません。宣教地でこれほど多くの殉教者を生んだ国が他にあるでしょうか?確実にキリスト教(カトリック)は日本に根付いています。大浦天主堂での信徒発見のシーンを思い起こしてください。もう日本には信徒はいないと誰もが思っていたのに・・・数は少なくても信仰の根はしっかり付いていたのです。ですからその証として殉教者たちを聖人のくらいに上げましょう。ただ私の心の中では日本で殉教したすべての人達はすでに皆聖人です。confident

 長崎でも司祭、修道者の召出しが少なくなっていると耳にします。長崎の信徒の皆さん、皆さんは先祖に根付いた信仰を脈々と受け継いでおられるのです。それは私が望んでも得ることのできない主からの特別なお恵みだと思います。誇りをもって再びその信仰を燃え上がらせてほしいです。

Photo


187

Kn229_51