労働者聖ヨセフの日
今日は復活節第3主日と同時に労働者聖ヨセフの記念日でもあります。
以前教皇様は、「神はご自身に協力する者となるよう、ご自身の活動・仕事を人間に託されました。人間の労働は神から受けとった召命であり、仕事を通して創造することで、人を神に似た者とします。」と話されました。
労働とはヨセフ様の大工仕事、マリア様の家事や育児を始め農業、漁業、林業、医療福祉、教育、警察・消防、建設業、サービス業等々すべての仕事です。そしてすべての労働者の尊厳は守られなければなりません。
ヨセフ様は家族のために大工仕事に励み、マリア様も家族のために家庭の中で働きました。今の時代多くの女性は「家庭での家事や育児は自分の時間を奪い、自由を奪う」と思っているようですが、マリア様は家族の幸せのために働けることが喜び、家族のためにこそ自分の時間を使いたいと思っておられたようです。そして今、マリア様のように家事や育児を大切な労働と考えて、それを選ぶ女性(専業主婦とも言います)もいることを忘れないでほしいです。家庭での家事や育児も素晴らしい仕事です。