油を分けてあげない5人のおとめ
今日の福音朗読(マタイ25章)は「10人のおとめのたとえ」です。キリストは天の国をたとえられて話されました。10人のおとめがそれぞれにともしびをもって、花婿を迎えに出て行く話ですね。おとめたちのうち賢い5人は壺に油を用意し、愚かな5人は油の用意をしていませんでした。花婿の到着が遅れて、愚かな乙女たちは賢い乙女たちに「油を分けてください」と頼みましたが、賢いおとめたちは「分けてあげるほどはありません。それより、店に行って買って来なさい」という話です。結局愚かなおとめたちは間に合わず婚宴の席には入れませんでした。
「婚宴は神の国の姿、主人はキリスト、賢い乙女は神に従う人、神の国の訪れはいつかわからないので常に神に従って目を覚ましていなさい」という教えは何度も聴いてきました。しかし今までずっと「賢い乙女たちが油を少しも分けてあげない」ことにひっかかっていました。
そして今日やっとS神父様の説教ですっきりしました。
「この油は乙女たちの信仰のたとえです。自分の信仰を他人に分けてあげることはできません。分けてあげられないかわりにアドバイスしてあげました」
ごミサの説教はとても大切ですね。私たちの信仰教育です。説教で他人の批判や家族への不満等は聴きたくありません。私たちが倣うべき良い行いの話(聖人についてとか)なら聴きたいです。
愚かな乙女たち キリスト 賢いおとめたち