三位一体の主日(祭)
エル・グレコ作:三位一体 (キリストを抱く父、キリスト=子、鳩の形で表現される聖霊)多くの画家が三位一体を描いていますが、わたしはこのエル・グレコの作品が特に好きです。
私たち信者は「父と子と聖霊のみ名によりて、アーメン」と言いながら十字をきります。カトリックの神とは父と子と聖霊というそれぞれペルソナ(位格)を持つ神です。しかし三つの神がいるのではなくひとつの唯一の神です。
難しいでしょう。頭で理解しようとしてもなかなか・・・だから先ず信じることが大切なのです。
日本で「神」というと八百万の神、火や水や山や木や様々な神々を思い浮かべる人、あるいは自然は神の現れの一つである(汎神論)というような考えの人がいるので、誤解されないように私はよく「天主」という言葉を使います。
ご復活祭の後は「主の昇天の祭日」「聖霊降臨の祭日」「三位一体の祭日」「キリストの聖体の祭日」と続きます。昔と違い今は教会の祭日や祝日をあまり意識していない人達が多いように思います。祭日や祝日の大切な日なのに、亡くなられている個人のためのごミサ(葬儀ではなく)を頼まれる方がいたりします。昔はそういう人はいなかったように思うのですが・・・。余計なことですがごミサ依頼は教会の祭日祝日は避けて他の日に頼まれるのがよいと思います。司祭は毎日ごミサをたてていますから。
歩いて巡礼(本物ですね)
Santuario della Santissima Trinita de Vallepietra