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2018年5月30日 (水)

『烏賊墨の一筋垂れて冬の弥撒』

 

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 実は最初にこの本を手に取った時、一瞬で読む気が失せたのです。その理由は本の帯です。なんと私の大の苦手なA.Cさんが書いていて、しかも本の中にも前田大司教様との対談が載っていたのです。「前田大司教様はA.Cのファンなのか・・・、それなら私とは合わないのかも・・・」と思ってしまったのです。

 しかしせっかく興味を持って(通販なので詳しい内容や帯のことは知らず)買い求めた本なのでとにかく読んでみよう、A.Cさんとの対談はとばせばよいと思い読み始めました。

 「読んで良かった」素直な感想です。やはり枢機卿になられる方の話ははっきりしていて、あいまいな優しさ?ではないです。勿論100%書かれていることに同意見ではありませんが(例えば化粧品の話など)、キリストや教会の教えに関しては納得です。ご自身の病気についてのお話も私にとって良い教えとなりました。A.Cさんとの対談も話されているのはもっぱら前田大司教様の方ばかりなので、気にせずにスッと読めました。

 頭から拒否するのではなく、すべては意味があり主は与えられているのですから、それを受け入れることが大切だと今回のことでもわかりました。

 ところで肝心の俳句についてですが素人の私には批評できません。皆さんが読んでみてそれぞれに感じてください。