聖ホセマリア~『道』
聖ホセマリアは聖書が語っていること以上の話はしません。すべて聖書が語っていることをもとにわかりやすく、丁寧に話しています。
だからこそ世界中の多くの人が彼に引き付けられ、彼の話を聴きたいと思うのです。私も聖ホセマリアの『道』をくり返し読みます。特に信仰について疑問を持つ話を聞いた時や、信仰心が萎えてきた時には必ず読みます。
例えば、近年「煉獄を見た、苦しむ霊魂を見た」「霊魂が救われて天へ上るのを見た」「私は聖霊降臨を体験した」などと言う人の多いこと。極めつきは新興宗教教祖の元妻がカトリックの洗礼を受けた後エルサレムに行って「自分の後ろに聖霊が降臨している写真」というものをアップしたこと。???聖ホセマリアは書いています。
362 私には奇跡はいらない、福音書にある奇跡だけで充分だ。それよりもむしろ、義務を遂行し、神の恩寵に応えるあなたが欲しい。
384 迷うな!あなたの判断がぐらつくのを見て、書き送った。・・・「悪魔はたびたび気品のある仮面、時には霊的な仮面までつけてしのび入るのです。」
と、私がいくら書いても多くの人は『道』を読もうとはせずに、奇跡を求め、奇跡の話に心奪われるのです。
昨晩読んだ『道』から一つ、
309 神の正義にはどれほどの憐みがあふれていることか。人間の裁判で罪を自白すると罰せられる。神の裁きで告白すれば赦される。聖なる告解の秘跡を賛美しよう。