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2019年2月19日 (火)

司祭を生きる

 先日フランシスコ教皇様はアメリカの大司教(元枢機卿)の聖職位をはく奪しました。明後日からは全世界の司教協議会会長によって「未成年者保護」をテーマとする会合がバチカンで開催されます。

 そんな中、菊地大司教様のブログで、亡くなられたお二人の教区司祭についてのお話があり、その中で「司祭」として生きることについて書かれている文を読みました。

「司祭」として生きることは、いわゆる職業としての司祭を務めることなのではなく、司祭を生きることそのものであります。「これとこれの、定められた業務を果たせば司祭がつとまる」のではなく、その生涯をかけて、最後の瞬間まで司祭を生きるのだと思います。その司祭を生きる人生は、自分のためではなく、主のために、さらにはすべての人のために、生き、死んでいく人生です。(『司教の日記』2019年2月16日)

 とても重い言葉です。改めて司祭職は単なる職業ではないこと、司祭は死ぬ瞬間まで司祭として生きなければならないことを認識しました。

 そのためにも私たちは司祭のために祈らなければ、祈りで支えなければいけないと思いました。

教皇庁聖職者省「司祭のための祈り」

主イエスよ。
あなたは至聖なる聖体のうちにおられ、
あなたの司祭を通してわたしたちの間で永遠に生きておられます。
あなたの司祭のことばが、ひたすらあなたのことばとなり、
彼らの行いがあなたの行いとなり、
彼らの生き方があなたの生き方を真に示すものとなりますように。

司祭が神の民を代表して神に語り、
神の民に語りかけ、
勇気をもって奉仕し、
あなたのみ心のままに教会に仕えることができますように。

司祭が現代において永遠の神をあかしし、
あなたに従って歴史の道を歩み、
すべての人のために善を行うことができますように。

司祭がその務めを忠実に行い、
召命と使命を熱心に果たし、
司祭としてのあるべき姿をはっきりと現し、
与えられたたまものを喜びをもって生きることができますように。

聖母マリアに祈ります。
御子に最後まで従われたように
いつまでもあなたの司祭とともにいてください。アーメン

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